ドル円チャネルブレイク、ユーロドルの3ドライブパターン、ドルスイスの5-0パターン – EURUSD’s 3-drive

ボラティリティインデックスがすでに上昇し始めていた今週は、FOMCから動きが出ました。ドル円は売りのブラックスワンも出てきて、円買い目線をシナリオにいれていたのですが強烈に下落。FOMCで上げたドルインデックスですが、後半下げてきたこともあり、来週はユーロドル、ポンドドル、豪ドルの動きが気になりますね。引き続き、ボラティリティはオンです。USDJPY tanked with a bearish blackswan while DXY reversed its course after FOMC. Volatility spiked. Let’s see if Gold could still hit 1479 area or it ended an up-move.

ハーモニックがタイミングよく出たボラ相場

Technical analysis basics such as resistance at SP500’s $3020.50 and USDJPY’s channel have been in play in this volatile market.

(注:この記事は2019年8月3日に投稿していたものです)

スリードライブやブラックスワンに注目したい通貨ペア

トルコリラ円のスリードライブパターンが効く!

TRYJPY Bearish 3drive 3 Aug 2019 トルコリラ円のスリードライブパターンが効く!

クロス円は下げましたが、前回の投稿で記載していたトルコリラ円のスリードライブパターンが効きましたね。

この上昇波ドル円と似ていて、推進波というよりは調整波のジグザグした動きでしたので、売りでエントリーされた方はいい感じで取れているのではないでしょうか?

ユーロドルはスリードライブとフィボナッチ比率がマッチするレベルで反撃開始!?

ユーロドルには、ユーロドルの日足、週足、月足の長期足で買いのスリードライブパターンが検出されています。

下落がきれいなABCに見え、画像ではフィボナッチプロジェクションの1.261の場所でスリードライブパターンが完成して、反撃。一発目の警告となります。

ユーロドルの4時間足に見える推進波での下落

4時間足を見ると、オレンジのフィボナッチエクスパンションのレベル5.0、ピンクのパターンで示したフィボナッチプロジェクションのレベルは1.618です。また、7月11日からの下落は、5波からなる波で完了した印象があります。

ドルインデックスも前回のチャネルを上に抜けましたが中に戻ってきており、立ち上がりからのフィボナッチエクステンションなどは伸び切っているので、やはり押し目が欲しいです。ドル円の下げ、ドルスイスの5-0パターンを考えると、来週初めは、ユーロやポンドが少し巻き返す可能性もありそうですので、戻りを待って売りポイントを探すこといなりますね。EURUSD may bounce back.

ドル円のブラックスワンとチャネルブレイク

8月1日にキャプチャしておいた売りのブラックスワン。ドル円は、FOMCや雇用統計がありましたが、上昇を続ける目線になれなかった要素がありましたね。テクニカル分析、チャートパターン、フィボナッチ、ハーモニックなどが結果的に効いた相場でした。

下記の画像にあるように、紫色のチャネルを形成した動きからチャネル上限をややヒットか?という場面で4時間足ではMACDがダイバージェンス気味でした。下落の起点となった場所は、2015年と2016年の高値と安値を使ったフィボナッチリトレースメントレベル。ぴったりと止められています。

その後の動きは、強烈でしたね。ブラックスワンのPRZ(潜在的反転ゾーン)がもう少し上にあったので、雇用統計で上ひげを付けるなどのプライアクションがあるかと思いましたが、フィボナッチリトレースメントレベルをリスペクトして素直に下落したパターンです。

ブラックスワンというパターンが根拠を与えてくれていたことも事実ですが、テクニカル分析の基本だけでも、売りのシナリオを描けていた場面だったと思います。

ドル円の今の様子を見ると、日足で買いのブラックスワンが検出されています。PRZ(潜在的反転ゾーン)はまだ下の方。ブラックスワンは、フィボナッチプロジェクション2.0か2.24を使いますので、ここからすぐにトレンドが転換するという目線にはなりづらいですが、FOMC以降の下落は、小さな時間足で見るとフィボナッチエクステンションが伸び切っています。

