金曜日にぶっ飛んだ米株式指数のほか、キーレベルでプライスアクションを展開しているDXY(ドルインデックス)など、面白いチャートになっていますね。フィボナッチや節目が明確なチャート達の今の様子をシェアします。
キーレベルでのプライスアクションを待ちましょう
Price action at key levels in play!
ドル円:141.523円のターゲットとチャネル
ドル円は、先週投稿していたチャネルの上限から一旦は反落ですが、キーレベルの141.523円をまだヒットしていないので、プルバックがあっても、このレベルをトライする可能性を考慮。先々週記載していた3つのシナリオはキープです。
EURUSD:あのトレンドラインと5-0パターン
ある程度ターゲットまで上昇するのは想定できますので、その後のプライスアクションを待ちます。
DXY(ドルインデックス):年ピボットポイント in playでも上抜けのシナリオはまだオン
DXYは、引き続き、今年のピボットポイントがある$104.172がレジスタンスになっています。ユーロドルに買いのハーモニックパターンがいるので、DXYはもう少しプルバックする可能性がありますが、このレジスタンスを上に抜けてくるちょっと強気なシナリオはオンです。
AUDUSD、USDCAD、USDCHF:こちらも年ピボットポイント in play
AUDUSDは、サポートの$0.64932を再びテストして反発した後、反発して売りのサイファーパターンにつかまっています。日足で出ているので、週明けは下落することも想定できますよね。
仮に下げてきても、$0.64932がサポートになるかどうか、プライスアクションを見ていきます。
クロス円:キーレベルでのプライスアクションとハーモニックパターン!
先週の絵柄から特に変更ないです。CHFJPY、CADJPY、EURJPY、GBPJPYなど、何度も記載していた年レベルのピボットポイントが意識されているプライスアクションが展開されています。
ちなみに、年ピボットポイントと年ピボットポイントR1の真ん中あたりにいるどっちつかずだったAUDJPYは、93.940円を目指して上昇中というシナリオも描けますね。
いずれにしても、ベアリッシュなハーモニックパターンがいる環境ですので、キーレベルでのプライスアクションを引き続き見ていきましょう。
ゴールドは$1946.97に行って来い、シルバーはピボットポイントの$22.806がサポート
ゴールドとシルバーのプライスアクションは、買うんですか?売りたいんですか?状態ですが、先々週投稿した航路(ワンモアアップから下落)のコースをたどるシナリオはキープしています。ゴールドが下げてきた場合のターゲットは$1836あたり。
シルバーも、今年のピボットポイントがある$22.806を下に抜けるのか?それともこの価格レベルでうろうろするのか?週明けのプライスアクションを見ていきます。
米国債のZN1とZB1:キーレベルでのプライスアクション Are You Getting Ready?
米国債のプライスアクションは結構大切ではないでしょうか?というか、めちゃ重要です!FEDが利上げをポーズするかもなんていうニュースが出ていますが、見るべきはチャートのようです。ZB1 (30年債)のほか2年債と10年債もずるずると下げてきています。
先週は米10年債金利のチャートを掲載していました。紫と緑のチャネルの上限からプルバックして、指摘していた3.55%を下に割ってこないで、見事に押し目をつけそうな気配。だとすると、ターゲットは4%越えになります。
こちらは、おなじみのT-Bond、いわゆる30年債の価格のチャート。長期のトレンドラインもレジスタンスになっています。
緑の矢印で示した安値に重ならない格好で、赤の矢印で示した高値を形成したという事実が、結構重要。重ならないということは、この高値までの上昇が第4波というエリオット波動のシナリオも描けます。
第4波であれば、このあたりでトライアングル、あるいはそのまま第5波に突入して、ダウンムーブになりそうです。
週明け、超短期的には、跳ね上がるプライスアクションを見せるかもしれませんが、この赤の矢印を付けた高値を超えなければ、ターゲットはさらに下になります。従って、下がれば金利は上がるので、ボラが出る=FEDのポーズは関係なしというシナリオになります。先週の投稿もご参照ください。
DJI、SPX、NDQ、GER40、DAX、UK100:レジスタンスでのプライスアクション
先週と同じですが、欧州、米国共に、次のキーレベルに到着してもらうのを待ちます。US500の次のキーレベルは、$4331.20、US100の次のレベルは$14873.67、US30は$35055.82。
先週記載したように、上昇の仕方がすっきりしないというか、行ったり来たりのプライスアクションのままであり、戻り高値を付けた後のプライスアクションの方が大切になります。
金曜日まで、’Oh Yeah’でノリノリな感じのプライスアクションが続いていますが、以前記載していたBOTZ(Global x Robotics & Artificial Intelligence)のインデックスはターゲットを少し超えて、フィボナッチエクステンションから見ても、十分伸び切って「ザ・伸び切りゾーン」にいることも忘れずに。
なので、注意したいのはテク株とかコンピューターのチップ関連ということになりますよね。先週のテク株のシナリオもまだオンです。Applなどギャップダウンがあってもなくても、問題ないです。笑 先週の投稿もご参照ください。
DAX、UK100、GER40も大きな絵柄に変更はなく、キーレベルでのプライスアクション待ちです。EURO STOXX 50と合わせて先週の投稿もご参照ください。
債務上限関連のニュースは、もう過ぎたものと考えて、週明けはキーレベルでのプライスアクションをしっかりと見た方がよさそうです。このニュース以外に、先を示唆する他の指標やインデックスがあるので、ニュースに頼ってトレードをするということは避けた方が賢明のような場面です。Sell in Mayにはならず、5月は結構うろうろされたのですが、6月、同じうろうろ状態が続かないことを願います。笑
そして、引き続き、米国の株式指数よりも先に動く可能性のあるDAX、SX5E、UK100など、欧州の株価指数の方は必ずチェックです。
何かあればまたアップデートしますね。