テクニカル分析の基本:窓(ギャップ)のあるチャート達:NDQ、DXY、DJI、SPXなど

早くも7月の3日目が終わろうとしておりますが、今回は窓(ギャップ)が空いたままになっているチャートを集めてみようと思います。ドル円にはガートレーパターンも居座っており、今週もまたうろうろになるのか?今の様子をシェアします。

窓(ギャップ)をリスペクトするか?

A gap is seen on various charts and let’s check which one has it at the moment. 

ドル円:ガートレーパターンで146.603円、そして150.863円?

ドル円には、目立った窓がないように見えるのですが、現在の円安の動きがもう少し継続する可能性があるので引き続きシェアします。

現在、短期足で出ているブリッシュなガートレーパターンが機能して、反発しているところです。次のキーレベルは146.60円あたりですが、今年の年ピボットポイントR1のある150.863円までぶっ飛ぶのか?

3月からの上昇の波は、すでに伸び切っているレベルまで来ておりますが、かといって、すぐに円買いになりそうでもないので、引き続きプライスアクションを見ていきます。6月30日の記事もご参照ください。

DXY(ドルインデックス):3つの窓(ギャップ)を埋められないままなんですよねぇ

DXYは、ここしばらく記載したように、窓が3つ空いたままの状態です。

DXY Gap ドルインデックスの窓 3 July 2023直近の窓は、$104.110あたり。その上に今年のピボットポイントがあり、さらにこのキーレベルを超えた$106.419と$107.600あたりにも窓が開いたままです。

現在ブリッシュな5-0パターンが出ておりますが、もうひと下げして、ブリッシュなサイファーの方で反応する可能性もあるので、この後のプライスアクションを見ていきましょう。

米国債(ZN1):先週動きのあったチャートもよく見ると窓(ギャップ)が!

30日の記事には、ZB1(30年債/T-Bond)の方を掲載しました。3つの波からなるジグザグを繰り返して、徐々にトライアングルが形成されている可能性もあります。

そして、こちらはZN1(10年債のフューチャーズ)。

$116あたり、$117、そして、$119あたりに引いた水色のラインの場所に、わずかに窓(ギャップ)が開いているのが見えます。

現在はチャネルの下限にいて、下げの方向に傾いていますよね。空いた窓を埋めに来るのは、もう少し先かもしれませんが、今週のプライスアクションに注目です。30日の記事もご参照ください。

DJI、SPX、NDQ、GER40、DAX、UK100:窓(ギャップ)を埋めるか!

DJIの窓(ギャップ)

こちらはDJI(ダウ)。以前投稿した記事で、緑のラインが長期のトレンドラインであることをシェアしました。直近高値付近に空いたままになっている窓(ギャップ)にも触れたのですが、また、トレンドラインにひっかかっているのがわかります。

一旦下げてから、このトレンドラインを突破するのか?それともこのまま突破するのか?

こればかりは、マーケットに聞くしかないですが、テクニカル的には、窓が開いているエリアは、直近高値に対するフィボナッチリトレースメントの88.6%があるので、どうせならここまで上昇していただいた方がわかりやすいですよね。

SPXの窓(ギャップ)

SPXも、ピンクで描画したサイファーパターンで反応するシナリオを描けます。プルバックした後、再び、$4667.34に空いている窓まで上昇してきてもおかしくないです。

US500の方では、$4611.67に今年の年ピボットポイントR1があるので、$4600あたりが一応のターゲットということになります。

DAXの窓(ギャップ)

DAXも直近高値に対するフィボナッチリトレースメントの78.6%と88.6%の間に窓が開いています。

この窓を埋める可能性は十分にありますが、週足と日足ではベアリッシュなブラックスワンが機能しているのと、ヘッドアンドショルダーズパターンの右肩にいるシナリオもオン。

短期的に上昇して窓を埋めた後のプライスアクションに注目です。

GER40(GER30)の窓(ギャップ)

GER40(GER30)は、キーレベルの16144.56に戻ってきてうろうろしていますが、すでにABCDパターンが検出されている中でのプライスアクション継続といった感じです。

直近高値付近に窓が開いているので、16144.56を上に抜けてくる可能性も十分にありますが、ヘッドアンドショルダーズパターンの右肩を形成しているシナリオもオンです。

いずれにしても16144.56を上抜け後に、再び、下に押されてしまうと、話は変わりますので、この後のプライスアクションに注目です。

なお、英国のUKXは、フィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」できっちり反応し、続落状態。目立った窓がないのですが、短期的に上昇してきた場合でも、7900から上はレジスタンスゾーンになりそうです。

また、7289あたりにある今年のピボットポイントを下に抜けてくれば、話はガラッと変わるので、こちらも気をつけたいところです。

BOTZ(Global x Robotics & Artificial Intelligence)の窓(ギャップ)

以前投稿していたBOTZは、AI関連のETF。

チャネルを形成しつつ、窓、そして、フィボナッチリトレースメントの61.8%(画像では38.2%)のエリアまであと少しという場面です。

マイクロソフトやMETAもあと少しだけ上昇する可能性がありますが、フィボナッチから見ると「ザ・伸び切りゾーン」にいるので、ここから追随するのはリスクもありという感じに見えます。

いずれにしてもUS30、US100、US500は、フィボナッチリトレースメントの78.6%間近。イベントの結果が何であれば、節目ではプライスアクションが出そうです。イベントのタイミングに合わせて、窓を埋めてくれればわかりやすいです。

引き続き、米国債は、レジスタンスが機能したままだと、売り継続というシナリオになるので、金利は上昇。したがって米国の休暇明けの明日以降、ボラティリティアップにつながる可能性大です。

そして、7月3日に満月を迎え、これから新月に向かう新しいサイクルに入っています。

何かあれば、アップデートしますね。

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