GOLD, Silver, AUDUSD, USDCAD, Crude, Brentなど、引き続き資源と関連通貨の動きが気になり、またクロス円、とりわけCADJPYのバタフライが強烈に効きました。The week highlighted again the moves of commodities such as gold, silver, crude and brent but CADJPY’s butterfly was a winner!
金利との乖離はトレードチャンス!?
(注:この記事は2018年1月13日に投稿していたものです)
日銀の発表などファンダが注目された週ですが、移動平均線、ポジション動向からはドル円の売りがジョーカーではないかと考えていました。ドルは年明けの買いを記載した後、今週の月曜日と火曜日の動きで、下目線に切り替えていました。結果、クロス円もすごいことになりましたね。英語の要約は飛ばしてください。
チャネル内の動きに注目する相場
ドル円と金利
ドル円のパズルは、ずばり、金利との乖離です。こちらは、金利のチャートです。
金利の価格チャートでは、週足で買いのサイファーが検出されてPRZ(潜在的反転ゾーン)で下げ止まっていたのですが、さらに価格が下げて金利を押し上げています。
金利が上昇している場合、ドル円も連動して上がるというのが本来の相関ですよね。
青いチャネルを上抜けてからの短期の上昇に、ドル円は追いついていません。
ドル円の直近の動きに見えるチャネル
ドル円は、火曜日に年ピボット112.863円を超えられず、4時間足の移動平均線の50と20に抑えれて大きく下落しました。
金利が上がり、ドル円が下がるとなると、どこかで乖離を埋める動きが出てくるというシナリオを取り入れてもいい場面かもしれません。
ボリンジャーバンドの2シグマはずっとはみ出したままで、-2シグマがレジスタンスになっているという強烈なダウントレンドです。この日足チャートを見ると、陰線の連続がエリオット波動でいう第3波にも見えます。
この見方が正しいと、金利上昇、ボリンジャーバンドはみだし、短期足の買いのブラックスワン、日足のシャークパターンという根拠をもとに、第4波としてプルバックを入れる動きをみせるかもしれませんが、長期的には、バタフライと11月からの下げのABCDパターンを目指して、110円前後まで下げる可能性があるという目線もありですよね。
直近はプルバックを想定し、今の価格帯からのショートを様子見です。
また先週「現在の金利ですが、正直、相場に決めてもらうしかないと判断しています。画像の下の方には、年ピボットS1の121.79があります」と記載しましたが、買いのサイファーは反応しましたが、PRZを抜けてきました。121.79で何らかのプライスアクションがあれば、ドル円の買いの手じまいを考える=ドル円売り再開というように、必ず節目で起こるプライスアクションを待ちます。
ユーロドルとポンドドル:ハーモニックパターンと金利
ユーロドルには、3つのパズルがあります。パズル1:EURUSDの売りのディープクラブ。 パズル2:EURに関連している金利の価格チャートが買いのクラブ。 パズル3:ドルの金利が下げるとドル円は売りで、クロス円にも波及?
EURUSDはディープクラブに反応して下げてきましたが、水曜日の安値を割らず、ドル売り継続で、木曜日金曜日と上昇。金曜日にはバタフライが出ていたのですが、最後の動きで消えています。
消えた後、やっぱりということはよくあるので、ここからロングをするよりは、少しプルバックを入れて、下げ止まりを確認したいです。
ボリバンはみだしの強烈なアップトレンドですが、こういう時に限って要人発言、欧州での出来事など何かをきっかけに下げてくることもあるのが相場。
下げ止まって1.2388あたりまで上げて、またプルバックとジグザグを繰り返して、年ピボットR1の1.26153と週足の下降トレンドラインが交差するエリアまで上昇する目線です。
ユーロでも、一緒にみておきたいのが金利です。フィボナッチエクステンションの4.618などまで到達。金曜日のNY市場の閉場に向けてEURUSDは上がっていますが、その間金利は安値を切り上げており、金利がもうひと下げするのか、EURUSDがプルバックを入れるのか、気を付けたいところです。
検知されて消えてしまったバタフライのPRZですが、これが意識されていると、EURUSDは、金利の上昇に合わせて、大きくプルバックする可能性があります。
GBPUSD(ポンドドル)も金利
ボンドに関連する金利の価格チャートについては、12月30日の「主役はコモディティ – 金と銀はハーモニックパターンで上昇 – BTCUSD on course」にある日足の画像をご参照ください。
下げ継続なのかもう少しプルバックを入れるのか、レンジになるのかわかりませんが、もみ合いになってくれればブレイクアウトを狙えるかもしれません。
コモディティ:ゴールドは複数のピボットポイントに注目
ゴールドは上昇継続ですが、マンスリーピボットR1や、年ピボットのミドル値で攻防しています。EURUSD、AUDUSDと同じく、日足20MAとの乖離を考慮すると、調整が始まってもおかしくないとまだ想定しています。GOLD pushed higher in a manner of 12345 over monthly pivot R1 and the middle value of Yearly pivot at 1330. A near term pull back towards daily 20MA is considered, which may form a zigzag in ABC.
