EURGBPとWTI原油:78.6%を使うサイファーとガートレー:Cypher & Gartley in play

EURUSD、AUDUSDなど節目となっている価格帯が明確な相場でのプライスアクション待ち。米株式が崩れている割には、引き続き踏ん張っているのがドル円。押し目やプルバックをした後のプライスアクションに注目です。

ジグザグしているゴールドとローラーコースターのポンドドル

Equities slid but USDJPY failed to show a strong sell-off.

(注:この記事は2020年9月13日に投稿していたものです)

先週の投稿の内容にそれほど変化がなく、節目を意識した横向きの動きが継続中です。

ブレクジット vs 最強ライン

GBPUSD:$1.33932で出ていた日足のローソク足が鍵

ブレクジット関連のニュースが舞い戻ってきたのですが、ポンドドルはすでにキーレベルの$1.33932をヒットして、9月1日に上ひげの長いローソク足が出ていた相場。大きな節目の$1.29145を割ってきていますね。次の節目は$1.2700あたりでこれを抜けると$1.26150まで下げてくる可能性がありますね。

EURUSD:$1.19160 vs ヘッドアンドショルダーズパターン

キーレベルの$1.19160で、また頭を押さえられたユーロドル。先週の投稿の目線は引き続き有効のようです。この価格を再び超えてくるのであれば、ターゲットは、$1.19530あたりですが、抜けられないと下落を開始する可能性も考慮。週明け以降上昇するのであれば、その値動きを見ていき、ABCというような動きであれば、レジスタンスへのリターンムーブの可能性があるので、注目度大ですね。

他のドルストレートの節目もクリア

AUDUSDの節目は、$0.73258。また、下に潜り込んできましたね。この価格帯と火曜日の高値の辺りに存在する月足のボリンジャーバンドの2シグマもレジスタンの役割を果たしている可能性がありますね。NZDUSDの節目は、$0.66292と$0.68426。特に、$0.66292のラインには、下から伸びてきている日足の25MAがタッチしているので、再度サポートとなるか注目です。

USDCHF(ドルスイス)とドル円はすでに投稿した日足や週足の買いのパターンのPRZ(潜在的反転ゾーン)の中での動き。長期のハーモニックパターンなので、まだまだ現在の動きを継続し、PRZの下限まで下げきる可能性もあります。その場合USDCHFのサポートは、$0.88800。

フィボナッチ78.6%の仲間:サイファーとガートレー

EURGBPのガートレー

ユーロポンドに潜むガートレーパターン。このパターンが有効であれば、0.90958あたりまでのプルバックを考慮。

また、フィボナッチリトレースメントレベルの78.6%を使うハーモニックパターンには、サイファーパターンもあります。このパターンもよく出てきます。ちょっと復習してみましょう。

WTI原油のサイファー

サイファーパターンが出ているWTI原油。ガートレーパターンとサイファーパターンは何が違うのか?

ガートレーパターンでは、ハーモニックパターンで使うXABCDで構成される高値と安値の全てに、フィボナッチリトレースメントを使います。

EURGBPの画像では、CがAを超えていないのに対し、WTI原油のサイファーパターンでは、CがAを超えて一旦高値更新という動きを見せています。ですが、どちらのパターンも、その後は、Xに対するフィボナッチリトレースメントレベルの78.6%までプルバックしているのがわかります。

詳しくは、「ハーモニックトレード Part3:新種のハーモニックという仲間達 Shark, Nenstar, Cypher etc」もご覧ください。

WTI原油の場合、ピンクのエリアまでリターンムーブを開始するのであれば、その動きがABCと3つの波になるかを見ていきます。ジグザグとした動きであれば、戻り売りの目線にも優位性が出てきますね。

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