SP500などにいるハーモニックパターンでボラティリティに備えよう Markets await volatility

米株式は、2週間前からこれでもか!という感じと、株式はまだまだ上がりますよ!という感じで、上昇中なので、ベアの出番はなさそうなのですが、気になるハーモニックパターンが検出されているんです。フィボナッチが示してくれている節目を突破するのか?それとも、この辺りからはブルトラップという嫌な場面なのか?Noticeable harmonic patterns are seen US and European indexes. Trading from tomorrow may be an interesting one!?

「なんだかんだ言っても、やっぱりハーモニックですわ~」 – 株式指数編

Bearish harmonic patterns vs the market sentiment

(注:この記事は2019年4月7日に投稿していたものです)

今週の株式指数編は、現在出ているハーモニックパターンを記録として掲載します。これらのハーモニックパターンですぐに反転してくるだろうから売りで仕掛けるというのはまだ早そうです。

PRZ(潜在的反転エリア)の最上限の価格帯や、年ピボットポイントなどの節目までまだスペースもあること、また、ハーモニックパターンを使っていないトレーダーさん達が見ているのはピボットポイントやフィボナッチのレベルなどが重なる大きな節目であることなどを考慮します。コインの裏表と同じように、高値更新という期待から買いあげても、ここから買いで入るとブルトラップにつかまっているというリスクもありそうな環境にも見えますよね。

講義のディスカッションで他の受講生がよくいうのが、「なんだかんだで言っても、やっぱりハーモニックですわ~」。今回、こうなるのか、月曜からの動きに注目です!

DJI、SPXなど株式指数に出ているハーモニックパターン

DJI(ダウ)のトレンドラインレジスタンス

ダウ平均株価指数は、2週間前の下げから上げて、押し目をつけて、ギャップアップしていますが、現在10月の高値へのフィボナッチリトレースメント0.886のレベル。

ただし、もう少し上にギャップが空いており、これを埋めに行くのを目指しているのであれば、オレンジのクラブとディープクラブのハイブリッドパターンも可能性があります。

その一方、12月からの上昇のフィボナッチエクステンション、プロジェクションなどのレベルには気を付けたいですね。

US30のキャッシュは、金曜日のローソク足がうわひげローソク足でした。売り圧圧力が少し示唆されています。すでに売りのブラックスワンが先週検出されていて、上昇しており、これは本物か?

SP500キャッシュ  バタフライパターン(Bearish butterfly)

SP500は、すでにバタフライパターンも出ています。

ただし、DJI(ダウ株価指数)、SPX(SPX500指数)、NDX (ナスダック指数)ともに、高値更新を目指しているような感じで、センチメントは買いですので、すぐに売りはリスクありですよね。

 

FTSE100キャッシュもブラックスワンですが、もう少し上に年ピボットポイントのR1があります。ここまで上げてくるか、それともという場面ですね。SMI(スイス株式指数)キャッシュは、見事なディープクラブパターン。

その他、Google株にはきれいなサイファーパターンが出ています。

 

 

 

ハーモニックパターンが検出されているその他の銘柄など

MT4上で表示できる株式や個別銘柄には、売りのハーモニックパターンが検出されているものがあります。先週から検出されていて、PRZ(潜在的反転エリア)を再テストしているものなどもあります。下記では、いくつかをシェアします。

売りのシャークパターン:イタリアのIT40キャッシュ、Catapillar

売りのバタフライパターン:Facebook、中国A50、McDonald

売りのブラックスワンパターン:Intel、Amazon、Microsoft、Boeing

ドイツ株価指数DAXは、12081.3という節目あたりが、フィボナッチリトレースメントレベルの61.8%。すでに売りのブラックスワンが検出されていたので、プライスアクションを見ていきましょう。SP500キャッシュの2843.90あたり、NDX100の7387、US30キャッシュの年ピボットR1がある26229.33など、上抜けしても意識されていた価格帯にはしっかり水平線を引いています。

欧州株では、イタリアのIT40のキーレベルが21436、スイスのSWI20のキーレベルが9214、DAXは11485.60。 こうしたラインの下に日足で終値が来るかどうかも見ていきましょう。概して、相場はブルが強しという感じなのですが、フィボナッチなどテクニカル分析で見える節目 > 我々の買いたいセンチメントの場合もあり、少し買い上がっているからといって明日以降、すぐに飛び乗ったりするとリスクがある相場環境にも見えます。

裏切られたときに悔しい思いをしないように、リスク管理をしっかりとしておきたいですね。

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