今回はちょっとくらい背景になるのですが、今出ているハーモニックパターンをシェアします。明日の雇用統計前にドル円など各通貨が微妙な場所にいますね。A larger harmonic patterns still hold their PRZ in USDCHF, USDTRY and USDCAD. NFP is tomorrow but we may have to be cautious handling a temporary spike up.
豪ドルは買い?ハーモニックパターンに聞いてみよう!
Australian dollar may gain strength.
(注:この記事は2017年12月7日に投稿していたものです)
明日以降主役はオージードルになる可能性がありそうです。ウィークリーレビューで、上昇に転換かという内容を記載していたのですが、上からかぶさってくる日足の20MAと4時間200MAで撃ち落とされました。逆に言うと、200MAをヒットした時点で、いったん利食いを入れ、深追いをしないことで、逃げ切れた動きでした。トレンドには逆らうなですね。
豪ドルの強弱とハーモニックパターン
現在は、オージー関連の通貨ペアに気になるパターンが出ています。オージードルは売りにセンチメントが傾いていますので、売り込みすぎると、アッパーカットを食らう可能性があるという感じでそろそろ警戒準備に入ってもよさそうかと思います。
AUDUSDには買いのブラックスワンが検出されています。最後の下攻めがある可能性は高いですが、現在、日足で確認できる大きなサポレジ転換エリアに到達しているので、急に反発してきても慌てずに、短い時間足で、反転のパターン確定、安値切り上げなどを見て買い目線も考えられます。
EURAUDには、売りのブラックスワン。ただしユーロも対ドルで上がる可能性がありますので、ユーロも強く、オージーも買いに反転となると、レンジになる可能性もありますよね。週足のパターンですのでPRZ(潜在的反転ゾーン)は、当然広くなりますが、他のペアでオージーが動き出すとこのペアも要注意です。
AUDJPYには買いのバタフライパターンと、4時間足で買いのシャークパターンが出ており、PRZが機能すれば、他のオージーペアと合わせてみても一致する目線は買いになります。
なお、似たような買いのブラックスワンはEURUSDにも出ており、DXYはきれいな売りのガートレーが検出されていますので、EURUSDをショートで攻めている場合はそろそろ警戒した方が良いかもしれません。
USDJPY (ドル円):Bat pattern (バットパターン)
USDJPYは、112後半にあるレジを抜けてこないと買い目線にはなりませんが、ポジション動向など別の複数の要因も合わせると、NFPの結果に期待して買いでエントリーするというよりは、ショートを考えてもよいのかもしれません。
NFPでいったん上昇する可能性ももちろんありますが、ひげで終わって、焦ってショートに切り替えということがないように、バットパターンが機能するのか、あるいは以前にも書いた鬼のフィボナッチプロジェクション1.13%まで伸びて、高値更新に見せかけて、ひげを付けて落ちる可能性もあるというのを考えています。
ハーモニックパターンが出てきたら、いつも通り、すぐにエントリーをするのではなく、移動平均線の傾き、サポートやレジスタンス、ボリンジャーバンドとろうそく足の位置関係、フィボナッチのレベルなど、基本のテクニカルツールを使って、ポイントを絞り込んでいくようにしています。例えば、ゴールドとシルバーにも買いパターンが出ており、マーケットは非常に忙しい様相です。
Gold・金
ゴールドでは、青い線が日足のボリンジャーバンドー2、黄色がブラックスワンのPRZの最下限を表しています。よくチャートを見ていただくと、今の価格帯でのろうそく足とボリンジャーバンドマイナス2との位置関係は非常に気味が悪いです。。。。
またこの黄色い線上には、ウィークリーS2ピボットがいます。ハーモニックパターンを使ってない方は、このウィークリーのS2をターゲットにしている可能性も想定できます。
また、ここにはわかりにくいのですが、薄い水色で示したように、10月12日からの高値からABCDパターンができており、ある一定の節目であることがわかります。そのため、ここから無理にショートを仕掛けるのはちょっと待つ方が良いという判断をしています。
ゴールドも、シルバーもレンジが続いたり、センチメントがまだ買いに傾いてないのですが、シルバーにも大きな日足の買いバタフライが検出されてお、警戒した方が良いと考えています。
参考記事
「ハーモニックパターンと通貨の強弱:CAD(カナダドル)の動きが気になりますね♪ – CAD on the focus」