今週のプライスアクションは目線を切り替える動きになりましたね、ドル売りが進んで、EURUSDなどドルストレートは反発しました。Goldの日足のローソク足は気になってましたが、価格は上昇してきていますね。One of the scenarios from last week worked: DXY declined while EURUSD’s butterfly worked, with AUDUSD’s blackswan and butterfly still being valid despite a decline. SPX and NDX Composite hit new highs.
米国債の長期トレンドライン:夏によく出るハーモニックパターン
This summer, there are many harmonic patterns.
(注:この記事は2018年8月26日に投稿していたものです)
米ドルに動きが出ている相場
クラブパターンで落ちたドル指数(DXY)
ドルインデックス(DXY) は、クラブパターンで撃沈後、年ピボットがレジスタンスとなり、チャネル内をジグザグと落ちて来ています。現在の価格帯のサポートエリアをブレイクすると、次は94.64エリアに今月のマンスリーピボットがあります。
ここしばらくの上昇でフィボナッチエクステンションのレベルが4.628に届いていたことを考えると、38.2%のリトレースメントレベルまで戻してくる可能性もありますので、ドル買いはもう少し先?という目線です。2001年と2008年の高値と安値の半値戻しのレベルはあっさり通過したので、売り圧力が強いことも考えられます。濃紺のラインはチャネルの上限、緑のラインは直近の高値を結んだライン、この辺りがレジスタンになったので、引き続き下落の動きとなるか注目。
ユーロは買いのバタフライで反発中、短期足では売りのシャーク
EURUSDは、年ピボットを突き抜けてきた後、買いのバタフライで反発。日足のローソク足が反転形状に見えたため、ロング目線に切り替えているトレーダーも多いと思います。日足の20MAからもずいぶん乖離していたので、反発継続に優位性があった中、青の12345波は完了し、大きな緑の12345も完了した可能性が無きにしも非ず。ただし、超短期では、売りのシャークも出ており、一旦プルバックする可能性もあります。
仮にこのまま上がっても今月のピボットがレジスタンスとなり、やはりプルバックが入るかという局面に見えます。USDCHFを見ているとサポートされそうな気配もあり、ドル買いに傾くと、EURUSDは黄色のブラックスワンの可能性も考慮しています。
USDCHF (ドルスイス) チャネルのミドルラインと年ピボットがサポート
USDCHF (ドルスイス)は、年ピボットポイントがサポートにようになっています。緑のチャネルのミドルラインも重なっていますね。CHFのフューチャーズが、年ピボットがレジスタンスとして機能するのか?
ドル円は年足ピボットとフィボナッチリトレースメントで反発
USDJPY は、109.995あたりのコンフルエンスのエリアまで下落して跳ね上がったドル円ですが、小さな波を使ったフィボナッチエクステンションは4.618%に到達しており、ドル売り、円売りの構造に。気になる円のフューチャーズでは、このままマンスリーのピボットで支えられると半値戻しは想定しています。となると、DXYが引き続き売り、そしてJ61で円買いになると、ドル円は下げてくる可能性がありそうです。
USDTRY (米ドル・トルコリラ)
USDTRY (米ドル・トルコリラ)は、フィボナッチプロジェクション5.0とボリンジャーバンドはみだしで下落してきたのですが、しばらく横ばい。引き続き、日足20MAまで落ちてくるのか、それとも軽く反発か?DXYの動向と合わせてみていきたいですが、ジグザグと動く可能性もあり、荒れそうですね。
ポンドドルは5-0パターンから5-0パターンへ?
