上昇しつつもレンジになっている米株式指数、ハーモニックパターンで落ちたUSDCAD、クラブパターンのいるシルバー、パリティ達成のユーロドルなど、引き続きプライスアクションが出ているチャート達。現在の様子をサクッとシェアします。
キーレベル再び:フィボナッチが待ち構えているチャート
US500, US100, US30, GER40: All in rage trading.
フィボナッチ、ボリンジャーバンド、ハーモニックパターンを学べるチャート
ドル円:フィボナッチエクステンション達成でやはりブラックスワン
先週投稿していた日足のブラックスワンが示していたPRZ(潜在的反転ゾーン)をヒットしたドル円。ほぼ同じ場所にある139.240円もヒット。このエリアには、フィボナッチエクステンションの3.618%があったという環境でしたね。
このエリアには、今月7月のピボットポイントR1が居座るため、レジスタンスになっているのが明確になっています。
先週触れたように、138.944円を上抜けて、週の前半に140円というラウンドナンバーを狙ってくる可能性もありますが、その後の動きに注目です。また、スラストが進行中か?先週の記事もご参照ください。
EURUSDとDXY(ドルインデックス):パリティ達成とフィボナッチレベル
ワンモアダウンでパリティに到達したユーロドル。年足ピボットポイントを軸にしたキーレベルの$1.01163をヒットして、反転してきています。
現在のユーロドルのチャートでは、この$1.01163と次の$1.00171がキーレベルになりそうです。$1.00171は2021年1月の高値と2021年3月の安値を使ったフィボナッチエクステンションの3.618%のレベル。先ほどのドル円と似た感じですよね。フィボナッチエクステンションから見れば、「ザ・伸び切りゾーン」にいます。
ユーロドルの場合は、パリティ達成をし、$1.01163という隠れキーレベル、さらにフィボナッチエクステンションの3.618%を達成したということになりますので、この後、売りの手じまいが重なって反発するかに注目です。
一方、DXY(ドルインデックス)もフィボナッチエクステンションから見れば、「ザ・伸び切りゾーン」にいます。ユーロドルと反対になりますが、2021年1月の安値と2021年3月の高値を使ったフィボナッチエクステンションは4.618%をヒット。ユーロドルよりも伸び切っていることになります。
GBPUSD:3ドライブ、ディープクラブ、キーレベル
4時間足では、買いを示唆する3ドライブパターンで反転中というダブルハーモニックの環境。
一方EURGBPを見てみると、売りのバタフライで下落している環境です。ポンドドルの場合は、キーレベルを上抜けて、そのレベルに押し目を付けるかに注目です。
USDCAD:ベアリッシュなクラブパターンで下落
再び、R1を狙ってくるか?それともクラブが表示している深いターゲットをヒットしてくるか、週明けのプライスアクションを待ちます。
コモディティ:SILVERのクラブパターン、原油のバタフライ
ゴールドは、月足のボリンジャーバンドがサポートになっているきわどい場面です。先週投稿した画像にある次のサポートまであと少しというところで反発しているじれったいプライスアクション。このサポートをヒットしてくれた方がわかりやすいので、週明けのプライスアクションを待ちます。
だとすると、戻り高値を付けるABCの3つの波からなる調整波の動きというシナリオがオンになります。クラブパターンとエリオット波動の関係についてはまだ探索していなかったと思いますが、どちらも軸にしているのはフィボナッチ。
ゴールドと合わせて、上昇の波の形を見ていきましょう。
なお、USOILには買いのバタフライパターンがいるので反発中ですが、$104あたりまで上昇してくるかに注目です。
株式指数: また、ギャップフィリング(窓埋め)?
上昇基調のナスダックキャッシュ(US100)とSP500キャッシュ(US500)。先週から居座る買いのブラックスワンがいたので反転という環境ですが、US100は$12019.48というキーレベルに接近中です。ここで売りのブラックスワンが出ているので、何かしらのプライスアクションが出ることは想定されますよね。
問題はその後で、US100は、$12131.56あたり、US500は$3901.86あたり、そしてUS30は$31370あたりをヒットすれば、空いている窓を埋めることになります。この窓を埋められるかどうかは別の問題ですが、引き続き短期的には、6月下旬の高値を上に抜けてくるシナリオもありですので、週明けのプライスアクションを待ちます。
まとめ:USDCADやシルバーなど、珍しくクラブパターンが出ているチャート達。ポンドドルのダブルハーモニックのシチュエーションもかなり興味深いです。米ドルとドル円は伸び切り過ぎか?こればかりはわかりませんが、ニュースに振り回されることなく週明けのプライスアクションを見ていきましょう。