ガートレー(Gartley)とサイファー(Cypher):フィボナッチ78.6%仲間のUSDJPY、EURUSD、Silver、ZB1

横向きの動きが続いていますね。SP500、ナスダック、US30は結構なレベルに到達しています。今目につくのはEURUSDとUSDJPYのガートレー(Gartley)。これが決めになってトレンドが転換するかどうかはわかりませんが、面白い様相ですのでシェアしたいと思います。

ガートレー(Gartley)とサイファー(Cypher):フィボナッチ78.6%

Fibonacci 78.6%

ドル円:ガートレー

USDJPY Gartley ドル円ガートレー 29 Jan 2024こちらは、いつものドル円。ガートレーパターンに押されて少し下げてきています。

先週記載したように、148円半ばあたりは、あたりは、フィボナッチエクステンションの5%。いわゆる「ザ・伸び切りゾーン」に到達していることになります。

チャネルの上限をヒットしていないので、プルバックの後、さらに大きなフィボナッチのキーレベルまで上昇するというシナリオはオンです。

DXY、EUSUSD:消えたガートレー、年ピボットポイントがキーレベル

DXY(ドルインデックス)とEURUSDは、先週とあまり変わりません。

こちらはEURUSDの4時間足。いつも見ているMT4で、先ほどまで、きれいなガートレーパターンが出ていたのですが、今消えてしまったので、トレーディングビューを使って描画しています。

MT4では、DXYとEURUSDは、今朝の動きで、窓を開けているので、いつか、窓埋めをするのかもしれませんね。DXYのキーレベルは、$102.422と$104.246あたり。

なお、ハーモニックパターンが消えた場合でも、使えないという訳ではなく、消えたパターンのゴーストが威力を発揮することがあるので、窓埋めに向けて反発するかに注目です。

クロス円:引き続き年ピボットポイントのミドル値をチェック

クロス円も、様相は同じです。以前記載していた年ピボットポイントからはじき出すミドル値のキーレベルでのプライスアクションに注目です。

シルバー:サイファー?ゴールドと合わせて窓が開いているチャート

こちらはシルバー。

画面中央の年ピボットポイントに向かって上昇中ですが、注目したいのは、ハーモニックパターンのサイファーが想定されていること。

前回記載したように、今年のピボットポイントがある$23.257あたりには、長期の移動平均線も上からかぶさっているので、このレベルを上に抜けてくるかが気になりますよね。

ゴールドも、ホワイトスワンで跳ねてきているのですが、シルバーと合わせて、下の方に窓が開いているのがミソのようです。

米国債:ZB1もサイファー?

こちらは、米国長期債のフューチャーズのチャート。

前回、ブラックスワンが出ていたので、跳ねてきているのですが、ZB1もシルバーと似ていますよね?

年ピボットポイントに向かって上昇している様相で、その先にはサイファーの候補が描画されています。

ZB1の場合は、緑のチャネルに対して押し目をつけるのか?に注目したいです。また、前回と同じく、水色のボックスは、フィボナッチエクステンションの5%とフィボナッチリトレースメントの61.8%が重なるエリアなので、レジスタンスとしてかなり強烈に機能する可能性がありそうです。

NDQとES1:フィボナッチ「ザ・伸び切りゾーン」マックスレベル

前回ナスダック総合指数(IXIC:US Composit)を投稿したのですが、ここしばらく気になっているのは、NDQ(ナスダック)のチャート。

NDQは、フィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」のマックスレベルの$17651.01をすでにヒットして落ちてきています。

ワンモアアップしてもらってもかまわないのですが、その後、赤のラインで示したようにプルバックがあることも想定できます。

プルバックの先は、別の「ザ・伸び切りゾーン」が形成した窓。落ちてくるのか?興味深いですよね。

このほか、US30はフィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」5%で、ぴったりと止められた後、「ザ・伸び切りゾーン」のマックスレベルに向かって上昇を試みています。ただし、ボリンジャーバンドの2シグマがレジスタンスになっています。US500、US100も、「ザ・伸び切りゾーン」のマックスレベルと長期のボリバン2シグマがレジスタンスになりそうです。

こちらはSPXのフューチャーズES1。

ブルーのラインは、フィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」のマックスレベルで、きれいにヒットしています。

そして、ブラックスワンも出ているので、おそらく、プルバックのプライスアクションに加えて、ボラティリティが出るというシナリオをオンにしています。

こちらはGOOGL。ブルーのラインが「ザ・伸び切りゾーン」のマックスレベル。

そして、ディープクラブです。

週明けの現時点では、APPLなどテク大御所の決算報告を控えているため、動きが鈍いです。

それでも、フィボナッチやキーレベルなどテクニカル分析から見えてくるのは、決算報告などでワンモアアップがあっても、その後はダイブか?というシナリオ。

また、チャート上に存在する今週のウィークリーピボットと今月のマンスリーピボットが結構なレジスタンスになる可能性もありそうです。

特に、気になるのは、ZB1とシルバーに出てくるかもしれないフィボナッチ78.6%を使うサイファーの存在。サイファーを形成するまでは上昇を意味するので、ドル円がガートレーEURUSDがガートレーで上昇するという目線とつじつまは合います。

ただし、問題はその後で、サイファーができる地点には結構なレジスタンスがあるので、逆走も想定できる様相のようです。いずれにしても、フィボナッチ78.6%仲間が威力を発揮して、ボラティリティが出る?注目ですね。

また何かあれば、アップデートしますね。

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