ライン際でじれったい株式やドルインデックス:Tantalising US stocks, DXY awaits TY1

スイスフランの出番が来たかと思える今週。ライン際からの動きから、週後半は思わずうなってしまった米国株式 。EURUSDはバタフライはPRZをオーバーシュートして現在バットパターンで止まっております。CHF appears to rebound after a long wait while US stocks shot up from crucial lines but its movement is so tantalising as if everyone knows resistance is very close.

もうはまだなり、まだはもうなりという格言そのままの原油WTI

(注:この記事は2018年5月12日に投稿していたものです)

中途半端な場所にいる通貨に注目

ドル円に動きを出す可能性のある先物

110円の節目に来た律儀なドル円でしたが、プルバックの後、中途半端な場所にいるのは間違いないです。


円買い?円売り?どっちなんでしょうかと考えていても仕方ないので、5分足などでできる小さなトレンドを取る戦略も考えつつといった感じです。

ドル円には今2つほどシナリオができそうです。

JPYのフューチャーズのチャートを見ると、ブルーのディープクラブパターンのPRZ(潜在的反転ゾーン)のあたりで、きれいなダブルボトムを作っているように見え、この安値が支えられると、反発=円買いというシナリオができます。

一方、月足、週足などの大きな足の高値安値を使っていろいろ引き比べたフィボナッチのレベルで、50%や61.8%などが、一段下のピンクのエリアに集中しています。それを考慮すると、黄土色の5.0パターンのC地点まできっちりと、一段と下を目指す可能性もあります。

USDJPYの方は円売り=ドル買いですので、また反発の可能性もありそうな環境です。ドル円の30分足では小さなガートレーができています。

下に振れても、すくいあげられるまたもや厄介な相場になりそうです。ドル円は、日足の200MAと週足の25MA、年ピボットのミドル値109.99がレジスタンス。週足の20MAは下向きで、日足の20MAとクロスしているエリアが、108.573円。

1時間足の20MAは下向き、4時間20MAは上向き、かつ、4時間20MAは1時間の50MAにぶち当たってクロスしそうで、そのエリアが109.493あたり。いろんな移動平均線に挟まれてレンジのようになっているので、難しそうですね。

木曜日の高値は、先週の高値を超えられていないので、この木曜日の高値をトライするも失速すれば、ダブルトップの可能性、あるいはこの高値を少し超えて来ると今月のピボットのR1は110.692。ここまで上昇するまでに、週足50MAや月足20MAなども障害になっているのですが、言い換えればレジスタンスは強そうです。

ドル円のトレードを難しくしている金利

現在、年ピボットに支えられて吹き上げるか、それともここで抑えられて下げに転ずるかという瀬戸際ですね。金利が上がれば、ドル円はやはり直近高値を更新する動きになりそうです。

フィボナッチのレベルはいい感じで伸び切ったレベルに来ているので、金利が上がり続けるのかは微妙。

ユーロ、ポンド、豪ドルのフィボナッチレベル vs 米ドル

長期の下落トレンドにサヨナラしたUSDは伸び切って、一旦プルバックの様相。DXYも基本はドル円と同じく米国債次第かもしれません。跳ね上がっては、ずるずると下げてきたのはAUDUSD、GBPUSD、EURUSDでした。EURUSDはバタフライのPRZの最下限まで落ちてきたあと、反応はしていたのですが、それも突き抜けてしまいましたね。ドル強し。。。

それでも、AUDUSDとEURUSDは、当初の高値からの下げの波でフィボナッチエクステンションの4.618など伸び切っていたのと、RSIなどはダイバージェンスになっていたので、売りを継続するには怖い状況でしたが、水曜日にAUDUSDはマンスリーピボットのS1を少し抜けて反発、EURUSDはマンスリーのS2をタッチして反発してきました。AUDの場合、売りのポジションも積みあがってきていたのでショートカバーが入ってきましたね。

木曜日のBOEのため、AUDUSDなどに出遅れていたのであろうGBPUSD

発表後は、一時間の50MAがレジスタンスとなり、下げしましたが、たどり着いた先が、2017年からの上昇へのフィボナッチリトレースメント38.2%のレベル。 結局、その後は、反発して来ています。金利を価格で見た場合も発表後は下げてきている=金利上げ=ポンドの巻き返しという絵柄です。

