株式・ゴールドなど相場に決めてもらおう!Stocks, Gold at a crucial juncture

EURUSDなど、市場の目線がまだはっきりとしていない相場環境です。日々のデイトレーでは短い時間足でトレンドを築いたので、大きなピップ数も取ることは可能だったと思いますが、先週の分析からあまり大きく変わっておりません。Stocks rallied and EUR and GBP tanked against USD but a very precarious situation holds me back from changing my view on technical analysis of last week.

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レジスタンスとハーモニックパターン

(注:この記事は2018年3月11日に投稿していたものです)

USDCADのブラックスワンからのプライスアクション

USDCADは、先週の画像で描画したブラックスワンのPRZと、日足の800MAできれいに落とされており、レンジのようになっています。

どちらかに抜けるまで、もう少し様子見です。画像の真ん中あたりの下げの波は、かなりのインパルシブ=勢いのある波ですので、直近の上昇がプルバックの調整波ABCである可能性もあります。

緑の切り下げラインまで上がれば、青色のラインで描画した売りのガートレーも考慮しています。プルバックを待って下げ止まるかを見極めたいところです。

USDJPY(ドル円)はディープクラブパターン

USDJPYは、画像中小さなタイムフレームで123波で、4波から5波になるかということを先週書いていましたが、結果、安値切り上げで無効です。

4時間足では週の半ばに買いのブラックスワンが出てしまい、NFPも控え、ドル円が買いに走るという想定をし、様子見でした。買いのブラックスワンの最低のターゲットは現在の価格帯でしたので、ターゲット到達ということにはなります。

青いラインは年ピボットS1で、日足の25MAがこの辺りに上からかぶさってきてます。またNFPで売りのディープクラブが出て、やはりこの年S1は強烈なレジスタンスです。ディープクラブで下げてきても、表示されているフィボナッチのレベル50%と4時間の20MAが重なる106.24円あたりで下げ止まり、安値を切り上げてくると、トレンド転換を期待する買いが入ってくる可能性もあります。

その一方、日足の20MAの下に4時間の20MAですので、大きな流れは下で、現在の価格帯には月足のボリバン1シグマが走っていますので、この価格帯から落ちて、4時間20MAも下に抜けてくると、ディープクラブのターゲットのフィボナッチエクステンションの2.618と年ピボットミドル値が重なる104円前半がターゲットとなります。

先週からのターゲット通りです。その反対に、安値を切り上げて、年S1を上抜けてくると、直近の大きな下落の38.2%がある108円ミドルから後半への大きなプルバックも考えているので、今週は、注意したい場面です。

円フューチャーズのチャネルブレイクとフィボナッチレベル

ドル円がもしかしたら、108円ミドルあたりまで反発する可能性を示唆するのが、Japanese YenのFuturesです。

先週から小さな波の3.618フィボナッチエクステンションに到達しているのが気になっており、リトレースメントを入れる=円を売る方向に動いてもおかしくはなさそうです。

ドル円は、今のディープクラブで下げてきても、下げ止まって反発してくる可能性があります。

投機筋のポジションも円売りが減少しているので、逆に言うと円を売る余力がまた出ているように見えます。週足で見ると、可能性は円買いですが、直近のデイトレや数日間の動きは、円売りに傾く可能性もあることを留意しておきたいです。月曜以降、ディープクラブからの下げ止まりなど、動きには注目しています。

EURUSDのABC、ドルインデックスのハーモニック

ユーロドルは、ECBのイベントで大きく下げて、雇用統計でさらに下げていくかと思わせておいて、なんとも、GOLDなどと同じように下げ止まってひげを付けて上がってきましたね。

画像中のピンクのabcで、4波の底が固まったとすると、次に考えられるのは、ECBで下げるまでの1日からの上昇がさらに小さなA、ECB後の直近の昨日までの下げがBで、次のC波=上昇を想定することになります。

Bが月曜日ももう少し継続する可能性もありますが、1.2154を割らない限りは、まだトレンドが転換したとは考えにくい環境です。1.22275あたりで下げ止まって、安値を切り上げてくるか、注目しています。

このABCやabcなどは、私は今でも混乱します。しかも今の価格帯はど真ん中にいて、上に行くか、下に行くかわからないですが、雲に支えられています。サポレジ、MA、ピボットなどをみつつ、パターンができるて、検出ツールが何かのパターンをもって登場してくれるのを待ってもよさそうです。予想しても仕方のない環境です。なお、5分足では買いのシャークが出ていますので、シャークの50%を上抜けてくるかを見て、判断していきます。

DXYはすでに売りのバタフライがNFP前に出ていたので、結果が良くてもドルがいにはなれないという目線でした。NFPの発表前後の1時間足はDojiで、下げてきていますね。現在、DXYには「A・サイファー(アンタイ・サイファー)」というバタフライの親戚が出てきておりますので、ドルを買っていけるかどうかは微妙な気がしています。

