ダウの下落は推進波?カナダドルのネクストムーブ Strong down trend continues in DJI?

今週は、FOMCやNFPなどありましたが、株式の下落に注目が集まりました。ダウが今重要な局面にいます。ブルが超えたいと考え、ベアが守りたいと考えているかもしれないプライスレベルがあり、来週また注目です。DJI and other major stock indexes tumbled further but are they now forming a 12345 wave downward?

CADはどっち?ハーモニックパターンに聞こう!

(注:この記事は2018年2月3日に投稿していたものです)

カナダドル指数も一緒に見てみる

USDCAD(米ドル・カナダドル)の売りのバタフライパターンなど

現在、USDCADは、USDJPYと似て短期ドル売りを示唆するバタフライパターン。CADJPYは、買いの5-0パターン、つまり短期でCAD買いです。原油ブルがさらに70ドルの節目を目指して、上にプッシュをしてくる可能性はもちろんあります。

そこでご登場いただくのが、何か手掛かりがないかを探るために、Canadian Dollarの強弱を見るCXY。

カナダドル指数(CXY)のチャネルとABC調整波の可能性

こちらは、カナダドルインデックス(CXY)の週足です。ドルインデックス(ドル指数)と同じく、カナダドルの動きを示したチャートとなります。チャネル内をジグザグと上がってきています。

年ピボットR1、赤のABCD、青のフィボナッチエクスパンション1.0、さらに、右側ピンクの高値安値のフィボナッチリトレースメント38.2%50%の間、緑の直近高値と安値のフィボナッチリトレースメントレベル61.8%を考えるとまだ上に攻めてきそうです。

 

 

CXYの4時間足のチャートで見えるフィボナッチエクステンションなど

ダブルボトムから上昇して、フィボナッチエクステンション3.618をヒットしたのが青と赤のチャネルの節目が重なるエリア。現在、赤のラインを下抜けしており、いったんはリトレースメントの様相。日足20MAに支えられてクローズしたので、月曜日赤のライン内に戻るか、リトレースメントレベルをテストして再度上昇かという場面です。

黄色のパターンのフィボナッチのレベルは中途半端な数値ですので、あえてすぐに参戦する場面でもないかもしれません。

リトレースしているならその完了を待って青いラインのように上がっていくイメージも想定中。CADは原油がどうしたいのかで方向性が出そうです。

CXYはチャートの左の高値と安値の間にいるので、こちらもあえて手を出さないで現在のCADJPYの買いパターンとUSDCADの売りパターンの消化後、新たにCADJPYの売りパターン、USDCADの買いパターンが再度出てくるまで様子見するのも選択肢です。

USDJPY(ドル円)のバタフライパターン

USDJPYは、NFPで上がってきて、日足20MA、ウィークリーピボットR1に抑えられる形でバタフライ。

USDJPY 3 FEB ドル円のサポートとレジスタンスとバタフライパターンの可能性。ピンクのパターンでBとD地点のフィボナッチプロジェクションは2.618です。

今の価格帯には今月のマンスリーピボットもいます。そのため、上に行きづらいまま、金曜日ということもあり、手じまいも入っています。日足の買いのバットパターンの110.74あたりまでもう少しです。ここはバットのネックラインで大きな節目でもあります。

月曜日以降考えられるシナリオは、円のフューチャーズが少し円買いに走れば、ピンクのバタフライが効いて、4時間20MAのある109前半あたりまで、少し下落。

現在、日足の20MAと4時間20MAに挟まれているので、売りと買いが交錯するのは想定できます。難しいアップダウンを前提に、短期でトレードする場合も、買いも売りも深追いせずサクッと逃げる方向に捉えておくとイライラせずに済むかもしれません。ドル円の場合、ダウなど株式がプルバックをして上昇すると、一安心という心理が働き、円売りに傾くことも一応考えています。

上記に記載したように、26010あたりで、ダウが第4波を完了し、5波を開始するときに、ドル円も110.74あたりにいてくれると、同期でショートということも考えていますが、バットの半値戻しは111.5円。このあたりまで上げてくる可能性もあります。110.74から111.5円の間の動きを見てい来ます。

下げを意識する場合、気になるのは埋め切れていないドル円の窓です。バットのPRZはこの窓を含めた広いPRZということも忘れないようにしています。直近、ドル円の動きがわからなければ、触らないのが一番です。チャンスは必ずやってきます。

EURUSD、AUDUSDなど

EURと連動する金利は、フィボナッチエクステンション3.618%、大きな上昇へのフィボナッチリトレースメントのレベル38.2%のエリアが重なるグレーのエリアまでの下落。これにより、EURUSDは高値を更新し、1.2615あたりまで吹き上げると想定しています。

AUDUSDには4時間足で買いのバタフライが検出されています。豪ドルに関連する金利も、チャネル内で動いていますが、引き続き上昇の可能性あり。したがって豪ドルAUDも上昇してくる可能性があります。

DJIA: ダウ株価指数

ダウは、昨日の記事で青色のチャネル下抜け、窓を埋める動きを想定して、サイファーのいとこのA・サイファー(アンタイ・サイファー)など描画していましたが、昨日の動きで、ギャップダウンから、下落が加速しています。

今シナリオに入るのは画像中記載していますが、青チャネルあたりの動きは第1波から2波へのABCパターンで、昨日の動きは第3波。

フィボナッチのレベルでも、画像中右側の太いピンクのフィボナッチエクステンション2.0のレベルにもうすぐ到達です。勢いが強いので、2.0を超えて、このままエクステンション2.618まで下落する可能性もあります。月曜日にギャップダウンで2.618をヒットするかもしれません。

エリオット波動を見ているトレーダーが今考えているのは、昨日の動きが第3波だと、次は第4波が来るということだと思います。エリオット波動のガイドラインでは、第4波が第1波でつけた安値と重ならないことを条件とするため、画像中紫のラインを引いた26010を上抜けしないことが必須となります。逆に超えると今の下落がABC調整波の可能性を示唆することにもなり、目線を切り替える必要が出てきます。

このラインを超えないで、ひげのついた陰線が出るなどのプライスアクションのほか、第4波を形成するための戻しの上昇がジグザグと勢いのない上昇となるか、また、26010あたりに近づくにつれてガートレーなど何かしら売りのパターンが出るかも考慮し、26010あたりを超えてこないことが確定すると次は第5波となりそうです。

あるいは、ブルなトレーダーは、明るいグリーンで示したように、昨日までの下落がABCの調整だと考えているかと思います。

ABCだと、ダウは高値を更新することになりますが、今、非常に重要なのは、26010あたりをベアが死守するかということだと思います。私はどちらかというと、第4波を待って、5波狙いのベアかもしれません^^

DJI Bottom Line: DJI gapped down on Friday which may make some traders think that it is a third wave in the process. As long as 26010 area is intact, a pull back may prove the fourth wave, therefore leading to further downside as a fifth wave. 26010 area is a key to watch as this will determine either it is a forth wave pull back or the entire down was just a dip as an ABC, indicating a new high.

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