WTI原油:原油のディープクラブとCADJPYのガートレー、バタフライ
カナダドル円はガートレーのPRZ(潜在的反転ゾーン)を上抜けてから、バタフライで爆下げでした。原油が上昇しているので、その動きにはまだ注目したいですが、WTIでは、68.92ドルは大きな下落の50%の戻しレベルで、その手前の66ドルあたりに年ピボットのR1がいます。そのため何らかのプライスアクションが出る可能性も高そうです。この辺りでレンジ、H&Sなどパターンを形成し始めるのを中止します。
WTIが38.2%戻しの78ドルまで行くかどうかはわかりませんが、途中、72.66ドルでは、週足800MAと年ピボットR2が居座っているので、ここでは強烈なプライスアクション(タッチして長い上ひげなど)の可能性はありとみています。先週に続き、AUDとCADは、もうはまだなり、まだはもうなりが少し継続する可能性もあります。 ただし、ポンドの金利が上がると、個人的には、下げ止まりを見て、GBPAUDとGBPCADの買いを検討します。
株式指数:ダウの推進波とフィボナッチ
DJI(ダウ株価指数)の年ピボットR1とフィボナッチプロジェクション
DJIは、想定航路通り上がってきて25,000を突破し、まだ上げ基調です。26500あたりに年ピボットのR1がいます。
フィボナッチプロジェクション2.618が、このR1とコンフルエンスのエリアを作っているように見えます。
NasdaquやSPXも少し上に同じようなレジスタンスレベルの年ピボットがいますので、ここまではトライするのかもしれません。
先週の動きで気づくのは、金利とドル円の動きは乖離しており、引き続き円売りのポジション、さらにはユーロ買いのポジションが膨らんでいるということです。劇的なポジション解消があると、EURJPYは影響を受けることになります。また、円売りのポジション解消は注意したいです。これはさらにドル円を押し下げる要因になります。
トレード仲間と意見を交換していたのですが、今回のドル円の下げが、ポジション解消の円買いに起因していると考えられた一方、円売りのポジションがさらに膨らんでいる不思議な状況です。
他の要素があるのか、わかりづらい相場であることに間違いはないです。できることは移動平均線やピボットなどの基本ツールを使い、前日高値・安値ブレイクアウト手法など、雑念を取り払っての短期間トレードかもしれません。ゴールドやユーロなど、長期時間足を見てサポレジを確認して、中途半端な安値と高値掴みは避けたいというのが今の相場です。
WEEKLY Review BOTTOM LINE: The move of US Dollar was tantalising as seen in DXY but a big time frame’s bearish patterns such as USDCAD’s bearish 5.0 and USDTRY’s shark pattern still hold their prz. A brief buy of USD met a sell off, which was obvious in USDJPY. Although there may still be a near term bounce for USD, there is a mysterious rise in yen sell position according to COT. EUR and WTI have also shown a large buy position. As we could not see clear bottoming in US10Y and BUND prices, it may still be a difficult to assume USD is bottomed or EUR is topped, either. However, the next week may be crucial for DJI, SPX and Nasdaq because yearly pivot resistance levels are nearby for these indices. If a sudden pull back takes place, this will again weigh on USDJPY. DJI extended its gain and DJI, SPX and Nasdaq may be aiming to hit yearly pivot’s resistance level which is about 26500 for DJI, for example. Fibonacci projection 2.618 converges at yearly pivot R1, which may create significant price action. It may not be still a sell time but its price action near pivot resistance needs to be monitored.