7月も半分終わりましたが、空いた窓(ギャップ)を埋めに来るようなプライスアクションを見せているチャート達がいますので、7月4日に投稿した記事の続編として探索してみます。
窓(ギャップ)を埋める:窓は絶対埋められるのか?
Gap filling is still possible: DJI, SPX, NDQ, IXIC
ドル円などのFX
ドル円、クロス円などは、出ていたハーモニックパターンや強烈なレジスタンスが機能して一旦はプルバックを始めています。最新の分析については、昨日15日の「窓埋め(ギャップフィリング)、フィボナッチなどテクニカルが面白い:DJI、SPX、米国債、DXY、Gold、EURUSD」をご参照ください。
EURUSD:ABCDパターンがいる中、窓(ギャップ)を埋めた後に注目
逆にここまでくると、15日の記事に記載したように、溜まったポジションの手じまいが発生する可能性が出てきます。
DXY(ドルインデックス):3つの窓(ギャップ)、バタフライ、すぐそこにあるサポート
DXYは、サポートになりうるキーレベルが近づいてきています。$98.903、$98、$95、そして$93.635が意識されるというシナリオになります。
ブリッシュなバタフライパターンがいますが、PRZ(潜在的反転ゾーン)はキーレベルの下。上昇しても、このPRZまでは下げてくる可能性が十分あるので、焦らずに待ちます。
米国債(ZN1):窓(ギャップ)を埋めるでしょうか?それとも。。。
$116あたり、$117、そして、$119あたりに引いた水色のラインの場所に、わずかに窓(ギャップ)が開いていることをシェアしました。
今週、国債に買いが入ったので、金利が下落というプライスアクションになっています。現在いる売りのホワイトスワンでプルバックしても、チャネルの下限で下げ止まって上昇を開始すれば、さらに金利は下がります。
オレンジで示したように、キーレベルまで上昇するかどうかは週明けのお楽しみです。
DJI、SPX、NDQ、DAX:窓(ギャップ)を手前にフィボナッチに引っかかる
こちらは、DJI。7月3日にキャプチャ―したものとほぼ変わらずですが、ここしばらく、下げ渋りながらも、緑のトレンドラインに抑えられている様子。ここから買いあがるのは相当の圧力がないと難しそうですよね。
高値近くの窓(ギャップ)を埋めに来るかはわかりませんが、今のセンチメントから見ると不可能ではないです。ただし、きわどい場面にいることは確かです。
SPXの窓(ギャップ)
ギャップダウンしても焦らないことです。プルバックした後、再び、$4667.34に空いている窓まで上昇してくるか?この辺り、週明け楽しみですね。
SP500のキャッシュの方のUS500だと、今年の年ピボットポイントR1がある$4611.67が最終的なターゲットになってもおかしくないのですが、売りが入るリスクが高くなりつつあるようです。
NDQの窓(ギャップ)
直近安値から見たフィボナッチエクステンション的にも伸び切っているので、一旦はプルバックしてもらってかまいません。
が、DJIとSPXと同じく、空いている窓をどうするのかということになります。
DAXの窓(ギャップ)
なお、緑で描画したのはフィボナッチを表示する目的です。窓(ギャップ)を超えて、高値を更新すると、フィボナッチの鬼のレベル1.128%を達成することになり、ここで強烈な手じまいが入るというシナリオをオンにします。
とはいえ、窓(ギャップ)を埋めるのが精いっぱいで、すぐにトレンド転換する可能性もあるので、週明けのプライスアクションを見ていきましょう。
GER40(GER30)の窓(ギャップ)
GER40(GER30)は、キーレベルの16144.56に戻ってきて、ABCDパターンが検出されている中でのプライスアクションを継続。このキーレベルがレジスタンスになっています。直近高値付近に空いている窓(ギャップ)を埋めるかどうか、こちらも併せてみていきます。
BOTZ(Global x Robotics & Artificial Intelligence)の窓(ギャップ)
チャネルを形成しつつ、窓、そして、フィボナッチリトレースメントの61.8%(画像では38.2%)のエリアまであと少しという場面です。
紫のボックスで示した窓(ギャップ)を埋めて、さて?というところで週を終えましたが、フィボナッチリトレースメントの61.8%のある$31.33まで上昇していただいてもかまわないです。
窓(ギャップ)を開ける、それを埋めるというプライスアクションは、しょっちゅう起こりますが、週明け、米株式とテク株がギャップダウン、あるいはギャップアップするか?注目ですよね。
15日の記事も一緒に合わせてみていただくとよいのですが、空いている窓を絶対に埋めなければいけないということではないことにも留意です。なぜなら、ユーロドルは、2022年2月に窓を空けたまま下落し、1年以上たった今ようやく埋めようとしています。