月曜以降、抜けた紫のチャネルまでリターンムーブを入れてくる可能性はあります。突っ込み売りは要注意というシグナルをハーモニックパターンが出してくれていますね。

豪ドル円のガートレー < 長期時間足のハーモニックパターン

7月31日の投稿「豪ドル円のガートレー、ポンドドルとユーロポンドのフィボナッチ – Volatile FOMC is coming」で投稿していた豪ドル円の3つのハーモニックパターン。週足の買いのシャークパターン、月足の売りの5-0パターン、そして、日足の買いのガートレーパターン。

ガートレーパに反応して上昇はしましたが、長期の時間足のハーモニックパターンが優位性を持っていたという結果でした。移動平均線や水平線と同じく、ハーモニックパターンも長期足のものが強い力を持つので、豪ドル円の場合はガートレーで短期的に上昇した分をサクッ取っても、移動平均線などの傾きや、月足の売りの5-0パターンの存在などから、売り目線を維持するべき相場だったと思います。

豪ドル円は、6月下旬からの下落が、フィボナッチエクステンションの3.618%を達成するのが、72.107円で、あと少しです。なお、下抜けした73.261円は、年足ピボットS1のレベル。ここまでリターンムーブ(反発の動き)を入れてくる可能性もあります。週足のシャークパターンはまだ有効ですが、PRZ(潜在的反転ゾーン)の最下限は、69.591円。

ユーロポンドは年足ピボット&フィボナッチレベル2.618

ユーロポンドは、先週の画像で記載していたシャークパターンもどきとブルーのレジスタンスエリアを残したままにしています。今週の動きで、年ピボットR1の辺りで、オレンジのパターンのAとBを使ったフィボナッチエクステンションと、、A、B、Cの3点を使ったフィボナッチエクスパンションは、2.618%を達成したままでうろうろ状態です。

短い時間足では、先日も売りのABCDパターンなどが出たものの下げ止まって上昇し、移動平均線もまだ上向きのため、売りでの参入はもう少し控えたい場面。上昇している動きが5波からなる推進波の可能性もありますが、下落に転ずれば、ABCと調整波のような動きになるかを見ることになります。なお、今週の高値を抜けてくると、オレンジのパターンで見ているフィボナッチプロジェクションの1.128が、次のレベルの1.272まで伸びることになりますが、その際、ポンドの動きを一緒に見るのは必須です。EURGBP still held by yearly pivot R1.

ドルスイスは5-0パターンからフィボナッチプロジェクション1.13の可能性

ドルスイスは、FOMCの前から居座っていた売りの5-0パターンが再度有効で、おなじみの0.99815で押さえられています。5.0パターンがこのまま有効であれば、ターゲットは、0.96100あたり。途中に年ピボットポイントがあるので、反発する可能性はあります。なお、5-0パターンの今のレジスタンスを上に突き抜けると、このフィボナッチリトレースメントレベル50%を使うバットパターンが視野に入ってきます。

ゴールドの買いのガートレーとシルバーのA-サイファー

FOMCの後、8月1日に取っていた画像です。FOMCでドルがはねたので、ゴールドは伸びないだろうと思い、下落を想定ましたが、その後、ガートレーで切り返していますね。

シルバーは16.570がキーレベルで、ダブルトップのようになっていたのですが、上昇の波を見ると、もうひと上げあってもおかしくない形です。FOMCで下げてA-サイファーとなり、反発しましたが、理想は$16.570を少し上抜けしてほしいという目線です。

まとめ:FOMCなどイベントが通過しましたが、ニュースに振り回されることなく、チャートとプライスアクションを見ていきましょう。中国への追加関税というニュースで下落した株式ですが、価格はレジスタンスにいました。SP500には売りのブラックスワンも居座っていましたね。特に来週は、ドルインデックスのプルバック、ユーロやゴールドの反発の可能性など、荒れる相場が続きそうです。どのペアも、プライスアクションをしっかりと見ていきましょう。

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