GBPUSD は日足の20MAのある価格帯まで、上昇し、押し下げられて、現在は買いの5-0パターンで下げ止まっています。金利が上がったのと連動したのも要因だと思います。GBPAUD、GBPCAD、GBPNZDには買いのパターンが出ていたので、短期では上昇したのですが週の後半は失速。ドルの動きにもよると思いますが、GBPUSDはさらに上昇する可能性も想定しています。
AUDUSDのブラックスワンとバタフライのPRZ
AUDUSDは年ピボットS1を下抜けてから、買いのバタフライとブラックスワンで反発し、日足20MAで押されて落ちてきましたが、先週の画像にあるブラックスワンとバタフライのPRZ(潜在的反転ゾーン)はまだ有効です。年ピボットS1のある0.72697を再度上抜けし支えられると、GBPUSDやEURUSDと同じく短期では反発継続と想定します。
8月19日投稿の「DXYのクラブパターンが効く!ドルストレートはプルバック?EURUSD begins its pull back?」をご参照ください。
USDCADの年ピボット
USDCAD は、下落するのであれば、1.285のあたりまで落ちてくる可能性を想定しています。
クロス円は買いモード?
クロス円は短期的には買いに流れる可能性を想定しています。GBPJPYは年ピボットS1の140.654が意識されてサポートになっています。EURJPYも上昇。AUDJPYは年ピボットS1のミドル値がある80.285がサポートされればさらに上昇の可能性あり。NZDJPYは日足の3ドライブが有効ですので、さらに上昇する可能性あり。
US10Y and 30-year bond: 米国債のトレンドラインとチャネル
10年債の価格チャートで、現在、レンジになっている理由を見てみます。
レジスタンス - 濃紺のラインと緑のラインは長期のトレンドラインで、赤のチャネルの下限と濃紺のラインが重なる現在のエリアはレジスタンとして機能しているように見えます。
ブラックスワンのPRZ(潜在的反転ゾーン)の最下限は、MT4上では、年ピボットS3のある116.54のあたり。トレーディングビューでは、黄色のボックスで示したように、フィボナッチエクステンション1.618が115.11エリアにあります。またこの価格帯は、黄色の618買いパターンのXを安値として、それに対する61.8%戻しレベルです。
日足で見ると緑のチャネルか、ピンクのトライアングルかということでまだ決着がついていないように見えます。Bondである長期金利はガートレーというパターンが検出されたままですが、そのPRZも下の方にあります。
そのため、金利次第で、ドル円もどちらに行くかは今のところ明確ではないように見えます。引き続き、トライアングルなのか、ジグザグなのか、難しいですね。
WTI・原油 レジスタンスとハーモニックパターン
原油については、長期足の売りのバタフライパターンと年ピボットミドル値の$78.74でパターンのPRZ(潜在的反転ゾーン)の上限が重なることなどを考慮します。72.66のレジスタンス=年ピボットR2はフィボナッチリトレースメント0.786のレベルになります。ここまで戻ってくると、サイファーパターンになりそうだと考えています。
Stock indexes: 株式指数とETF
SPXは、1月の高値を超え、ナスダックコンポジットも高値更新。DJIは出遅れています。個人的にSPXは、1月の高値を超えずに、手前の2861で落とされるだろうと思っていたのですが、無効でした。3000を目指すのかそれとも手前の2880エリアが強力なレジスタンスとなるのか?今週は目が離せませんね。
DJI ダウのフィボナッチレベルや空いた窓、チャネル上限やレジスタンス当たりでのプライスアクションに注目です。
SPX 緑のチャネルの上限とオレンジのチャネルの上限などが重なるエリアにいて、ここをギャップ足て2900あたりまで価格が飛んでも、すぐに戻すようであれば、要注意かもしれないと判断しています。
NDX 年ピボットR2をやはり試す展開になる可能性がありそう?
SP500、ナスダックのフューチャーズも、複数のフィボナッチレベルやレジスタンスが間近です。
SPX’s futures ES1とNDX’s futures NQ1
ダウ30(US30)の長期時間足のフィボナッチプロジェクションとチャネル
画像中にあるように様々なフィボナッチレベルに注目です。オレンジのチャネル下限で、緑のパターンのようにフィボナッチリトレースメントも想定できます。
US30や、フューチャーズのDow futures YM1 もご参照ください。
XLF:金融セレクト・セクター SPDR® ファンドのトレンドラインとサイファー
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