先週8日に投稿後、11日と12日にキーレベルとハーモニックパターンについてシェアしましたが、その後の1週間で展開されたプライスアクションで見事だったのは、キーレベルでドンピシャのギャップダウンを展開してくれたMSFT(マイクロソフト株)。1年前の9月にも、FOMCと日銀会合があり、その時のデジャヴ感もある今の様子をシェアします。
ムーンサイクル、FOMC、日銀会合: キーレベルでのプライスアクション
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1年前の9月の記事:「ムーンサイクルと「ザ・伸び切りゾーン」のキーレベル:ドル円、EURUSDなどのプライスアクション」
ドル円:150.863円とフィボナッチ88.6%のある149円あたりはまだターゲット候補
ドル円に関しては11日に投稿した「プライスアクションが出るキーレベルのまとめ:ドル円、EURUSD、ゴールド、原油、JP10Yなど」の内容が有効です。ぜひご参照ください。
EURUSDのキーレベル:$1.05771とフィボナッチリトレースメントのレベル
ここで、ようやく日足にブリッシュなブラックスワンが出ています。
12日に投稿した「日足、週足、月足にいるハーモニックパターン:ドル円、AUDJPY、原油、MSFT、US500、DAXなど」では、長期足にハーモニックパターンが出ていないので中途半端な場所にいると書いてましたが、この日足のブラックスワンでも、ちょっとだけ中途半端ですよね。
なぜなら、フィボナッチリトレースメントレベルの38.2%の辺りに年ピボットポイントがあるので、こちらまで落ちてくれた方がわかりやすいからです。11日と12日の記事はまだ有効ですので、ご参照ください。
DXYのキーレベル:$104.172、$108.966、$113.761。窓埋め継続中
一旦はプルバックする可能性がありますが、キーレベルは$104.172。
空いたままの窓を埋めるプライスアクションを継続するのであれば、このレベルや、すでに埋めた最初の窓のあるエリアで押し目を付けるかどうかに注目です。
また、併せて見ていたUUP(インベスコ米ドルインデックス・ブリッシュ投資信託のチャート)の方も、動きはDXYと似ています。
ユーロドルとは反対の向きを示唆しているので、UUPも、軽くプルバックしてもおかしくないですよね。
深いプルバックになる場合のターゲットは、$28後半から$28.40あたり。11日と12日の記事を併せてご覧ください。
GBPUSDのキーレベル:$1.26400、$1.27000、ヘッドアンドショルダーズのネックライン
ポンドドルは、やっぱり、テクニカルに忠実なのでしょうね。一旦上昇しても、$1.20553を狙っている感ありです。
資源国通貨ペアとUSDCHFのキーレベル:USDCHFは$0.88421
USDCHF、AUDUSD、NZDUSD、USDCADも11日と12日の記事の内容に変更なしです。
クロス円のキーレベル:AUDJPYは93.940円で5-0パターン健在
AUDJPYの買いの5-0パターンとカナダドル円の売りのシャークパターンなど、今週の動きでも変わりないです。
クロス円のキーレベル:CHFJPYは166.765円、CADJPYは108.451円、GBPJPYは183.106円と188.605円、EURJPYは156.363円と161.708円、AUDJPYは98.469円と93.940円。
ゴールドのキーレベルは$1946.97と$1836.22、CL(原油)は$92.50、シルバーは$22.806
ゴールドは、過去の節目である$1892.25と$1964.12が形成するゾーンの中でうろうろ。シルバーについても変更なしです。USOILとフューチャーズのCL2についても同じです。
米国債(ZB1)のキーレベル:$115.07、$110あたり、2年債には空いた窓
米30年債のZB1は、今もいい感じの続落アクションを展開中!ZB1についても前回までの投稿をご参照ください。なお、米2年債の方は、もう少し下に窓が開いているので、それを埋めに来るとすれば、ドル円はもう少し上昇してくる可能性もあるかもです。
JP10Yのキーレベル:0.738%、0.897%、0.914%
フィボナッチ的には、もう少し上昇してもおかしくない絵柄に変わりはない状況で、現在はクラブパターン。
プルバックがどのくらい深くなるかによりますが、0.5%を下に超えてこない可能性を考慮。押し目を付けて0.738%を超えて、0.897%、0.914%と狙ってくる可能性がありますよね。
DJI、SPX、NDQ:キーレベルで見事なプライスアクション
上に空いている窓を埋めるかについては、今週のプライスアクションから見ると、少し微妙になってきた感ありですよね。
金曜日のプライスアクションで目についたのは、US500(SPXのキャッシュ)が、$4455あたりのフィボナッチのキーレベルでうろうろしていること。この辺りを日足の20MAが走る格好になっているので、この20MAに抑え込まれるかどうかに注目です。
なので、かなりきわどい場面にいます。笑
ナスダックのキャッシュのUS100のチャートを見ても、金曜日の高値は、フィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」の5%の地点。フィボナッチが意識されてドン下げというプライスアクションも納得です。
こちらは、SPXの日足のチャート。
すでに記載したように、US500の週足にはベアリッシュなサイファーパターンがいます。
SPXも、ザ・伸び切りゾーンからすでにギャップダウンしているチャートになっていますよね。
$4450あたりのサポートを割ってきて、濃紺のトレンドラインあたりまで下げてもおかしくないです。
問題はその後で、そこから、ワンモアアップとなるかどうか?
