イベントのあった週が終わりましたが、今年のピボットポイントが効いているチャートがいくつかあります。キーレベルをヒットして落ちては上昇を繰り返すUS500などは、次のターゲットを目指すか?今の様子をシェアします。
最強ラインでのプライスアクション:テクニカル分析ベーシック
Mother of all lines is in play.
ドル円:あの146.442円から上昇した後の148.907円あたりでのダブルボトムが鍵?
マイナス金利解除のニュースがありましたが、ここしばらくの投稿では、金利高で円買いというシナリオは想定していなかったので、ドル円の上昇という動きも特に問題なかったかと思います。
以前から掲載している最初のターゲットは152.852円あたり。
一旦プルバックしてから上昇を継続するか?このまま上昇するかはわかりませんが、プルバックする場合、148.260円あたりが最初の押し目候補になりそうです。
EUSUSD:今年のピボットポイントが効きましたね
EURUSDは、シャークパターン、5-0パターン、ブラックスワンパターンという一連のハーモニックパターンに従ったプライスアクションを展開していました。すでに年ピボットポイントも下抜けていた状態。ピボットポイントを再びトライしたのですが、またドン下げしています。
下げ継続の場合は$1.07406が最初のキーレベル。これを下に抜けてくる場合は$1.05626が視野に入ってきます。
MT4で見えるキーレベルの$104.035に押し目を付けられず、強い上昇がみられない状況ですが、このレベルがサポートになると、やはり、2022年と2023年から空いたままになっている窓を埋めに来る可能性がありそうですよね。
ただし、画像にあるようにホワイトスワンがいますので、まずは、プルバックしてくるかに注目です。
クロス円:ポンド円はターゲットヒット!の少し手前で落とされる
クロス円は、どのペアも次の強烈なレジスタンスが目前という絵柄です。すでに記載しているキーレベルに変更はないです。
キーレベルは、CHFJPYのサポートが169.059円、レジスタンスが179.606円。AUDJPYのサポートは97.318円、レジスタンスは101.075円。
CADJPYのサポートは108.743円、レジスタンスは113.639円。EURJPYのレジスタンスは167.469円、サポートは159.946円。
なお、ポンド円のレジスタンスは193.614円、サポートは184.047円ですが、レジスタンスには微妙にタッチしていない状況。なので、再び上昇してくるか?
USDCHF(ドルスイスフラン)の$0.87275、USDCADの$1.34113
USDCADもドルスイスも、次のターゲットまで上昇を試みるのであれば、それぞれ$1.37312と$0.91231になりそうです。
シルバーの$23.257、ゴールドはターゲットの$2103.67をヒット!
ゴールドは、$2203.36の最強ラインをヒットしましたね。
上昇を継続するなら、$2103.67あたりのキーレベルを下に抜けてほしくない感じではありますが、こちらもブラックスワンが出ているほか、$1879あたりに空いている窓をどうするのかに注目です。
米国債:ワンモアアップ?
この長期債のチャートで見てみると、右上がりのチャネルの下限まで上昇してもらってもかまわないです。
が、右下がりのチャネルのミドルラインにタッチして、ABCDパターンが出ているため、一旦はプルバックがあるかもですよね。
NDQ、US30、US500:まだ、上がり続けてますが。。。
金曜日に止められている$18339.44あたりは、フィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」のマックスレベルですが、上昇しているようで、勢いがないようで、ジグザグしているのが気になりますよね。
週明け、ワンモアアップがあるかもですが、さらに上を目指すのであれば、ターゲットは$18966.90。ここが、今のラリーの最終地点というシナリオも描けます。NVDA、META、さらには、MSFTとAPPLなどが少し上昇してくる動きに合わせた上昇になるかもしれませんが、徐々にリスクの方が大きくなっている感ありです。
US500は、買いのABCDパターンが出ていたので、もう少し上昇というシナリオでした。$5111.97のキーレベルをサポートにして、上昇していますが、次のターゲットは$5283.88と$5302あたりの間。ここまでくると、急激な下落に注意したいところです。
そして、これまた、面白いのが、US30。2009年3月からの上昇のフィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」のマックスレベルを少し上抜けて、2024年のピボットポイントのR1に抑えられている状態。
さらに、2022年10月の安値、2022年12月の高値、2023年の安値を使ったフィボナッチエクスパンション1.272%のレベルも$39600あたりにあります。
日足では、価格の上昇と、オシレーターがかなりのダイバージェンスを展開しているので、AI株も含めたテク株やフィナンシャル株に影響を受けやすいナスダックやSP500に比べると、US30の方が、テクニカルに忠実に反応して、マーケットを先導していく可能性があるというシナリオも描けますよね。
すでにフィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」のマックスレベルをヒットしているので、このガートレーが戻り高値を意味しているのか?
チャネル内に戻ってくれば、話はがらりと変わりそうです。
UK100、GER40、JP225:ワンモアアップな展開完了間近?
先週シェアしたドイツ株式指数のキャッシュは、年ピボットポイントR1まで到達後、さらに上抜けで、次のターゲットをヒット。
UK100の方は、先週、シェアした画像のキーレベルまで上昇してもらった方がわかりやすいですよねと書いたのですが、これをヒットして上抜けして、フィボナッチリトレースメントレベルの88.6%をヒット。
なお、日経225が再び上昇する場合は、42053円がターゲットになります。
今週のプライスアクションから、ナスダック、SPXの動きではなく、レジスタンスに抑えられたダウの動きが気になる所ではありますが、市場のセンチメントが、「AI株なら買い、NVDAもやっぱり買い」から、「え?なんで?」となるのが週明けとなるか?
月曜日に迎える満月までは、上昇を試みる動きがあるかもしれませんが、その後4月にかけて荒れるプライスアクションになるかもですね。
何かあればアップデートしますね。