 

 

左の画像に見えるのは、月足の買いのブラックスワン。月足の100MAと200MAがクロスする場所に年ピボットS1と、フィボナッチリトレースメントの50%があります。

このブラックスワンでドルは買われましたが、ブラックスワンなどハーモニックを使っていないトレーダーは、まだ節目に到達してないという目線でチャートを見ているかもしれません。

 

ドルインデックスの週足のチャート。週足で見ると、赤のレベルで見えるように、直近の高値と安値のフィボナッチ50%で支えられて一旦反発し、61.8%まで落ちてきています。

より大きな上昇トレンドの高値と安値を結んだ50%は、もう少し下です。月足で見えるオレンジの切り下げトレンドラインまで下げる可能性もあります。

そのため、機関投資家もおそらく、どちらかにブレイクするか、年S1まで落ちるのを待つなど、やきもきしていると思います。現時点では、売りも買いも間違った分析ではないと思います。ブラックスワンのPRZが年S1の少し下ですので、私としては、S1までは落ちてきてほしいという目線です。

コモディティ:シルバー・銀

Silverも、「Silver: 5.0 pattern vs gartley – 銀の5-0パターン vs ガートレーパターン」を投稿した後、デイトレードでは大きく上下していますが、16.38ドルあたりのサポートを下抜けてきていません。

NFPがすごく良くてドル買いだと思えた場面ででも、シルバーが比較的早く下げ止まって切り替えてしてきているのは、何かを物語っているように見えます。前回の投稿で記載したように、トライアングルのような動きをし、その終点にも近づいてきており、いよいよどちらかに抜ける可能性が大きくなってきています。ゴールドも似たような動きで、先週からの日足と週足に出ている買いの5.0パターンのサポートを割っていません。個人的にはやはり目線は上です。

株式指数:ダウのトレンドライン

DJI(ダウ平均株価)のレジスタンスの候補

ダウは、下落の頂点となっている高値から安値まで引いた大きな茶色のフィボナッチの61.8%まで戻しています。

青いフィボナッチは、直近の高値と安値に対するもので、0.786と0.886の間に到達かという場面です。私はエクステンションを見るためにいつもフィボを逆に引きますが、38.2ということは61.8で、21.4ということは0.786で、同じことです。そして、その他に重なるものを記載します。

太い赤い線で引いたチャネル、1月の高値から抜けたネックラインを引っ張った太い緑の線。青いチャネルのミドルライン、小さなオレンジのチャネルなどです。小さなピンクのパターンで、2日からの上昇はフィボナッチプロジェクション5。青のバタフライも考慮します。

DJIのボラが高くなる理由がありそうです。まず、この節目をリスペクトし、勢いよく12345と小さな時間足で下落を開始すれば、下落を再開する可能性が高くなるため、要注意だとかんがえています。MT4で見えるUS30が現在の価格帯あたりでガートレーを検出する可能性も想定できます。

その一方、この節目を上に抜けて来た場合、青のチャネルの上限あたりか、ピンクのボックスのどちらかまで上昇し、空いた窓を埋めに来る可能性を考慮します。

青のチャネル内をジグザグと動けば、ABCとなりそうですが、直近は太い赤のチャネルのラインのある現在の価格帯でどのようなプライスアクションを見せるか注目していきます。個人的な目線は、ナスダックが上がっているから、DJIも高値更新だろうと買いのバイアスをかけずにいるのが賢明かもしれないということです。

DJIもSPXもどちらに動くかはわかりませんが、ナスダックには金曜日には売りのバタフライが出ていますので、ボラティリティがまた戻ってくるかもしれません。

相場に決めてもらいましょう。

投機筋などのポジションを見ていると、買いも売りも膨らんでいたりと、一方向へのバイアスがなさそうに見えます。DJIで、青のチャネル内をジグザグで上がってくるABCのアプローチは間違っているかもしれませんが、ABCのうちC波は、5波から形成されて勢いがあるので、もともとのトレンドが再開したような錯覚を引き起こすそうです。

つまり、上昇トレンドでは、上げに見せかけるブルトラップ、下降トレンドでは下落再開に見せかけるベアトラップという感じです。EURUSDが先週1.13のレベルで切り返すまでの下落は確かに5波のように見え勢いがありましたが、結果的にはベアトラップに終わっているように見えます。

今回のDJIも、勢いよく上がってくれば、逆に警戒しても損はないと思います。ギャップダウン、ギャップアップと値幅が大きく、週明け、ギャップアップする可能性もありそうですが、バイアスを持たずにチャートを見ていくつもりです。

Bottom Line: Markets rallied, with Nasdaq hitting all time high while DJI lagging behind. EURUSD and GBPUSD fell while Japanese yen was sold. I have a feeling of not to become too biased on the directional move in stocks and currencies as their important resistances or supports have not been breached yet. Maybe a volatile range trading or a set up for a next move in making.

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