引いたラインとフィボナッチが効いている相場!押し目・プルバック待ち:EURUSDやAUDUSD、DJI、WTI原油

ユーロドルなど節目となっている価格帯が明確になっている通貨ペアに動きが出てきましたね。ニュースなどで短期的な動きがあっても、キーとなる価格ラインが明確な相場なので、押し目やプルバックをした後のプライスアクションが非常に重要となりそうです。

不可解なゴールドの動きと踏ん張るドル円

Equities slid but Gold failed to rally.

(注:この記事は2020年9月6日に投稿していたものです)

リターンムーブ&プルバック待ち

EURUSD:買いのブラックスワンと$1.19160

キーレベルの$1.19160を月曜日に上抜けしたものの、火曜日には行って来い。水曜日にこの価格ラインを下にブレイクしているのがクリアですね。

緑のエリアにある2.618%という数値は、3月につけた最安値から上昇して付けた高値を使ったフィボナッチエクステンションの比率。$1.19160とフィボナッチの比率が重なるようなエリアの手前でしばらく横向きになっていたのが見えますね。

4時間足では、買いのブラックスワンが検出されていますので今すぐ売りというよりは、このハーモニックパターンから反発してくるリターンムーブを見ていきます。$1.19160までリターンムーブをする可能性はあります。

リスクリワードが逆転してきているような相場を考慮し、ヘッドアンドショルダーズパターンを形成する可能性にも注目です。

他のドルストレートの節目もクリア

ポンドドルの節目は、$1.33932。AUDUSDの節目は、$0.73258。特にオージードルの場合は、この価格帯と火曜日の高値の辺りに、月足のボリンジャーバンドの2シグマが控えていたこともあり、レジスタンスで買うという高値掴みには、注意したかった相場環境です。

NZDUSDの節目は、$0.66292と$0.68426。$0.68426をわずかにヒットしていませんが、年足レベルのボリンジャーバンドや週足の長期移動平均線が重なってきているエリアにいます。ユーロドルとオージードルに短期足の買いのハーモニックパターンが出ていることを考慮すると、$0.68426を再びトライする可能性もありますね。

USDCHF(ドルスイス)とドル円はすでに投稿した日足や週足の買いのパターンが有効ですので、短期足で下げてきても、押し目を付ける可能性がありそうですね。

こちらは、米金利のうちのひとつの動き。

濃紺のトレンドラインでぴったり跳ね返っています。すでに金利の下落の波も「ザ・伸び切りゾーン」にいる環境が続いていたので、ドル円が踏ん張っている理由とビットコインが下落した要因のひとつになっているかもしれませんね。

このまま上昇の波を描くのであれば、ターゲットはさらに上にあるピンクの長期トレンドライン。

ダウ(DJI)のフィボナッチレベル

木曜日に、米株式が大きく崩れましたね。

ダウ(DJI)は、以前からあるオレンジと濃紺の長期のトレンドラインの辺りでまたプライスアクションを見せています。

画像中のオレンジボックス内にある4.618%は、2015年5月の高値から押し目を付けた8月の安値を使ったフィボナッチプロジェクションのレベル。ぴったり止まって逆走してますね。

オレンジのボックスの下にある濃紺の5は、同じく2015年の8月の安値と11月につけた高値を使ったフィボナッチエクステンションのレベル。この辺りは伸び切りゾーンになっているのがわかりますね。

DJIは、しばらく前に記載したように、空いていた窓をようやく埋めた格好です。プライスアクションがさらに出そうな相場環境で、短期的に上昇して戻り高値を付けるか、ヘッドアンドショルダーズパターンになるか注目です。

ゴールド&シルバー、WTI原油

月足に大きな変形バットのいるゴールド。米株式が崩れた割には買い圧力が少し弱い相場環境ではないでしょうか?そのうえ、ゴールドの8月のローソク足はDOJIになっています。

短期足では、ゴールドもシルバーも買いのブラックスワンが形成されているので、ユーロドルと同じように再度反発してくる可能性があります。ゴールドのキーレベルは$1975あたり。シルバーのキーレベルは$28.90の高値。高値を超えられないと、$20.269あたりまで大きくプルバックする可能性も考慮です。

8月8日の「プライスアクション:リターンムーブとプルバック後に注目‐EURUSD、DXY、GOLD、USDJPY、WTI Crude」の記事で、WTI原油の立ち位置を見てみましたが、キーレベルを下抜けてきていますね。

まとめ:キーレベルを割り込んだユーロドルなどプライスアクションが活発です。また、ゴールド、シルバー、WTI原油といったコモディティの動きが気になる相場です。

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