AUDUSDの上位足と短期足の買いのハーモニック AUDUSD’s bullish harmonic patterns

AUDUSDは、10月下旬の下げ方に比べ、ローソク足の動きも異なり、「もう上がるだろう」、「いや、まだ下げだ」という思惑の交錯が入り始めたエリアにいることを想定できます。AUDUSDは、先週から日足で見つけることができたブラックスワンに注目です。AUDUSD may bounce with a blackswan pattern but further patience is required.

同じ方向へGO!大きなハーモニックパターンと小さな仲間達!

Small patterns in larger patterns give us an edge to enter the market

(注:この記事は2017年11月21日に投稿していたものです)

買い、あるいは売りというように、同じ方向を示唆するハーモニックパターンが異なる時間足で複数検出されると、そのPRZ(潜在的反転ゾーン)は、かなり強力なサポートやレジスタンスとなることを示唆します。このPRZの周辺に、フィボナッチエクステンション、リトレースメント、エクスパンション、プロジェクションなどのキーレベルやピボットポイントなどが重なってくると、プライスアクションを見てエントリーを検討するに値すると考えてよいかもしれません。

AUDUSD(豪ドル・米ドル)

画像のように日足のブラックスワンですので、日足レベルの買いを示唆していることがわかります。

青い線は過去に意識されているサポートとレジスタンスのライン。

白いラインは下からのトレンドラインです。ハーモニックパターンを使っていないトレーダーでも意識するであろうコンフルエンス(節目)ゾーンが形成されているのがわかります。

 

AUDUSDの節目のエリアとフィボナッチレベル

上記の画像ではわかりづらいので、トレーディングビューを使って、上記のチャートで示したピンクのトレンドライン、紫のボックスのサポートエリアを描画しなおしています。

検出されたパターンはグレーで表示しています。前回の安値を使って青のバットパターンも候補として描画できます。

AUDUSDの現在のコンフルエンス(節目)の根拠にあるのは、サポートとレジスタンスのライン=昨年の年ピボット、トレンドライン、フィボナッチリトレースメントレベルの61.8%戻しなどです。

チャートは必ず左をみて、去年のピボットポイントなど過ぎたサポレジを意識することが大切です。これは日足のパターンですので、PRZはピップ数が広く、まだエントリーをしてはいけない場面です。もう少しズームインしてみます。

AUDUSDの1時間足に潜むシャークパターン(逆三尊と相性がよい)

4時間足と1時間足にはシャークの買いパターンが出ており、現在、反転を試みています。青い線は、日足のブラックスワンの反転ポイントのラインです。

ここで思い出しておきたいのは、シャークパターンは50%戻しレベルで成立する5-0パターンと関係が深いこと。今のシャークパターンから、50%戻したレベルで頭を押さえられています。ここを、上抜けできなければ、もうひと下げあることを示唆することになります。

さらに、日足のコンフルエンスゾーン(節目)はもう少し下にありますので、ずるずると下げる展開も予想されます。11月のじりじりとローソク足がつまったような下げ方は、先週早くにハーモニックパターンを検知して買いでエントリーしたトレーダーにとっては一番いやな損切を味わうパターンです。

安値を更新せずに、下げ止まりの押し目をつけるかどうか、ローソク足の形、ボリンジャーバンドや1時間、4時間足の20MAもどこにあるのかを見て総合的に判断していきます。シャークパターンから5-0パターンを形成する値動きをする相場の場合、思い出しておきたいことがあります。

5-0パターンから下げてきても安値を割らない場合、逆三尊となります。つまり、下落トレンドの場合は、シャークパターン、5-0パターン、安値切り上げで逆三尊というコンビネーションを頭の片隅に入れておくといいですね。なお、節目は、まだ下の方にあるということをしっかり頭に置いておきます。一旦警告が出ても、レジスタンスでは売りの勢力がいるので、気を付けたい場面です。

豪金利のチャートで見る節目とフィボナッチレベル

もう1つ根拠を増やすために、豪ドルに連動するものの動きもチェックしています。こちらは豪10年債の金利のチャートです。

サポートエリアに落ちてきており、A・サイファー(アンタイサイファー)を形成かという場面です。A・サイファーのPRZはもう少し下ですが、このチャートで金利が反転し上昇することは、豪ドルにとって好材料となるので、豪ドルは買いという目線になります。

これに合わせて、GBPAUD、EURAUDなどでオージードルに関連するペアで、何か売りのパターンが出て、プライスアクションが出ていれば、オージードルの売り目線を買いに切り替えていってもいいかと思います。なお、GBPAUDには、売りのブラックスワンが出ておりますが、PRZの上限がまだ上の方です。

また、ポンドは、ポンドに連動するものがレンジ状態ですので、GBPAUDのペアを素直に選んでよいのかは、様子見しないとわかりません。

GBPもAUDも上がる要因がある場合、どちらかが弱い通貨にはならないので、難しいかもしれません。通貨ペアを選ぶ際は、強い通貨と弱い通貨の組み合わせ選ぶ方が無難だと教わったので、GBPAUDの動きはレンジなったりする可能性もあり注意かもしれません。 ヾ(°∇°*)

異なる時間足でも価格が同じ方向に向かうことを示唆するハーモニックパターンについての参考記事

11月20日投稿記事「Double Gartleys in Gold – ゴールド vs 2つのガートレーパターン 強烈に決まりましたね^^

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