円:年足ピボットポイント(Mother of All lines)をまたぐボラティリティ♪ユーロドルはもうひと上げ?

先週、テンプレートを変更後、今一つだったのでまた変更しております。先週見ていたクロス円は長期足のピボットポイントの節目から節目へと大きく動きましたね。ハーモニックパターンで一旦は抑えられたのですが、さすがに売りでは参入しずらいプライスアクション満載の相場でした。またまた、来週が楽しみな相場環境です♪ Silver with Gartley.

プライスアクションと9:次の動き

All currency pairs demonstrate price action at major price levels.

(注:この記事は2020年6月6日に投稿していたものです)

節目をまたいだ後の動きに注目

ドル円のキーレベルは108.497円

109.844円まで上昇したドル円。超長期と月足25MAの移動平均線でぴったり止まった金曜日。移動平均線だけを見ると日足の20MAが週足の20MAの下にいる相場環境で、今年の年足ピボットポイントの108.497円が当面の節目となりそうです。

ドル円週足のABCDパターンからのプライスアクション 6 June 2020 USDJPY ABCD Pattern

ドル円のは4月30日の記事(最後に記載)で見た上昇の初動の動きから、上昇を続けてきました。

週足に今でも居座る買いのABCDハーモニックパターンが検出されていたこともあり、円売りは少し厳しいというシナリオが一応成立していますね。現在は、ABCDパターンが示していたフィボナッチリトレースメントレベルの50%まで到達♪

問題はこの後のようです。金曜日の終値のある価格帯は、2月の高値と3月の安値、また、3月24日の高値と5月6日の安値を使ったフィボナッチリトレースメントレベルの78.6%と61.8%にいます。要のフィボナッチレベルですので、一旦はプルバックやレンジになる可能性も考慮しています。

クロス円のプライスアクションvsリスクリワードの逆転

クロス円は、前回の投稿で、「大きな節目がレジスタンスになってくれれば売りエントリーにも優位性があったのですが、今回は、ハーモニックパターンが検出されて一発目でエントリーしておくか、あるいは、下げた後、戻り高値を付けた時を待ってエントリーするか、待つとことも必要だったような相場のようです。」と記載していたのですが、週の流れである円売りが継続しました。

クロス円は上昇の波が「ザ・伸び切りゾーン」にいます。超長期の移動平均線、年足ピボットの節目、長期のボリンジャーバンドなど、一旦は目線をフラットにしてチャートを見直してもいいかもしれませんね。

以前、どれかの記事で書いたことがある「リスクリワードの逆転」。このまま上昇すれば、リスクがリワードに対して増える「リスクリワードの逆転」現象が出てきます。現在は、リワードを手仕舞っても、押し目でまた買うという流れが継続中で、ユーロ円も、127.733円という次の節目まで上昇できるスペースがありますが、いずれリスクの方が増大するタイミングが来るのも事前にシナリオにいれておくといいですよね。

ユーロドルはフィボナッチプロジェクションも見ておく

ユーロドルは、現在日足でバットパターンなので、価格が直近高値に対するフィボナッチリトレースメントレベルの88.6%付近にいるよと警告をくれています。バットパターンで見るフィボナッチプロジェクションの値は2.453。2.618に近くなっていますね。

ユーロドルのキーレベルは$1.12252。バットパターンでプルバックしても、黄土色で描画したように、$1.15721まで上昇する可能性も考慮に入れています。この場合、バットパターンは、フィボナッチ88.6%と関係のある1.128%を使うシャークパターンに変化する可能性も大。

また、日足の200MAの下に日足20MAがいて、価格に追いついてない状況なので、このバットパターンが効いて深いプルバックで下げてくる可能性も大。このまま上昇を継続するのであれば、ピンクのエリアで形成されるチャートパターンにも注目です。

ポンドドルも長期移動平均線とピボットポイントのある価格帯に突入した金曜日。豪ドル・米ドル(AUDUSD)はキーレベルの$0.69979がレジスタンスとなるか?注目です。

シルバーのガートレーパターン

先週投稿したゴールドとシルバー。待っていた動きを見せてくれた後、またもや失速しています。最後に掲載している30日の記事もご参照ください。

シルバーは、ガートレーパターンが出ており、シナリオは2つ。

画像左に見えるフィボナッチエクステンションなどのレベルでつけた高値が天井であれば、この高値を超えてこないというシナリオと、ガートレーで、ワンモアアップのもうひと上げ。

この場合、上昇の波についていくことができても、高値掴みのリスクもあるので、ターゲットをヒットしたら手仕舞うというシナリオを持っておくといいかもしれませんね。

一方、ゴールドは、以前の記事で示したシナリオで、3つ目の「$1720あたりでサポートされずに下に突き抜ける。この場合、ゴールドは天井を付けたというシナリオになりそうですよね。」というコースを航行中であれば、そのうちシルバーが買われて、ゴールドが伸びないというダイバージェンスにも目を向けていく必要がありそうです。

ゴールドの節目はクリアです。再度、上に力強く抜けてきて場合は、以前から居座る$1739.06が再びレジスタンスとなるか?ここでのプライスアクションに注目です。

WTI原油は現在売りのバタフライパターンが出ていますが、フィボナッチのレベルから見るとまだ上昇の余地があるので、再び節目の$35.26と$36.21あたりでのプライスアクションを見ていきます。

国債:米金利もトレンド形成中?

円買いに傾かなかった理由のひとつにあるのがおそらく米国債の動き。

こちらは米国債10年物(US10Y)。以前の投稿で、金利が下げ止まった内容を記載したのですが、ここしばらくは上昇。斜めに走るピンクのラインは長期のトレンドライン。ここをヒットして一旦はプルバックです。

これまでの動き、ドル円の動きと似ていませんか?トレンドラインをヒットした金曜日の動きは、フィボナッチエクステンションの3.618%と重なり、金利も「ざ・伸び切りゾーン」にいます。そのためプルバックすれば、ドル円のプルバックとつじつまが合いますね。

ぜひ、トレーディングビューでUS10Yと入れて、見てみてくださいね。

ローソク足:9

日足のチャートを見ると、ユーロドルは陽線が9本。つまり9日間上昇トレンドにあったことを示しています。SPXのキャッシュのチャートを見ると9日上昇して10日目に陰線。9という数字は、11などと並んで、レンジや転換などサイクルにも出てくる数字ですね。必ずそうなるという訳ではないですが、押し目を付けないまま急激な角度で値が動く場合は、急激に下げる場合もよくあるので、注意したいです。

今の相場は、デイトレなのか、長期トレードなのか、自分の立場をクリアにして参入するべき相場に見えます。ボラティリティが高いので取れるピップ数が大きいデイトレでも出口をしっかり見ておけばトレードできますね。ドル円やユーロドルの場合、来週の動きからできるパターン次第では、長期トレードのポジション構築も可能になるかも知れません。何かあればまた投稿しますね。

その他の参考記事

4月30日「DXY(ドルインデックス)、ゴールド、ドル円が動き出しそうな相場!?USD may be on the move!?

5月19日「Goldと円の短期的な動きに注目♪EURUSDのクラブパターンと長期移動平均線-EURUSD Crab Pattern

5月30日「シルバー:節目から上昇した後の動きに注目♪ABC、フィボナッチ、チャネルから見えるもの ‐ Silver in ABC?

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