FOMC、英選挙、米中貿易交渉とニュースが続いた後、クリスマス休暇を前に要の週になるでしょうか?SPXとダウは節目がすぐ目の前に迫っています。週の途中に検出されたハーモニックパターンも併せてシェアします。Major resistance and fibonacci levels are nearby in this bullish markets.
材料出尽くし? 噂で買って事実でも売らない!
A joker is still waiting for us at $3200 & $29270
(注:この記事は2019年12月15日に投稿していたものです)
ブリッシュな相場ならワンモアアップ?
ドル円は年ピボットポイントがキーレベル
ドル円は、以前から記載している年ピボットポイントのある109.622円に向けてまた上昇。日足のチャートには売りのブラックスワンが居座る環境のままですね。ドル円の場合、月足と週足の20MAの間でレンジのようになっていますが、PRZ(潜在的反転ゾーン)は110円後半あたりで、ここまでもうひと上げあるか?短期的な動きよりも、長期的な絵を見る方が引き続き得策のようです。
ユーロドルはサイファーからシャークへ
ユーロドルは長期足の移動平均線を見ると週足の20MAが横ばいで日足の20MAが追い付いてきている状況。
前回の投稿以降、記載していた$1.11100から金曜日に上昇したのですが、午後には行って来い状態。
その背後にいたのが強烈な新種のハーモニック、サイファーパターンです。短期的にはもうひと上げしてサイファーのPRZを再テストする可能性がありますが、$1.09250まで下げて大きな買いのガートレーを形成する可能性も捨てきれないやや難しい相場。
ドルインデックスには買いのガートレーがいます。
ユーロドルが、ABCと大きな調整波なのか、ワン・ツーと現在第3波目にいるのかはまだ微妙に判断しかねていますが、このハーモニックパターンがいる以上、ユーロ買いの深追いには注意したいです。
ポンドドルは$1.32012をブレイク
ポンドドルは12日にキャプチャ―しておいた日足のバタフライパターンと30分足に出ていた変形バットパターンをシェアします。
この日足のバタフライパターンは以前から居座っていてすでに投稿したもの野アップデートです。
年足ピボットでバタフライ、そして8月の高値と9月の安値を使ったフィボナッチプロジェクションが3.618%という根拠のある売りエントリーポイントでしたが、選挙結果でこのピボットラインを上にブレイク。
なお、選挙当日は午前中、30分足で売りの変形バットパターンが出て、一旦は下落していました。
ポンドはセンチメントがブリッシュなので、短期的にもうひと上げしそうな様相ですが、選挙やニュースのことは忘れて、チャート分析の基本と金利など他の要因を見ていく必要もあります。月足のボリンジャーバンド2シグマをヒットして上ひげとなっているので、どちらかというとユーロドルと同じく、プルバックを待ちたい相場です。
ゴールド、シルバー、原油などのコモディティ
ゴールドは、$1378までプルバックしてくれるか様子見でしたが、再び$1474.91のキーレベルでうろうろ状態。シルバーは買いのブラックスワンがいるので$16.2を下抜けない限り、上昇目線が有効です。ゴールドもシルバーもジグザグした調整波のような動きですので、いずれ跳ねるというシナリオもありの相場環境のようです。
WTI原油には日足と4時間足で売りのガートレーが、1時間足にはブラックスワンがいる「ダブルハーモニック」の状況でもあり、軽くプルバックするだけなのかプライスアクションを見ていきます。
いよいよターゲットへ!株式指数達
FOMCの後、米中貿易で第一段階合意か?ということもあり、買い上がっている米株式達。後になって聞きたくないのは、「材料出尽くしで売り」「噂で買って事実で売る」なんて言葉ではないでしょうか?それとも「噂で買って事実でもまだ買う」というブリッシュな相場が続くのでしょうか?
SP500は次の大きな節目が$3200。
ダウは年ピボットR2のある$29269.07。月曜日はギャップアップしている可能性もありますね。FOMC前の11日はダウにサイファーパターンが検出されていました。その後は、文句なく上昇ですよね。そのためドル円も上昇というシナリオを描けていたかと思います。こちらは、SP500の売りのブラックスワン。大きな節目がもうすぐですね。
その他、ダウとナスダックのキャッシュには売りのブラックスワン、ドイツ株価指数にはネンスター、EU50にはバタフライ、日経225には売りのディープクラブパターンがいます。