FOMCのあった先週のプライスアクションから徐々に中期的な方向性が見えてきた感のあるチャートがあります。ナスダックキャッシュ(US100)、ダウキャッシュ(US30)などの米株式指数の行って来いの動きは結構すさまじまったですね。サポレジが明確な学びのあるチャートから今の様子をシェアします。
ブリッシュハーモニックパターン vs 水平線(節目)
Volatility is on and equities appear to be continuing their down trends.
FOMC後のプライスアクション:ワンモアアップで「行き過ぎもまた相場」となるか?
ドル円:次は132.486円?ボリバン越えでブラックスワン
すでに通過した126.230円は、フィボナッチエクスパンションの1.272%のレベルで、その上にあった128.243円の隠れレジスタンスはフィボナッチエクスパンションの1.382%が居座る場所でした。
そこで、FOMC。一旦売りに傾きましたが、その後続落ではなく、週足でも陽線になっていますね。現在もブラックスワンが居座っておりますが、次のメジャーなターゲットの132.486円を目指している格好です。
そして、この価格の少し上の133円あたりにいるのが、先ほどのフィボナッチエクスパンションの1.618%。このレベルをヒットするまでは押し目買いが入るような展開になってもおかしくない環境ですが、このレベルをヒットした後が問題です。
ブラックスワンのターゲットは深いリトレースメントレベルだと、125円前半。さらに円の売り解消が進むと121円あたりなど強烈なプルバックが待っているかもしれません。
以前から見ていた日足と週足のボリンジャーバンドの2シグマの存在もある程度は意識しておきたい環境です。119円あたりの都合のいい場所に月足のボリンジャーバンドの2シグマがいますね。「行き過ぎもまた相場」になるか見ていきます。
EURUSDはバット三昧で、サポートに。
ユーロドルは$1.04726の方まできっちり落ちてくれた方がわかりやすいということで記載しておりましたが、先週の変形バットはまだいますね。あともう少し下がるとPRZ(潜在的反転ゾーン)の$1.03189。足が伸びすぎているので、ここまで落ちたら、要注意ですね。先週の投稿もご参照ください。
EURUSDのデジャヴになったGBPUSDはドン下げで消えたパターンにも要注意
EURUSDのデジャヴのようなプライスアクションを見せたポンドドル。先週、フィボナッチリトレースメントレベルの61.8%という深いエリアまでプルバックして初動の61.8%パターンが登場した後、さらに下落していますが、次のターゲットの$1.22570にもう少しという場面。落ちてきたらその時のプライスアクションを見ていきます。ポンドドルも先週の投稿をご参照ください。
クロス円:キーレベルとハーモニックパターン
クロス円は、これまでに掲載した記事にあるキーレベルがサポレジの役割を果たしています。ドル円のワンモアアップと一緒に再び上昇するのであれば、その後のプライスアクションを見ていきます。
4月3日投稿の「テクニカル分析の基本とハーモニックパターン:ドル円の123.999円、クロス円のベアリッシュパターンとローソク足」などでキーレベルを今一度お確かめください。
コモディティ:Goldは変形バットとブリッシュガートレー
明確なのは、キーレベルの$1964.12を上に抜けられていないこと。ガートレーのPRZ(潜在的反転ゾーン)ももう少し下のキーレベルの近くにあるので、下げてくるならここまで待って、その時のプライスアクションを見ていきます。
引き続き、現時点では、押し目買いが入っても、上昇トレンド再開というよりは、変形バットでつけた戻り高値を付けるための調整波の上昇というシナリオを優先しています。
株式指数: FOMCでみせたクールな行ってこいが見せたプライスアクション!
US100、US500、US30:キーレベルがふた。跳ねても、ダウンなトレンド継続ではないでしょうかね?
FOMCで荒れましたが、その後の下落の動きに勢いがありましたね。戻り高値を付けたら売りに転ずるというシナリオのように進んでいる相場です。
ダウキャッシュの場合、$32998.15が攻防ライン。短期的に再びこれを超えてきても、戻り売りから、中期的なダウントレンド継続というシナリオをオンにしています。
なお、下落中にはねてくるラリーは押し目買いを思わせる強烈な物になると思いますので、行ってこいにつかまらないようにしたい環境です。
いずれにしても、キーレベルでは抑え込まれているので、これまでに投稿した記事にある重要な価格ラインはしっかりとチャートに引いておきましょう。
また何かあればアップデートしますね。