今週は、株式指数が下落ムードから切り返して反発。すでに投稿した記事に現れているキーレベルやトレンドラインがイン・プレーというテクニカル分析を学ぶには最高の相場環境が継続中です。今週の反発は押し目買い?それともカウンタートレンド?ますます目が離せない相場ですね。今の相場の様子をシェアします。
ブリッシュなハーモニックパターンだから突っ込み売りはNo, No。
Bullish harmonic patterns indicated a swift rally in stock indices.
キーレベルとハーモニックパターン
ドル円:ベアリッシュなシャークパターンも登場
115.317円という隠れたキーレベルが意識されていますね。週足のブラックスワンのPRZ(潜在的反転ゾーン)は116.783円、シャークパターンのPRZは161.121円。これらの価格が形成するゾーンがレジスタンスになりそうですね。
直近週明けは、シャークパターンでプルバックを継続する可能性がありますが、115.317円というラインで下げ止まると、再び上昇するというシナリオをオンにしておきます。
ユーロドル:$1.12796のキーレベルをズブッと刺して下ひげローソク足
ユーロドルは大きなトライアングルの中で、$1.12796の最強ラインを下抜けて、切り返したという環境。日足と週足の長期移動平均線がレジスタンスにもなっている重たい相場なので、この最強ラインが再び意識されるかどうかに注目です。
クロス円:EURJPY、GBPJPY、AUDJPY、CADJPY、CHFJPY
クロス円には、ベアリッシュなホワイトスワンやブラックスワンが登場しているなんとも嫌な相場です。GBPJPYは隠れたレジスタンスゾーンでダブルトップもどき、EURJPYも隠れたレジスタンスがふたになっているので、プルバックがあるのかに注目です。なお、EURJPYとEURGBPにはベアリッシュなハーモニックパターンが検出されているので、ユーロに動きが出る可能性がありますよね。
NZDUSDの3ドライブパターンとUSDCADのガートレー
ここしばらく投稿していたNZDUSDのブリッシュ3ドライブパターンは今でも健在で、最初のターゲットすらヒットしていない様子。引き続き上昇の動きを見せる可能性がありますね。
USDCADはガートレーで軽くプルバックしてから、原油と連動した感じで吹き上げたのですが、その後の動きは行って来いという強烈なプライスアクションになっています。原油のチャートと一緒に見てみると面白い絵が見えてきますね。
コモディティ:Goldのブラックスワン、USOILのレジスタンス
先週も投稿していたベアリッシュなバタフライで軽く下げた後、ターゲット候補の$1964.12まで吹き上げたゴールド。日足のチャートを見ると強烈な上ひげローソク足になっていますね。この価格ラインがふたになるのであれば、以前US100 の記事で触れたワン・ツーパターンの可能性も描ける環境です。仮にワン・ツーパターンが形成されつつあるのであれば、ゴールドは下落していくというシナリオを描けます。先週までの投稿と合わせてご覧ください。
USOILのマルチなベアリッシュ・ハーモニックパターン
USOIL Miniは、$99.29の隠れレジスタンスをズブッと刺して上ひげローソク足を形成。ゴールドと似ていますよね。別途投稿の「異なる時間足に現れた3つのハーモニックパターン!USOILのバタフライパターン、ABCDパターン、サイファー」の記事でも探索していましたが、$100という節目がもう少しですので、上昇してもおかしくはないです。週明けに形成されるパターンを待ちます。
株式指数:すげぇ反発の背後にハーモニックパターンあり!
US100、US500 、US30、GER40
最強ライン間際でプライスアクションを展開してきた米株式指数。
結果的に上昇していますが、キーレベルが待ち構えているのがわかります。このキーレベルをヒットしたら短期的にはプルバックするというシナリオを描けますよね。そしてその短期的なプルバックが押し目を付けるためのプルバックか、それとも、下落継続の一部分を構成するのかを判断していくことになります。
US500キャッシュも$4414.10というキーレベルをもうすぐヒットという環境です。チャート上では見るべきラインが明確なので、週明けのプライスアクションを待ちましょう。
すでに想定航路を探索していたUS100とNDQは、US100の方に居座っていたA-サイファーのPRZをきっちりとヒットした形で、今年のピボットポイントS1を下抜けて反発していますよね。隠れレジスタンスの$14298.05が迫っている相場ですので、ここまで来てからのローソク足の形状に注目したいと思います。
先週、記載していた「直近の下落の動きはジグザグした動きで推進波での下落ではないので、反発の可能性も残されているきわどい状況です。」というシナリオ通り、キーレベルを下抜けたものの反発してきた相場。その背後にはハーモニックパターンがいたのも事実です。
ウクライナ情勢というネガティブなニュースでも、短期的には突っ込み売りに注意して損のなかった相場。
週明けからは、今の上昇が下落トレンドに対するカウンタートレンド(つまり調整波)に過ぎないのかどうかを見ていきます。
また何かあればアップデートしますね。
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