GBPUSDはガートレー、USDCHFはクラブパターンが効く♪ Harmonic patterns in play

週末に記載していたユーロドルのサポートやドル円の「ザ・伸び切りゾーン」が効いている相場です。イースター休暇明けにプライスアクションが出ているので、今の状況をサクッとシェアします。Harmonic patterns and confluence in play for GBPUSD, EURUSD, USDJPY, USDCHF.

ガートレーからABCDパターンへ:US100も見逃せない!

US100 carries a bearish ABCD pattern 

ハーモニックパターンで節目から節目へ?

EURUSDはブラックスワンとサポートが効きましたね

ターゲットであった$1.17227に到達した後、先週のブラックスワンから約150ピップスほど上昇しているユーロドル。ハーモニックパターンを使っていないトレーダーさん達と目線は一致した「サポートでは売らない」という基本のプライスアクションが出ています。

EURUSD Bearish Butterfly ユーロドルのベアリッシュバタフライ 6 April 2021こちらは、4月6日にキャプチャ―しておいたバタフライパターン。3月下旬から4月1日にかけて形成した初動のひと山を使ったフィボナッチエクスパンションでは2.618%を達成しています。

現在はフィボナッチエクスパンションの次のレベル3.618%を狙っているように見えますが、留意しておきたい点がひとつあります。

ドルインデックス(DXY)には、ユーロドルと逆の買いのバタフライパターンが出ていて、価格は日足の20MAに支えられている場面で下落圧力が少し弱まっています。なお、2月下旬の安値と3月31日の高値を使ったフィボナッチリトレースメントレベルを見ると38.2%まではもう少し値幅があるので、ドルインデックスがここまできっちり下げるのであれば、ユーロドルはもう少しワンモアアップというプライスアクションを見せる可能性がありますね。

USDJPYはゴーストのシャークパターンがレジスタンス

ドル円は、3月27日に投稿していたベアリッシュシャークパターンの存在が再び意識されているようです。シャークパターンは消えてゴーストになっておりますが、PRZ(潜在的反転ゾーン)は110.837円で、この価格のほんの少し手前で失速している状況です。また、今年1月からの上昇のフィボナッチエクステンションの4.618%という「ザ・伸び切りゾーン」に到着しているため、少しプルバックしてほしいという目線です。

ドル円の場合、月足のボリンジャーバンドの2シグマが走る111円前半まで上昇する可能性もありますが、週末の投稿で記載した金利の動き次第では、どちらかに爆走する可能性もありそうですね。プライスアクションをしっかりとみていて、だましの動きについていかないようにしたいです。

クラブパターンで律儀に下落しているUSDCHF

異なる時間足で異なる売りのハーモニックパターンが検出されているUSDCHF。約140ピップスほど律儀に下落しています。引き続き、上昇してきた波が5つの波から形成された推進波のようにみえますので、プルバック継続の場合は、ジグザグとしたABC調整波を意識しながらプライスアクションを見ていきます。先週の投稿もご参照ください。

GBPUSDはガートレーパターンが素直に効く

こちらも4月6日のGBPUSD。ガートレーで落ち始め、現在、グリーンのチャネルの下限まで到達。

ポンドドルは日足のチャートを開いて、チャートの左側を見ると、今どこにいるのかが見えてきますが、深いプルバックをするのであれば、ターゲットはまだまだ下の方になるという見方もできます。

ポンドドルと合わせて、バタフライパターンが出ていたポンド円は、現在、大きな節目の153.375円がレジスタンスになっています。ポンド円の場合もバタフライパターンのターゲットはまだまだ下の方です。

CHFJPYは変形バットという鬼のハーモニックパターンと遭遇

CHFJPYは、どこかで見たことのあるチャートになっていて、変形バットという鬼パターンと遭遇中。

このパターン、バットパターンのおいとこですが、非常に重要な意味を持っています。シャークパターンと合わせて、エリオット波動で言うフラットパターンを演出する可能性のあるパターンです。下記の参考記事をご参照ください。

その他、記載していたEURJPYの売りのブラックスワンも健在で、まだヒットしていない130.799円まであと少しという場面。AUDJPYも、年足ピボットポイントが存在する86.253円を再度トライするかと思ったのですが、失速中ですね。

国債(金利)と6J1という仲間

週末の投稿で触れていた米10年債。YP S1とあるのは年足ピボットのS1で少し手前から反発しています。画像中0.382とあるのは、日足チャートなどズームアウトした時に見える大きな上昇の波の高値と安値を使ったフィボナッチリトレースメントレベルの61.8%のことです。

また、描画しているのはピンクがガートレーブルーがバタフライパターン。この辺りがレジスタンスになって下げてくれば、金利が上昇するので、ドル円はゴーストのシャークパターンのPRZである110.837円を上抜けしてくる可能性があります。

その一方、ZN2というもう一つのチャートを見てみると、価格は、すでにYS S1をヒットして逆三尊のようになっています。ZN1の方が、この61.8%のキーラインに押し目を付けて、バタフライパターンやガートレーのPRZを上に突破すれば、金利は下がりますので、ドル円はゴーストのシャークパターン通り、大きくプルバックするというシナリオを描けます。

また、気になるのはこちらのチャート、日本円のフューチャーズのチャート6J1です。

日本円のフューチャーズは4月1日より買い上がっており、現在、年足ピボットS1がレジスタンスとなるか、これがサポートになるかという場面です。

ホワイトスワンというパターンに近いパターンを描画していますが、4月に入ってからのドル円の動きはこちらにヒントがあったのかもしれません。ちなみにスイスフランの6S1はとっくに爆走して買いあがっています。

ドル円の場合は金利もしかりですが、独自のリズムで動くこともあり、ボラティリティが上がり、センチメントが傾くと、円買いになる可能性も。クロス円に売りのハーモニックパターンが出ているので、金利とフューチャーズのチャートを合わせてみておくといいかもしれませんね。

米株式指数:US100はガートレーからABCDパターンへ

こちらは、4月5日にキャプチャ―していたUS100(ナスダック)のキャッシュのチャート。

見事なガートレーですね。

ただし、この時点では、フィボナッチリトレースメントレベルの76.4%をヒットしたものの、78.6%(画像中は21.4%)の方をきっちりヒットしていなかったので、すぐに売りで参入するにはリスクありかなという目線。結果的に、この後、78.6%まで上昇してきましたよね。

そして、現在は、日足のチャートでも確認できますが、ベアリッシュなABCDパターンという意味のあるパターンが出ています。

このパターンが出ている場合は、ここまで上昇してきた波の形に注目です。

チャネルを引いていませんが、ジグザグと3つの波からなるABC調整波の動き、いわゆるベアフラッグのようなチャートパターンを見せています。

となると、この後はプルバックすることをシナリオに入れておくのが得策のようです。US100についても先週の投稿のほか、下記のエリオット波動とハーモニックパターンPart1続編もご参照ください。

変形バットやABCDパターンなどに関する参考記事

エリオット波動とハーモニックパターンPart1 続編 Elliott Wave&Harmonic Patterns II

ハーモニックトレード Part2(続編) 延長タイプパターンの変形バット(Alternate Bat) Goldの事例

US100のバタフライパターン、米国債のフィボナッチプロジェクション2.618%とギャップ – VIX in focus

節目に到達したEURUSD、USDCHFのマルチハーモニックパターン、ドル円はリスクリワードの逆転?

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