英10年債のチャートだと、チャネルの下限にリターンムーブしていますね。GBPUSDは、月足で買いのブラックスワンが出た後、2017年以降調整波で上昇しています。週足のチャートを見ると、木曜の安値は週足50MAと週足ボリンジャー2シグマで止まっている形になっていますので、来週気になるのは、この木曜日の安値が守られて、さらに上に反発していくのか?それとも、今月のマンスリーのS2のある1.3283あたりまで下げきるのか?ということです。

AUDUSDの売りの5-0パターン

AUDUSDもEURUSDも今週の上昇後、短期足ではフィボナッチエクステンションのレベルで伸び切っているのと、5.0パターンなど売りのパターンが出ていますので、いったんのプルバックを待ちます。

下げ止まって、安値を切り上げてくるようであれば買い増しというスタンスもありかと考えています。

その他、ドルインデックス(DXY)は、現状変更なしで、金利と一緒にプルバックを入れてくれる方がありがたいのですが、こればかりはわかりませんね。プルバックに合わせてEURUSDなども反発してくれれば、わかりやすい短期ドル売りの相場になると想定しています。

 

スイスフランについては、フィボナッチ78.6%まで、あるいは、その下にある窓埋めを狙っているものと判断していたら、中途半端な場所で反転。これが本物の反転かはわかりません。フィボナッチのプロジェクションなどは、3.618や4.618をクリアしているので、反転かと考えることも可能でありつつ、せめて0.786(画像では0.214)まで落ちて来てくれた方がよさそうですが、ダウントレンド継続です。

コモディティ:ゴールドは「Nice move」となるか?

まだ1300ドルをキープするゴールドです。日足を見ると、明けの明星で下ひげ陽線というAUDUSDと似たようなろうそく足ですと書いたのですが、AUDUSDはその後安値更新。ゴールドの方が安値更新なく、踏ん張っています。AUDUSDとゴールドは連動することもあるので、AUDUSDが追い付いてきたとも解釈できますが、GOLDは、やや上向きの週足20MAとやや下向きの日足20MAとすぐ上にある日足50MAに抑えられています。

1315ドルは意識されているラインのようですが、上から、日足20MA、週足20MA、4時間足20MAとなっており、4時間足の20MAが日足を上抜けしてこないとなかなか上目線になりづらいですよね。

 

 

WTI原油:ハーモニックと格言通りの相場環境

バタフライパターンでもうはまだなり、まだはもうなり

原油はそろそろと年ピボットR2まで来つつ、週足でバタフライ、日足で、売りのブラックスワン。といってもまだ売り目線に切り替えるのは早そうです。

この辺りで、ヘッドアンドショルダーズパターンを形成して、高値更新失敗する、あるいはウェッジで、切り上げトレンドラインを下抜けるなどといったプライスアクションとチャートパターンを確認しないことには、市場のセンチメントは、米とイランなど地政学リスクのため、原油の買い目線が根強いように見えます。

Stock indexes: ダウなど株式指数

SPX、DJI、NDX チャネルの上限ライン際でうろうろした後上昇ですが、思わずうなってしまった値動き!!こちらももうはまだなり、まだはもうなり。先週のバタフライとガートレーからの上昇が続いた後、週の途中で更新したSPX、DJI、NDXのフューチャーズのES1、YM1、NQ1. チャネルの上限あたりでうろうろしてから、さてどうするのでしょうかと様子見をして、動いた方向についていったトレーダーもいたのではないでしょうか?

