テクニカル分析:US500、US100、ドル円はあのレジスタンスを狙う!Silverの$22.806、Goldの$1946.97 in play

キーレベルとハーモニックパターンでプライスアクションを展開しているゴールドとシルバーのほか、ドル円がいよいよあのレジスタンスへの到達間近。SP500とナスダックのキャッシュもフィボのレジスタンスまであと少しという場面。今出ているハーモニックパターンをシェアします。

テクニカル分析 vs ニュース:高値掴みに注意したい’Oh Yeah’パターン!?

Again, technical Analysis in play regardless of news

ドル円:想定通り、141.523円のターゲットを狙った後に注目!?

USDJPY ABCD ドル円のABCDパターン 26 May 2023ドル円は、円買いになりづらいのですが、ここしばらく記載していた141.523円を狙ってきていますね。

チャネルを引けるチャートになったほか、黄色のボックスで示したフィボナッチのレベルがGoodな感じです。

このプライスアクションから想定できるのは、「ワン・ツー」が完成間近で、次は第3波で大きな下落というシナリオ、再びチャネル内に戻り、下げて上げて一回り大きいダブルジグザグで「ワン・ツー」を形成するというシナリオ、あるいは、軽くプルバックしても、再び下げ止まり、直近高値に対するフィボナッチリトレースメントの78.6%を狙ってくるシナリオになりそうです。

とりわけ、「ワン・ツー」が形成されているのであれば、ドル円のターゲットは最低122円あたりになりそうです。が、チャネルブレイクまでは何があるかわからず、うろうろ状態を続ける可能性もあるので、焦ってもしょうがないです。

EURUSD:あのトレンドラインへのリターンムーブはもう少し待ち?

画像上の方にある右上がりの濃紺のラインが月足のトライアングルの下限ラインです。

ブラックスワンが出ていて、反発を試みているのですが、黄色のボックスに見える2.618%が鍵のようですね。

これは直近高値とそこから下げてつけた安値を使ったフィボナッチエクステンションの2.618%になります。一定の節目となっているのですが、ブラックスワンのPRZ(潜在的反転ゾーン)はもう少し下にあるので、ずるずると下げてくるシナリオもオンです。先週の投稿もご参照ください。

DXY(ドルインデックス):年ピボットポイント、ブラックスワン in play

DXYは、わかりやすいです。4時間足で長期の移動平均線で止められてから、上昇継続し、今年のピボットポイントがある$104.172まで到達しましたね。

ここでブラックスワンが出ているのですが、もう少し上にPRZ(潜在的反転ゾーン)があります。EURUSDと反対の絵柄です。

フィボナッチリトレースメントの38.2%も見えているので、プルバックがあっても、上昇継続というプライスアクションに注意ですね。

先週も投稿していたUSDCHFは、DXYと似た絵柄で、USDCADも$1.33074がサポートとして機能しています。AUDUSDは、サポートの$0.64932を再びテストする途中のようです。先々週の記事もご参照ください。

クロス円:クリアなレジスタンスラインに注目!

クロス円は、先週と先々週の内容が有効です。ユーロ円のレジスタンスなどテクニカル分析から見えるラインをどうしたいのか?週明けのプライスアクションに注目です。

ゴールドは、$1946.97がキーレベル

ゴールドには買いのブラックスワンがいますが、まずはキーレベルの$1946.97でうろうろ状態。シルバーは、今年のピボットポイントがある$22.806がサポートになるのか?週明けのプライスアクションに注目です。

米国債のZN1とZB1:ずるずると下げているんですが。。。

ここしばらくレンジだったZB1 (30年債)などは、サポートをブレイクしてからずるずると下げてきています。下げる途中は買いのハーモニックパターンが出て少し跳ねて、再び下げというプライスアクションになっています。

ブラックスワンが出ているのですが、一番下のブルーのボックスのエリアは、トレンドラインがあり、ここで一旦下げ止まるか、それともこれをブレイクするかというサポートエリアになります。

2年債と10年債も売り継続の様相ですが、週明けどうなるのか?プライスアクションに注目です。

DJI、SPX、NDQ、GER40、DAX、UK100:キーレジスタンスを狙った後、まさかのギャップダウン?

米国の株式指数は大きく下落してから、上昇してきているのですが、明らかにDJI、SPX、NDQの間でダイバージェンスが起きています。テク株が踏ん張っている、銀行/フィナンシャル系のETFが反発を試みているという環境です。

が、ナスダックキャッシュ(US100)は、最高値に対するフィボナッチリトレースメントの61.8%まで100ポイント弱で、SP500キャッシュ(US500)も、あの$4224あたりにある窓まで20ポイントほどまで迫っています。

おそらくここまでくると、ギャップダウンなど、強烈なプライスアクションが出るシナリオがオンになります。先週の投稿もご参照ください。

GER40、DAX、UK100は高値への戻りをつけるプライスアクション!?

DAX、UK100、GER40も大きな絵柄に変更はないです。UK100は、キーレベルの7874から遠ざかり、半値戻しの7811あたりがレジスタンスになっています。下落の波が推進波にも見えるのと、米株価指数ほど上昇の勢いがないので、注意ですね。先週の投稿もご参照ください。

APPLはターゲット手前の窓埋め完了、MSFTはフィボナッチエクステンション5%を突っ切る!

ターゲットが、$177.06だったApplはギャップダウンで空いた窓を埋めた格好です。MSFT(マイクロソフト)はフィボナッチエクステンションの5%をヒットして止まっていた後、ギャップアップ。

フィボナッチエクステンションの5%を超えてしまっていたGOOGLは、見事にこのレベルで止まっています。AIブームでテク株がなかなか下がらないですが、BOTZ(Global X Robotics & Artificial Intelligence ETF)のターゲットは大体$28あたり。現在、$27.38にいますので、もうひと上げあった後のプライスアクション次第では、テク株が大きくプルバックするシナリオもオンです。

今週のプライスアクションから見えてくるのは、国債が売られて金利が上がっているにもかかわらず、債務上限のニュースがメインになり、AI関連のETFの買い継続で、テク株の多いナスダックが独り勝ちのようなチャートになっていること。まさに、’Oh Yeah’でノリノリな感じのプライスアクションですよね。

金利上昇への懸念を見せていたはずですが、なんだか話が違います。笑

ダウは、年ピボットポイントの$32898.38を上に抜けてきていますが、SPXとNDQに比べると伸びてないです。明らかにダイバージェンスです。

米国の債務上限や金利のニュースに振り回されるよりも、テクニカル分析から見える節目では、買いの熱が冷まされる可能性と、週明けのギャップダウンの可能性もあるかもです。

そして、先行指標的に動く可能性のあるDAX、SX5E、UK100など、欧州の株価指数の方もチェックしておきましょう。

また何かあればアップしますね。

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