EURGBPのブラックスワンやDXYのバタフライなど長期足に居座るハーモニックパターンとサポレジでのプライスアクション

Black Fridayの急落から高値と安値を切り下げてきている米株式や、ドル円、ポンド円、豪ドル円などは再びキーレベルの辺りをうろうろしています。キーレベルがレジスタンスになるのか、それともサポートになるのか?ボラティリティが高まっている相場のようです。

Black Fridayにブラックスワンの急降下:次はABC調整波?

Volatile markets: Potentially huge swings!

ハーモニックパターンが使えないと言いたくなる通貨ペアのある相場(´;ω;`)

ドルインデックス(DXY):バタフライとキーレベルのレジスタンス

ドルインデックスには先週投稿したバタフライパターンが健在。$96.830がキーのレジスタンスですが、このバタフライパターンのPRZ(潜在的反転ゾーン)は、もう少し上の$98.709にあります。キーのレジスタンスがこのまま機能するのかに注目。

USDJPYは116.585円というターゲットも視野に

USDJPY Bullish Shark ドル円のシャークパターン 5 Dec 2021ドル円はずいぶん前に記載していた116.585円が視野に入ってきている相場。

現在、日足でブリッシュなシャークパターンが検出されていますので、直近のレジスタンスの113.244円を上に抜けた場合は上昇継続の可能性があるというシナリオもオンです。

 

EURUSDはヘッドアンドショルダーズパターンからのプライスアクション継続

ユーロドルはすでに投稿していたヘッドアンドショルダーズパターンのネックラインを割った後、先週蛍光ブルーで表示していた一番控えめに見たターゲットをヒットしてうろうろ。

こちらは直近のEURUSD。まず、黄色で示したボックスにある50というのは昨年2月の安値と今年の1月につけた高値を使ったフィボナッチリトレースメントレベルの50%になります。

このフィボナッチのレベルにオレンジの長期移動平均線が重なるほか、赤いチャネルの下限ラインと$1.14295あたりが結構なレジスタンスになってくるのがわかると思います。

下落した場合は、もうすこし下にあるキーレベルまでの下落を想定しますが、12月の残りをこのボックス内でうろうろするのか?もうしばらく様子見です。

GBPUSDの3ドライブ、EURGBPのブラックスワン、GBPJPYのガートレー:PRZが伸びる

先週投稿したポンド円のガートレーは一旦意識されましたがPRZを下に突き抜けた状態で、サポートエリアに到達。

ポンドドルのブリッシュな3ドライブパターンはその後、ブリッシュなブラックスワンへと進化。つまり、3ドライブパターンで反転せず、その後の値動きで、ブラックスワンというパターンになっています。そして、EURGBPに引き続きいるのはブラックスワン。

ポンド円の場合は、円買いと重なりガートレーが無効になりましたが、先週記載したように想定内のプライスアクションでした。

「ハーモニックパターンは使えないじゃないか。」これらのパターンで買いでエントリーしていれば、つい、そういいたくなりますよね。ですが、市場のセンチメントやポジションの傾きによっては、ハーモニックの基礎であるフィボナッチがはじき出したレベルを無視して突っ切ることがあるということを覚えておくといいですね。

特に、ポンドドルの場合は、ハーモニックを使わないトレーダーが見ている移動平均線など、ハーモニックパターン以外の他のテクニカル要素がはじき出す価格帯をヒットしていないなど、中途半端な場所にいることは確実ですので、わからなければ参入にしないという選択肢をオンにしてもいいと思います。

EURJPYの気になる変形バットは消えましたが。。。

ユーロ円に出ていた変形バットパターン(Alternate Bat)はとりあえず機能して、価格が一旦横向きになりました。ですが、市場が意識しているであろう126.704円をヒットしているわけではないので、ここまで下落する可能性も考慮しています。それでも、ユーロ円の場合、消えたハーモニックパターンのゴーストが力を発揮するのかに注目です。先週の記事もご参照ください。

コモディティ:USOIL(WTI原油フューチャーズ)、ゴールド、シルバー

USOIL:$69.65、シルバー$22.602、ゴールド$1807.07という壁

USOIL(MT4で見える原油のフューチャーズ)、シルバー、ゴールドともにキーレベルは明確です。このキーレベルがレジスタンスとなれば、続落を想定しますが、特にシルバーには、何なんっすかね?このレジスタンス間際でブリッシュなサイファーパターンが出ているのが気になります。笑

可能性としては、レジスタンスとなるふたを背後に売りにエントリーしても、ドルインデックスの動き次第では、売りポジションが切らされるリスクがあるというシナリオになるかもしれません。

株式指数: GER40の15725.23、ダウキャッシュの$34590.74

先週投稿していたのは、GER40のベアリッシュなブラックスワン。このパターンはまだ健在です。このパターンが披露したのは、勢いのある下落というプライスアクション。15725.23というキーレベルをずぶっと刺した陰線が明確に見えると思います。

このキーレベルがふたになると、ブラックスワン通りの下落航路を進むと想定中です。

が、GER40の場合、高値からの下落が5つの波から構成される推進波だとすると、現在は、ABCの3つの上昇波を形成するために、蛍光ブルーで示したように上昇してくる可能性もあります。

以前探索していた米株式指数キャッシュやフューチャーズは、フィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」の中で上昇しようとして、ブラックフライデーの薄商いでの撃沈劇となった格好ですが、同じく、キーレベルが再びインプレーしている状態ですので、このレベルを挟んでのボラティリティはオンになると想定できます。

シルバーと同じく気になるのはUS500フューチャーズのブリッシュな5-0パターン。

ちょーっと気になりませんか?ゴールド、シルバー、原油と合わせて、一旦上昇する可能性も考慮しておいた方がよさそうですよね。

ダウのキャッシュであるUS30も、キーレベルの$34590.74をうろうろしています。上に抜けて上昇してきた場合は、ヘッドアンドショルダーズパターンの右肩を形成している可能性を考慮。

押し目買いとなり上昇すれば、ターゲットをヒットしたら手仕舞いするなど、リスク管理をしっかりとしていきましょう。また何かあればアップデートします。

PS:昨夜は新月。ムーンフェイズのインジケーターもありますが、少しサイクルが変わるかにも注目です。

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