クロス円に聞くPart 2:豪ドル円やカナダドル円のブラックスワンなど‐ JPY crosses in focus

先週のアップデートの際に、ブログの調子がよくなかったので、テンプレートを変更してみました。長期や短期の移動平均線が絡まっていた通貨など、今週の動きで、来週の方が楽しみな相場環境ですね♪ Gold, EUR, JPY are at crucial levels.

ゴールド&シルバー:お待たせ~の動き

Gold and Silver with bearish harmonic patterns.

(注:この記事は2020年5月30日に投稿していたものです)

サポートラインを守る通貨や節目にあともう少しの通貨

ドル円は107円、107.94円の節目が意識されているようですね

USDJPY bullish gartley 29 May 2020 ドル円の買いのガートレーパターンとサポート

ドル円が、キーレベルの106.594円に背を向けてから、今週は長期足の50MAなどに押されて下落していますが、当初、想定していた107円前半はまたもやサポートになりましたね。

金曜日にタイミング良く出てくれたのは、買いのガートレーパターン。

日足の20MAが緩やかに上を向きだしたのですが、一時間足の20MAは、4時間足20MAの下にある相場環境なので、週明け、下落してから、押し目を形成するかを見ていく相場になりそうですね。

ユーロドルはフィボナッチエクステンションを見ておく

ユーロドルは、週足20MAや日足の200MAなど長期の移動平均線がかぶさっている状況から、$1.08813のキーレベルがやはりサポートとして機能し、週足20MAを突破してきました。

ずいぶん前に記載していた次のキーれベルである$1.10532をようやくヒットして上抜け。また、14日の安値と15日につけた高値を使ったフィボナッチエクステンションのレベルを見ると、価格は金曜日に4.618%に到達。もうほんの少し上昇すると大きな節目の$1.1165に到達するので、金曜日の高値を抜けた後の動きに注意して、プライスアクションを見ていきます。

クロス円のハーモニックパターンは見ておくと得!?

これは28日にキャプチャ―しておいたクロス円のハーモニックパターンです。

右上は、AUDJPY(豪ドル円)で、ブラックスワン。右下はAUDUSDでブラックスワン。左下は、CADJPY(カナダドル円)でABCDパターン。

左上は、EURJPY(ユーロ円)で、バタフライ。なお、これらのパターンが検出された場所に注目すると、年足レベルのピボットポイントのS1などが走る節目にいます。

大きな節目がレジスタンスになってくれれば売りエントリーにも優位性があったのですが、今回は、ハーモニックパターンが検出されて一発目でエントリーしておくか、あるいは、下げた後、戻り高値を付けた時を待ってエントリーするか、待つとことも必要だったような相場のようです。

理由は、それぞれのハーモニックパターンのPRZ(潜在的反転ゾーン)の上限がもう少し上であるほか、今週の流れは円売り継続。ユーロ円には長期足の移動平均線までまだスペースもあります。

一週間の流れは意外と継続するうえ、移動平均線は上向きなので、長期の移動平均線をヒットするまでもうひと上げあっても焦らないスタンスです。ちなみに、画像中のAUDJPYとCADJPYでは、小さい枚数で売りの試しポジションを入れているのが見えると思います。さて、どうなりますか笑

コモディティ:ゴールド、シルバー、WTI原油

ゴールドとシルバーのフィボナッチ78.6%

いやいや、ゴールドとシルバーが、待っていた動きをようやく見せてくれました。

ゴールドの4時間足です。以前から意識されている$1739.06がレジスタンスとなるか?というところで、売りのブラックスワンが出て、レンジになっています。

ゴールドの場合、19日に触れたトライアングルの上限のラインを下抜け後、また上に抜けてきたのですが、27日からの上昇が明確な5つの波からなる推進波ではないようです。

これがABCの調整波であるならば、一旦プルバックを開始するシナリオが描けます。また、5月18日の高値と27日の安値を使ってフィボナッチを引くと、金曜日の高値はフィボナッチリトレースメントレベルの61.8%でぴったり止まっています。

来週に考えられるシナリオは、以下の通りです。

1)$1750.10を目指す。少し下落しても、トライアングルのトレンドラインの走る$1710.60から$1720あたりで、再びサポートされて上昇に転ずるというシナリオになります。$1750.10は、5月18日の高値と27日の安値を使ったフィボナッチリトレースメントレベルの78.6%。この場合、27日から金曜日までの上昇はabcで、来週以降大きなABCとなる可能性があります。

2)$1757まで目指す。$1757は、上記の同じ高値と安値のフィボナッチリトレースメントレベルの88.6%。ここには、日足のボリンジャーバンド2シグマが走っています。高値更新間近でのプライスアクションを見ていくことになります。

3)$1720あたりでサポートされずに下に突き抜ける。この場合、ゴールドは天井を付けたというシナリオになりそうですよね。

ただし、もうひと下げしてからもうひと上げというシークエンスが終わっていない可能性があるので、行ったり来たりの動きになっても焦らないことです。

シルバーも待っていたフィボナッチリトレースメントレベルのレベルまでようやく到達。なお、シルバーは気になるフィボナッチのレベルがたくさんあるので、本日2つ目の「シルバー:節目から上昇した後の動きに注目♪ABC、フィボナッチ、チャネルから見えるもの ‐ Silver in ABC?」をご参照ください。

WTI原油のレジスタンスは$35.26

WTI原油は、キーレベルである$35.26でぴったりと止まっていますね。上昇を開始した場合、次のレジスタンスは、$36.21。$36.7あたりには週足の20MAも走っているので、ここから買いを仕掛けるのはリスクリワードが悪そうです。

株式指数:ダウ、SP500、ナスダック

US30とSPXはフィボナッチレベルまで上昇する可能性あり!?

ダウキャッシュ(US30)とSPX500のキャッシュは、下げても買いが入るじりじり相場ですが、2月以降の大きな下落を見た場合、フィボナッチリトレースメントレベルの78.6%や、長期の移動平均線まで上昇できるスペースがあり、売り目線でいると痛い目に合いそうな相場環境です。

短期足で検出される売りのハーモニックパターンは、その時間足でのプルバックを示唆している可能性があり、売りポジションをスイングで持つには、やはり4時間足より大きな足で売りのハーモニックパターンが出るのを待つのが得策のようです。

その他の参考記事

Goldと円の短期的な動きに注目♪EURUSDのクラブパターンと長期移動平均線-EURUSD Crab Pattern

ポンドはハーモニックパターンで律儀にアップムーブ♪ドルスイスもホワイトスワンで強烈に下げ-ちょっとちぐはぐした相場

Exit mobile version