Back to basics:トレンドライン、ボリンジャーバンド、プライスアクション:株式指数、ユーロドル、ドル円

先週の投稿で記載していたトレンドラインが効いた相場。ウォームアップしていたように見えたボラティリティにも動きが出ていますね。長期足のチャートを見るとエッジのあるラインが走っているチャートがたくさんあります。今週もハーモニックパターンからの動きなどをシェアします。The markets rocked and VVIX shot up.

日足と月足のチャートも一見の価値あり

Daily and monthly charts must not be forgotten.

(注:この記事は2020年2月2日に投稿していたものです)

推進波、それとも調整波!?

ドル円はブラックスワンからギャップダウン!!

先週投稿していたブラックスワンやフィボナッチレベルをギャップダウンしたドル円は、キーの年ピボットのある108.497円まで下落してきましたね。

その後の様子では、年ピボットを下抜けています。ブラックスワンのPRZの下限があった108.90円あたりには、先月のピボットと画像右に見える赤で示したフィボナッチリトレースメントレベル50%も重なっていたのですが、ここでボックス圏を作るプライスアクションが出ているのが見えると思います。

ちょっと反発して上昇した後、さらにこのレベルを下抜けて、フィボナッチリトレースメントレベル61.8%まで到達し、ここでもまた反発しています。その後、下げてきて、茶色の年ピボットも下抜け。このまま次の78.6%まで到達かというチャートになっています。

前回の投稿で赤でi,ii,iii,iv,vと可能性のある推進波のカウントを記載していました。赤のカウントのvの後、ギャップダウンしてからの動きを見た時に、フィボナッチリトレースメント50%より反発した動きは、3波であって5波ではないです。

だとすると、2つシナリオが描けませんか?

まずは、このABCの反発をひとまわり大きい第1波1と第2波として、ドル円が、現在、第3波にいるというシナリオ。つまり、推進波の継続です。一方、すでにヘッドアンドショルダーズパターンから下落してきた波が5波であった経緯を見ると、「5-3-5」という調整波のフォーメーションも想定できます。

同じ画像ですが、こちらでは紫のAとBを見ていきます。

ヘッドアンドショルダーズパターンからの下落を継続し、ギャップダウンしてつけたフィボナッチリトレースメントレベル50%での安値を紫のA、その後反発したABCの3波の動きを紫のBとするカウントです。

この場合、金曜日のプライスアクションは、C波の最中で下落継続と想定できます。意地悪なC波であれば、5つの波を築いて推進波のような動きを継続するのでセンチメントはおそらく円買いにぶっ飛ぶかもしれませんね。

今週、年ピボットがレジスタンスになるか?週明け、またギャップダウンするのか?ブラックスワンのPRZでプライスアクションが出ても最終的に突破した場合は、ハーモニックパターンが使えないということではありません。パターンが機能して一旦プライスアクションが出た後に突破するということは、トレンドが出ているということですよね。

なぜなら、ブラックスワンは、推進波と相性がよさそうだからです。「エリオット波動とハーモニック Part3:推進波とブラックスワン(Impulsive wave & Blackswan)

ユーロドルのキーレベルは$1.10183

先週投稿していたユーロドルのサイファーパターンのPRZ(洗剤的反転ゾーン)でのプライスアクションを見ると、「売り?買い?」という感じで捕まりやすい動きでした。

$1.10183は、サイファーが示していた価格ライン。ユーロドルは日足のチャートを見ると、この価格ラインは、昨年の9月以降行ったり来たりしているラインです。月曜日から下げてきてはいたのですが、この辺りで新たに持った売りのポジションは金曜日にドカーンとスクイーズされています。

ポンドドルのでかいブラックスワン

1月31日、ビッグベンの鐘と共にEUを離脱した英国。といっても特にすぐに何かが変わるわけではないようです。ポンドの場合、ブレクジットの投票後の下落で検出されたブラックスワンから反発し、さらに下げてきて、再びブラックスワンのPRZから反発しているチャートです。

1時間足など短期的には、プルバックがあるかもしれませんが、長期の足にハーモニックパターンがいる以上、長期的な買いという目線もありです。

SP500:トレンドライン、フィボ、ボリンジャーバンド参戦!?

株式指数は、先週投稿したトレンドラインからの動きを復習しておきたい相場です。また、日足のチャートを見ておくと、日足に見える移動平均や年ピボットとの位置関係が見えやすいです。特に先週の画像で掲載していたGER30とEUR50のドイツ株価指数が横向きの動きに移行した高値の辺りには、月足のボリンジャーバンドの2シグマも走っているのが見えると思います。

SP500の月足を見ても、ボリンジャーバンド2シグマの辺りで形成された1月のローソク足は、DOJIです。引き続き、リスクリワードが逆転し、リワードを追ってきた年末相場から、それに対するリスクの方が増大している相場環境ですので、注意したいですね。

こちらは以前投稿したSPXのフューチャーズのES1のその後ですが、フィボナッチプロジェクションが伸び切った「ザ・伸び切りゾーン」から下落してきています。

ブルーのボックスと赤のフィボナッチリトレースメントレベルの辺りがターゲットとなるか?

来週のプライスアクションを見ていきましょう。

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