意識された水平線(ライン)間際の値動き+ハーモニックパターン=ドル指数(DXY)に注目 DXY’s resistance

ポンドドルは待っていたプルバックあり、ニュージーランドドルは年ピボットS1を下抜けてスパイク。ユーロドルも売り目線でいるとベアトラップになりそうな状態のチャート。とりわけFOMCの後、短期足だと上下の値動きが激しいのでエントリーしづらい状況だったかもしれませんが、テクニカル分析の基本を学ぶと理解できるプライスアクションかもしれません。Potential large time frace harmonic patterns may become valid.

長期?短期?:トレードスタイルを使い分ける

Back to long time frame analysis with harmonic patterns.

(注:この記事は2019年9月たものです)

先週、他の受講生とのディスカッションに久々に戻りました。みんなの目線、ハーモニックパターンの使い方など、学ぶことが多いディスカッションです。わからない時だけでなく、自分の分析をシェアして意見をもらうなど、意見を交換できる場所があるのは、やはりいいですね。また、これまでの記事は携帯で見ると内容が長くて自分でも疲れたので(笑)、簡単にキーポイントのみ掲載するようにしますね。

さて、21日の投稿「ドル円が示唆していたプライスアクション:ダブルハーモニックパターン ‐ Typical double harmonics」から、ドル円は下げてきて、日足の25MA、週足の50MAに支えられて今週反発。まだ日足20MAが週足20MAの下にいて、上昇の仕方がジグザグしている状況です。

その一方、以前から記載しているニュージーランドドル、ユーロなどは、年足ピボットサポート1というレベルから上昇して、下落して、金曜日に反発というプライスアクション継続。結果、気を付けたいのは、ベアトラップかもしれませんね。

長期の時間足にハーモニックパターンがいる場合、ハーモニックを使っていなくても強固なサポートがある場合、すぐには反発しないことが多いですよね。テクニカル分析の基本を学ぶ際に、必ず教わるのが、下落トレンドから上昇トレンドに転換する場合は、横向きの動きが入るということ。車がカーブを曲がるのにスピードを落としてから曲がるのと同じだと教わります。8月のプライスアクションを見ると、年ピボットのS1というレベル間際での動きのため、ユーロなど枚数をあげて売り増ししても、思った方向に伸びない可能性がある場面だということがわかります。

来週のためにチェックしておきたいハーモニックパターン

ドルインデックス(ドル指数)のバタフライパターン

ドルインデックスは、バタフライで少しプルバックですが、注目したいのは、画像上の年足ピボットR1と、そこに重なるフィボナッチプロジェクション1.618のレベル。

今月頭に、年足ピボットR1をヒットしないままで下落ですが、後半の動きは再度ヒットか?という動きですよね。

できれば、売りで参入するにはわかりやすい節目なので、ヒットしてほしいです。

ポンドドルの5-0パターン

ポンドドルは15日の投稿で、売りのシャークパターンを掲載した後、週足20MAがレジスタンスとなり、ずるずると下げてきました。その後買いの5-0パターンが検出され、下げ止まっています。5-0パターンでは、PRZ(潜在的反転ゾーン)の基本はフィボナッチリトレースメントレベル50%ですが、61.8%を含めるのもありです。このまま上昇しても、黄色のボックスで示したように、61.8%のレベルをテストするために、また下げてくる可能性はあります。

EURGBPは、ブラックスワンと強烈な水平線が効く!

ユーロポンドは、想定通り、買いのブラックスワンのPRZ(潜在的反転ゾーン)の最下限である0.8798に到達。重なっていた年足レベルのピボットポイントのミドル値から上昇していますね。現在は売りのブラックスワンが出ているので、ポンドに対して売られることを示唆しており、上記のポンドドルの5-0パターンとつじつまはあいます。

ドル指数がレジスタンスをヒットするまで待つことも大事かもしれません。その後は、来週すぐでなくとも、ドル安になる可能性がありそうな相場であることを他の通貨が教えてくれているようですね。

SP500やダウはシナリオが多くなる環境

この1週間、ブルとベアの両方のシナリオが描けるプライスアクションに終わったのが米株式。SP500のフューチャーズを見ると、赤のトレンドラインと濃紺のトレンドラインが交差する価格帯ではプライスアクションが出ています。週の前半、もしかしたら下落かと思わせるような動きの後、推進波のような勢いのある下落の動きにならず、いやな相場環境になっていますね。

ピンクで示したのはネンスターパターン。フィボナッチプロジェクションの1.272を使うので、バタフライの親戚です。バタフライとの違いは、画像中のCの安値に見えるように、安値が切り下がっていること。バタフライの場合、CがAの安値を更新しません。

このネンスターのように動くのであれば、緑のチャネルの上限を狙うことになります。逆に、濃紺のトレンドラインを超えられない場合、ヘッドアンドショルダーズパターンの可能性もあるので、下落を再開するシナリオも考慮したいです。

また、緑のチャネルの上限をヒットした時点では、ドル円、DXY、そしてゴールドに必ず動きが出ると想定できる相場環境です。前回も記載したVIX(恐怖指数)などにも注目ですね。さてどうなりますか?

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