このブログでいつも使っているのは、ドルの強さを示してくれるDXY(ドルインデックス)のチャート。この他にもメジャーな通貨のインデックスがあるので、これらの今の様子をサクッとシェアします。
メジャー通貨のインデックス:ドルインデックス(DXY)だけではありません
Technical Analysis: FX currencies indexes
FXトレードの基本:ドル指数以外の通貨の指数を知る
このブログでよく使うのは、ドルインデックス(ドル指数、またはDollar Index、DXY)になりますが、ユーロ、円、ポンド、スイスフラン、豪ドル、ニュージーランドドル、カナダドルにも指数があるのをご存知ですか?
他の主要通貨に対するそれぞれの通貨の強弱や価値を示してくれています。これらの通貨の指数のチャートでも、テクニカル分析は十分通用します。というか、チャートになっている以上、テクニカル分析を行うことが基本なのかもしれません。
メジャー通貨のインデックスその1:EXY(ユーロインデックス)
ぱっと見、EURUSDのチャートと同じ感じで、現在、年ピボットポイントに到達している様子がわかりますね。
このEXYでも、4時間足には買いのブラックスワンがいますが、年足ピボットを下にブレイクして深いプルバックをしてもおかしくない場面です。
メジャー通貨のインデックスその2:BXY(ポンドインデックス)
ユーロドルと似た動きを見せているこのチャートは、BXY。
GBPUSDのチャートと少し異なっているのは、ギャップダウンしていること。
すでにこの前の投稿で探索したように、年足ピボットポイントまでプルバックしても問題ないです。
メジャー通貨のインデックスその3:CXY(カナダドルインデックス)
年足ピボットポイントがレジスタンスになり、反発したところで売りの5-0パターンにつかまっています。単純に見ると、カナダドルは売り目線になります。
USDCADのチャートを見ると、今年のピボットポイントがサポートとなり、買いの5-0パターンで上昇を試みている場面です。言い換えると、米ドルが買われて、カナダドルは売られるということを示唆しています。
メジャー通貨のインデックスその4:AXY(豪ドルインデックス)
AUDUSDのチャートと似た動きになっています。
このチャートからわかるのは、カナダドルインデックスと同じく、年足ピボットポイントがレジスタンスになっていること。
メジャー通貨のインデックスその5:SXY(スイスフランインデックス)
今年に入って年足ピボットポイントをサポートにして上昇していたのですが、失速し、再度このピボットポイントをトライするかという場面です。
ここ最近の記事で、USDCHFは、上昇トレンドの初動にあるかもというシナリオをシェアしたのですが、続落しているSXYのチャートともつじつまは合いますね。
メジャー通貨のインデックスその6:ZXY(ニュージーランドドルインデックス)
こちらは、ニュージーランドドルのインデックス、ZXY。
豪ドルのインデックスと似ていて、今年のピボットポイントがレジスタンになっています。
メジャー通貨のインデックスその7:JXY(円インデックス)
直近安値を前に買いのブラックスワンがいますが、すぐに円を買っていくという様子ではなさそうです。
なぜなら、USDJPYのチャート分析で見たように、ドル円には、あと少し、2円ほどの上昇余地があるからです。
このように、メジャーな通貨のインデックスのチャートを表示させると、いつものMT4のチャートで見落としがちだったものが見えたり、その通貨のプライスアクションがクリアになっていたりすることがあります。
チャートになっている以上、フィボナッチ、フィボナッチが集積したハーモニックパターン、トレンドライン、ピボットポイント、移動平均線などのテクニカル分析の基本が十分すぎるぐらい適用できます。
特にJXYを見ると、買いのブラックスワンがいるのがわかります。また、ノイズ的には、日銀介入で円高に少し傾く(ドル円の売り)なども聞こえてくるので、そろそろ円買いか?という目線になりやすいのですが、ドル円は、あと2円ほどの上昇余地があります。
またDXY(ドルインデックス)が3つ空いていた窓のうち、ようやく2つ目を埋めた格好になっています。3つ目を埋める動きを継続してもおかしくない場面です。言い換えると、米ドルがもう少し強くなり、他の通貨が下がってくるシナリオがオンになります。
ドルインデックスについては、「ドルインデックス(DXY:ドル指数)はチャート分析に必須の仲間 ‐DXY is a must-have」をご参照ください。
その他、9月8日からの投稿にあるシナリオは、引き続き有効です。