2週間ぶりの投稿になります。前回想定していた上昇を継続し、ターゲットを狙っているようにみえるUS500のほか、最強ラインに押し目を付けるのか注目のゴールドなど、2週間たって見えてくるのは、「大きな絵柄は2週間前と同じ?」というシナリオです。行って来いのプライスアクションやテクニカルツールにある程度忠実に反応している相場達の今の様子をサクッとシェアします。
どっちつかずで疲れる相場なら、あわてない!
Potentially volatile markets ahead. Bullish sentiment vs technical analysis
トレンドラインやハーモニックパターンからのトレンドが継続している通貨ペア
GBPUSDはベアリッシュなバタフライパターンからジグザグな下落継続中
すでに投稿していた売りのバタフライパターンの一発目が効いた後、ジグザグと下落しているポンドドル。金曜日にサポートエリアをヒットして、出現した買いのバットパターンと売りの手じまいで買いあがっています。
このバットパターンで跳ね上がるのであれば、ターゲットは$1.35800あたりもシナリオに入ってきますが、日足のチャートで見える大きな節目は$1.31000あたりですので、バットパターンで少し跳ね上がった後にもう一度下げるか、あるいはバットパターンが無効になるか、週明けのプライスアクションを見ていきます。
EURGBPに居座り続けるブリッシュなブラックスワン
前回投稿した10月20日掲載のブリッシュなブラックスワンから反発後、やはり下げてきました。このブラックスワンのPRZ(潜在的反転ゾーン)はまだ下の方にあったので、下落しているのも納得です。キーレベルは0.83249.ここまで落ちてくれば一旦反発すると想定します。
EURUSD:トレンドラインから遠ざかる
ここしばらく注目していた赤いチャネル下限のライン。このラインから遠ざかっています。結果的にヘッドアンドショルダーズパターンのネックラインを割れた格好ですね。
ユーロ売りがもう少し進めば、次のターゲットは$1.11363。EURGBPと合わせてプライスアクションに注目です。ここしばらくの投稿画像もご参照ください。
ドル円、クロス円はブリッシュなハーモニックパターンが少なからず効いた格好
2週間前に記載していたのはドル円とクロス円に登場していたブリッシュなハーモニックパターン達。
結果的に突っ込み売りのポジションを踏みあげられた格好で、上昇したドル円のようなペアもあるのですが、行って来い状態でジグザグと下落しています。再びキーレベルで形成されたサポートエリアに近いペアや、キーレベルのあたりでうろうろしているペアがあるので、週明けのプライスアクションを待ちます。
ポンド円は、前回掲載していたA-サイファーが出てきたのが、157.543円というレジスタンスライン。現在はこのA-サイファーパターンが売りのブラックスワンになっています。ポンド円の次のキーレベルは明確で、149.207円を下に割ってしまうのかどうかにも注目です。
USOIL(WTI原油フューチャーズ)、GOLD
USOIL:$80.39再び
前回投稿していたUSOIL(MT4で見える原油のフューチャーズ)のホワイトスワン。このパターンのPRZ(潜在的反転ゾーン)を上に抜けた後、行ってこいで下げてきた後、ここしばらくのキーレベルである$80.39も下抜けです。現在買いのABCDパターンが出ているのですが、もう少し下げるのであれば、$73あたりがサポートになるかに注目です。
GOLDの$1807.07
なお、PRZ(潜在的反転ゾーン)はもう少し上なので、もう少し様子見ですが、抜けた$1807.07に押し目を付けるか注目です。
米株式指数: ボリンジャーバンド&フィボナッチ
2週間前に探索したUS500(SP500のフューチャーズDEC)のボリンジャーバンドとフィボナッチレベル。
2週間たってどうでしょう? ブリッシュな上昇継続ですが、実はすごく学べる値動きをしてくれています。
現在のUS500は、先週見たUS100と似たような動きになっています。ナスダックのキャッシュについては、フィボナッチがはじき出すターゲットのレベル、言い換えれば「ザ・伸び切りゾーン」の中でさらに上昇しようとしていると記載しました。
US500も同じで、週足のボリンジャーバンドをバンドウォークしているひやひや状態。それに加えて、ここしばらくの上昇の波を使ってはじき出す複数のフィボナッチのレベルを見ると、3.618%から4.236%など、キーレベルをヒットしている状態です。
なお、US500の場合は、$4794.79が明確なレジスタンス。このレジスタンスをヒットすると、様々なフィボナッチではじき出す2.618%、3.618%、4.618%などをそれぞれヒットす、あるいはそれを超えることになります。そして、$4750あたりには日足のボリンジャーバンドが控えているので、そろそろ上昇圧力が弱まるか、最後に吹き上げてスパイクを付けるシナリオを考慮できます。
いずれにしても、$4794.79まで上昇したら、プルバックが始まる可能性を想定中。センチメントはまだまだブリッシュですが、前回見たUS100 (ナスダックキャッシュ)と同じで、テクニカル分析などを考慮すると、かなり終焉地帯にいる可能性も頭の片隅に置いておきたいです。
そして、高値を超えられずにいるUS30(ダウキャッシュ)を考えると、指数間でダイバージェンスが発生していることは今の時点で明確です。
ブリッシュなセンチメントが強い相場ですが、備えあれば憂いなしの目線で、チャートを見ていきましょう。また何かあればアップデートしますね。