主に金融とテク株のハイブリッドの指数なので、テク株が下がっても、フィナンシャル系の銘柄が上がれば、うろうろになるかもですよね。
また、US500の方は、15日にすでにベアリッシュなガートレーが出ていたので、律儀に下落。
いずれにしても、US100、US500、US30は、フィボナッチのキーレベルや節目を意識したプライスアクションになっています。9月後半になりますが、大きな絵柄に変更はないです。
MSFT:キーレベルでギャップダウン、ブラックスワンと3ドライブ
空いた窓があるのですが、4時間足では、ハーモニックパターンの3ドライブパターンも出てきてのギャップダウンで、文句なしのプライスアクションですよね。
日足ではベアリッシュなブラックスワンも居座っています。この水色のラインを再びトライして、上抜けするかはわかりませんが、続落してもおかしくないです。深いターゲットは、空いた窓のある$277あたり。
APPL:キーレベルのマックスレベルがレジスタンスになるか?
APPL株の場合、「ザ・伸び切りゾーン」の上限をさらに超えた場所からのドン下げで、キーレベルは水色のラインがあるエリア。
このラインがレジスタンスになるか、それとも空いた窓を埋めに一旦は上昇するか?
週明けのプライスアクションを待ちますが、下げてくる場合のターゲットは、$155後半になりそうですよね。
いずれにしても、フィボナッチ的には伸び切り過ぎているので、一旦下げていただいた方がわかりやすいです。
XLK:キーレベルを下抜け
XLKのほか、FNG1もフィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」にいますので、週明けのプライスアクションが大切そうです。
いずれにしても、米国株価指数とテク株は、記載したキーレベルを下に抜けてくると、ボラティリティアップにつながりそうなので、要注意ですね。
テク株の大御所にあるキーレベル
前回も記載しましたが、その他のテクの大御所にあるキーレベルは、次の通り。AMZNは$135.28と$147.79、Googlは$136.95と$131.18、MSFTは$338.30と$304前半、Applは$177.28と$154.88、TSLAは$234.48。
FTSE100:バタフライとキーレベルでギャップダウンもあり?
ただし、フィボナッチリトレースメントレベルの61.8%、今月のマンスリーピボットR1が重なってくるエリアで、短期足では、ヘッドアンドショルダーズパターンのようになっています。
日足チャートでも、上ひげの長いローソク足になって、バタフライパターンが出ています。
こちらは、FTSE100のチャート。バタフライパターンが出ていますが、プルバックして、再び上昇する場合は、ディープクラブパターンになる可能性があります。
UK100の場合、可能性としてシナリオに入れられるのが、「ワン・ツー、ワン・ツー」の形成。このシナリオに優位性があるとすれば、次は「スリー」でかなりの下落航路になりそうです。
週明けのプライスアクションを待ちましょう。
ムーンサイクル、FOMC、日銀会合: キーレベルでのプライスアクション待ち
今回も、8日、11日、12日の記事のアップデートになります。今週のプライスアクションから見えてくるのは、フィボナッチや年ピボットポイントから見えるキーレベルが、やっぱり、きちんと機能していること。
特にマイクロソフト株やXLKがフィボナッチのキーレベルでドンピシャのプライスアクションを見せたことからわかるように、テク株の週明けのプライスアクションは、かなり重要のようです。
米株式やテク株が、空いた窓を埋めるために上昇し、DXYやドル円がフィボナッチリトレースメントのキーレベルまでプルバックしてくれた方がわかりやすいのですが、夏に比べて、国債と金利の動きに、テク株の動きもプラスされてくるので、相場全体でボラが出てもおかしくはないですよね。
火曜日にユーロ圏のCPI、水曜日に英国のCPIとFOMC、金曜日に日銀会合などイベントがありますので、今週様子見なら、レンジのような動きになる可能性大。
覚えていますか?2022年9月もFOMCと日銀会合などがあり、その週は結構上下に動きましたよね。
米株式指数やテク株にワンモアアップがあった後の方が、かなり重要になります。米国株式も国債も、前回と同じで、「長期足のチャートで、今どこにいるのか?」これを理解していなければいけない場面のようです。
16日は新月。新しいサイクルが始まるのでしょうか?いずれ、全ての事象は、価格に織り込まれるので、気をつけたいところです。1年前の記事も少しデジャヴ感ありなのでリンクを掲載しておきますね。
9月8日、11日、12日関連記事:キーレベルとハーモニックパターン
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12日の「日足、週足、月足にいるハーモニックパターン:ドル円、AUDJPY、原油、MSFT、US500、DAXなど」
1年前の記事「ムーンサイクルと「ザ・伸び切りゾーン」のキーレベル:ドル円、EURUSDなどのプライスアクション」
何かあれば、アップデートしますね。