EURUSDは先週、安値に対する0.786のレベルで反転後、木曜日には高値更新失敗で、トライアングルが形成されている可能性あり。クロス円は買いのハーモニックパターンが出ており、JPYの売りがまだ少し進む可能性も想定しています。 All major pairs are at a intriguing level, testing our patience. EURUSD bounced from 0.786 key fibonacci level but failed to exceed a recent high during the week’s action. JPY cross pairs have bullish patterns which indicates that JPY may be still in a sell mode. In general, USD may still gain strength against EUR, GBP and AUD.
フィボナッチ恐るべし。FBというビッグテクでもギャップダウン
Facebook tanked. Ask Fibonacci why.
(注:この記事は2018年7月29日に投稿していたものです)
ディープクラブなドル円などメジャーな通貨
ドルインデックスの年ピボットとフィボナッチリトレースメント50%
DXY は先週に引き続き、反発の可能性もあり。大きな足で見る半値戻しであるフィボナッチリトレースメント50%のレベルをまだテストしていない状況です。EURUSDと反対に徐々にウェッジのようになっているようにも見えます。青いブラックスワンもどきは無効で、市場が意識していたのは下側の緑のトレンドライン。94.40あたりで支えられて上昇する可能性もあるので、短期足の動きを見ていきます。
ドルインデックスと反対の動きを見せるユーロドルに継続しているテーマは、年ピボット。トライアングルを形成しているとなると、日足20MAなど長期の移動平均線が重なってくるコンフルエンスのエリアなので、ここまで反発して、再度下落再開の可能性。1.15あたりから年ピボットを再度目指すと想定しています。
USDCHF は、気が付けばハーモニックパターンオンパレード♬ 基本的にはドルインデックスと似たような感じです。スイスフランのフューチャーズがレンジになっており、サポートをきっちりとテストするかという場面です。
USDTRY (米ドル・トルコリラ) DXYなどと同じく、超短期的にはもうひと上げを想定しています。4.819辺りの動きを見ていきます。
USDJPYのフィボナッチプロジェクションレベル
USDJPY は、先週のディープクラブパターンからの反落後、現在サポートエリアで、フィボナッチプロジェクションの4.618レベルに到達。突っ込み売りをすると上に持っていかれそうな価格帯にいるのかもしれません。雇用統計よりも、気になるのは金利ですので、金利次第では、雇用統計が悪くてもドル買いになったりすることも頭の片隅に入れておく必要がありそうです。
ポンドドルで見ていたEURGBPのガートレーはブラックスワンとなった後、レンジ
先週のEURGBPのガートレーは、売りのブラックスワンとなり、その後は、金利とUSDの動きによりわかりづらくなっています。年ピボットを一度タッチし、反発しているので、このレベルがサポートとして機能し続けるのかを見ていくことになりますが、ドルの動き次第では、再度突き抜けて一段下のサポートをテストする可能性も考慮です。
GBPの動きが厄介になりそうなのは、引き続き金利です。先週投稿した英国債の価格のチャートでは、金曜日の時点で今月のピボットに支えられており、小さな下落の波はフィボナッチエクステンション5.0にいるため、短期的には価格が反発 = 金利下げ = GBP下げの可能性も十分にあるので、要注意です。
BOEの発表が木曜日。この日までにどのような価格帯にいるか、または、何かパターンが出るかを見ます。サポートのエリアとなっているマンスリーのピボットを下抜けると大きく下げる可能性があり、その場合はGBPの上昇も大きくなると想定しています。
GBPUSDのチャートはこちらからご覧ください。
AUDUSDのバットとわかりづらいUSDCAD
先週投稿していたレジスタンスでのバットパターンは効きましたが、その後、再度跳ね上がり、マンスリーピボットと週のピボットR1をテストしに上がりました。1.13の変形バットかシャークパターンになる可能性もあったのですが結果、バットからの上昇で達成したように見えます。現在、レンジですが、トライアングルのようになっている可能性もありますので、下への動きには注意です。
USDCADは、水曜日に大きく下落したのですが金曜日の動きが微妙ですね。小さなH&Sなのか、下げ止まりのレンジなのか、わかりづらいです。WTIが反発したのに合わせて下落したように見えますが、WTIはまたレジスタンスから落とされています。USDCADはトレンドラインの下限を割っていますが、当初のPRZのある1.35あたりまで吹き上げる可能性もまだ十分考慮です。
クロス円:ユーロ円の買いのブラックスワンにも注目!
