週末にEURUSDが非常に面白い場面に遭遇しているように見えたので記事を投稿しましたが、今度はUSDJPYがわかりやすい節目で攻防し、現在、反発しています。その裏方はだれ? Following a bearish butterfly in EURUSD I discussed in the previous post, there is now a large bullish butterfly and A-cypher in USDJPY, which also carries a bullish 5.0. Will USD bounce?
ハーモニックパターンがダブルスでプレーする時
A-Cypher pattern and butterfly are detected together
(注:この記事は2018年1月18日に投稿していたものです)
価格が同じ方向に動くことを示唆するハーモニックパターンが、異なる時間足で検出されると、そのパターンが示す価格帯からの反転の優位性が高まるため、じっくりとチャート分析をする価値があります。
複数の時間足に検出される異なるハーモニックパターン
ドル円の週足に見えるチャネルとA・サイファーパターン
チャネルの下限をタッチしていないのが気になりますが、ネックラインを割ったように見せかけて切り返すパターンなのかもしれません。
ドル円の日足にチャートに見えるバタフライパターン
日足のチャートを見ると、X地点のあるネックラインを抜けて、ここまで戻ったら戻り売りを考えていたトレーダーは多かったと思います。私もこのラインでの動きを見ていたのですが、ストップをひっかけたのか、昨日の陽線は大きかったです。
ドル円の4時間チャートで見るサポートラインと初動の動き?
こちらは4時間足で、ピンクの5-0パターンを築こうかという絵柄です。
想定できる今後の航路:チャートをよく見ると日足20MAからはかなり乖離しています。グランビルの法則が効くのであれば、まずはこの日足20MAがターゲットです。
ドル円が巻き返すかもしれない理由の一つに、EURUSDにドル円とは反対の売りのバタフライが週足にでていることがあります。ユーロドルは、高値を更新できていません。EURUSDも日足20MAから乖離したままでしばらく時間がたちました。EURUSDのバタフライのPRZ(潜在的反転ゾーン)の上限はまだ少し上ですので、高値を超えてくるかと思いましたが、今日までのところ、高値を切り下げている状況です。
また、豪ドルも、強い上昇を見せましたが週足のボリンジャーバンドの2シグマが壁になっています。USDJPYとも連動しやすい金は、週足のボリンジャーバンドの2シグマに抑えられて下げてきています。
なお、ドル円は、昨日抜けた日足レベルのネックラインを攻防中ですので、再び下に割ってくる可能性も十分ありますが、直近の動きとしては、検出されている5.0パターンで、半値戻しが機能するかどうかを見ていきます。5.0パターンから61.8%のレベルまで深く下げてきても、重要なのは、110.862あたりに重なる4時間20MAがサポートの役目を果たしてくれるかどうかを見守ることかもしれません。
ハーモニックを知らなくとも、フィボナッチのレベル、ボリンジャーバンドとの位置、サポレジ攻防など基本のテクニカルでも分析できるドル円ですが、とりわけ、今は昨日守り切れなかった日足のネックライン110.862がサポートとなって下げ止まりがしっかりしたものになることを確認することに集中します
この110.826で買いの5.0が効くと、ドル円は日足の20MAや今月のピボットのある112.50あたりまで上がっていくと想定しています。
ハーモニックパターンが異なる時間足、ブローカーの異なるクウォートにより複数検出される場合など参考記事
2017年11月
「AUDUSDの上位足と短期足の買いのハーモニック AUDUSD’s bullish harmonic patterns」
「Double Gartleys in Gold – ゴールド vs 2つのガートレーパターン 強烈に決まりましたね^^」
2017年12月
「ユーロ円に現れた3つのハーモニックパターン EURJPY: 61.8 pattern, butterfly, bat」