NQ1の2時間足チャート

NQ1は、フィボナッチのレベルやラインが多いので、チャートはごちゃごちゃしていますが、濃紺のラインと緑のラインは、長期のチャネルの上限や、赤のチャネル内のジグザグとした動きを継続。候補となるガートレーはきれいな比率を持つパターンとなります。

比率がこのようにきれいになると、プライスアクションは活発になることが多いです。MT4のUS100を見るとABCDとジグザグを拾った売りのパターンが出ておりますが、PRZ(潜在的反転ゾーン)の最上限はフィボナッチの1.618で、左の画像でいう0.786の次のレベルである0.886、つまりバットパターンのPRZです。

 

2時間足まで落としてみていくと、立ち上がりからのフィボナッチエクステンションの3.618,4.618などいろんなレベルが見えると思います。

そのため、押し目をつけてくれないと買えない、レジスタンスが近いので買いづらいというトレーダーがいるのも事実だと思います。

チャネルの上限と年ピボットR1が重なり、その少し上にガートレーが完成する78.6%のフィボナッチリトレースメントレベルがあるので、様子見です。チャネルを抜けても上ひげとなるか、月曜日にギャップアップして上に抜けていても、急落する可能性もあります。言い換えれば、ここで待ち構えているベアもいることは忘れたくないですね。

その他ナスダックやSP500のフューチャーズ(ES1)も似たような絵柄です。ES1は、右下がりのトレンドラインを上抜けたので、高値更新を目指すとみているトレーダーも多いと思います。NDXと同じく、レジスタンスも近いので買いづらく、かといって売り目線になるにはまだ少し早そうな場面ですので月曜日の動きを見ていきます。

ES1は、YM1やNQ1と比べて投機筋の買いのポジションが膨らんでいます。特に4月2日に安値を更新せず上がってきた後から、買いポジションがさらに増えて、高値を付けている1月の水準にいるように見えます。指数間でポジションが異なるのは、不思議な現象ですが、YM1やNQ1よりも買いポジションが多い分、ES1の手じまいの反動=下落は相当なものになる気もしていますので、ガートレーのできそうなエリアでのプライスアクションは要注意です。

急角度な元気のよい上昇は大きな足や短期足でも同じで、深いプルバックが伴うこと、また、このまま上昇し続けるのではないかという目線に市場がはまってボリュームが増えたりした時が転換のサインになるということは一応頭の隅に置いておきたいです。株式のチャートの左側を見ると、似たような動きを繰り返しているように見えます。

ダウは、現在いる価格帯は、何度も目にしているオレンジ、濃紺、緑のチャネルの上限です。月曜日のオープンで上にギャップアップしていれば、その後またチャネル内に戻ってくるのか、とても大切な動きになりそうです。

YM1を見るとほんの少し高値を更新し、これからSPXやNDXに追いつこうとしているようにも見えます。仮にDJIも上がってくるのだとすると、SPXとNDXは、ガートレーのPRZ内でDJIが追い付いてくるのを待つような動きになる可能性もありそうです。

DJIが、オレンジ、濃紺、緑のチャネル上限ラインを超えられずに、素直に落ちてきた場合、指数間のダイバージェンスが明確になってくるのではないでしょうか?この時点で、VVIXなど恐怖指数がどのあたりにいるかで、市場の目線が変わってきそうであるというシナリオは入れておきたいです。

その他、SPX、DJI、NDXを動かすウェイトの高い個別銘柄を見ると、グーグルのシャークパターン、フェイスブックのチャネル、フィボナッチプロジェクションなどテクニカル分析を学べる相場環境です。

アップルもライン際と年R1を前にさてどうするのでしょうか?アマゾンと同様、デイトレレベルの30分足などでは、ガートレーやバタフライなど売りのパターンが出てきて、上値を重くしていました。

 

ボーイングは、年ピボットR1で抑えられ、なかなか上抜けしてこれません。ガートレーのできる786の戻しエリアまで上がってくるのか、それとも、年R1がレジスタンスのままとなるのかという感じです。

Bottom Line: Nobody seems to know any pairs or instrument goes up or down. A wait and see strategy may pay off. My wait for CHF is on and its price movement shows a near term bottom or it wants to achieve one more down. It is not yet certain. SPX, DJI and NDX bounced from their crucial lines but next week will be a very important week to find out if an upward steam is finally dissipating. USDJPY retreated alongside 10Y Note but it is not certain whether it keeps falling. EUSUSD now has a buy bat in a weekly chart after having kept fallen while GBPUSD reached a 38.2% retracement level to the rise since 2017. Remember that GBPUSD has a monthly monster blackswan, valid from December 2016.

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