ユーロ円に潜むのは買いのブラックスワンですが、PRZ(潜在的反転ゾーン)の下限までは、約60ピップス。
今の価格帯から反発して上昇すれば最初のターゲットまで約80ピップス。どちらにも転びそうなので、エッジはないですが、短期足で、金曜日の安値に対してどういった動きを見せるかを見ていきます。
GBPJPY (ポンド円)先週の「DXYはシャーク、USDJPYはネンスターで上昇 – DXY’s shark, USDJPY’s Nenstar」のホワイトスワンにまだ注目。147.03円を上抜けしましたが、その後、また下にもぐってきておりGBPUSDと同様、方向性はありません。今は、買いのブラックスワンが1時間足で出ていますが、144.90あたりまで売られてから反発する可能性もあります。日足の20MAとの乖離も考えると、突っ込み売りには要注意かもしれません。
豪ドル円は、今月のピボットS1をうろうろして、5-0パターンで落とされています。
さらに下げる可能性もありますが、GBPJPY、EURJPYに買いのパターンが出ているのとは対照的です。基本大きなレンジですが、S1と5.0を背景にショートもありかと思いますが、短期足でしっかりと安値を割ってくれるかどうか見ていきます。
国債・金利とコモディティ
US Treasury and Bonds・米国債
6月の記事「Bullish US stocks, Gartley in US Bond 株式はまだブル強し, 米30年債はガートレー」で記載した長期金利のハーモニックパターンで、価格が一足先に動きを出し始めた印象もあります。だとすると、中期も追随し、ドルには有利?
WTI原油のきれいな売りのバタフライが待ち受ける相場
原油は、これまでと同じで、週足の売りのバタフライのPRZのマックスラインは年ピボットミドル値の78.74と重なる環境。ここまでの上昇も想定していますが、一歩手前の72.66のレジスタンスは年ピボットR2ですので、このあたりでヘッドアンドショルダーズパターンになる可能性も考慮です。
株式指数:フェイスブックの強烈ギャップダウン
フェイスブック(Facebook)はフィボナッチプロジェクションなどフィボナッチの数値にやられましたね。伸びている波では、フィボナッチエクスパンションやフィボナッチプロジェクションが非常に重要である例ですね。
SPXのシャークとバットパターン、レジスタンス
SPX は紫のバット、黄色のシャークとレジスタンスエリアでのプライスアクションに注目ですが、開いた窓もあります。
ナスダック(NDX)は、伸び切ったフィボナッチプロジェクションからのプライスアクションを見ていきます。
DJI もフィボナッチプロジェクションが伸び切っていますね。US30については、「ボラのある相場とEURのサプライズな動きに注意 Volatility & a surprise move in EUR?」もあわせてご参照ください。赤チャネルがレジスタンスとなり、下落すれば、オレンジのチャネル下限まで想定航路が描けます。
その他フューチャーズ、グーグル、アマゾンもご参照ください。
ES1 :トレンドラインからリバーサル。
Dow futures YM1’s current move
NDX’s futures NQ1’s current move
Alphabet (Google) :バタフライに見えるフィボナッチプロジェクションや、年足ピボットR2といった節目でのプライスアクションなど、テクニカル分析の参考になりますね。
Amazon:ウェッジを刑している可能性がありそうです。