USDCADには2016年の1月に出た月足のガートレーで大きなヒゲを付けて下落。このガートレー、まだ検出されており、合わせて週足には売りの5-0パターンも出たままです。USDCAD reacted a massive bearish gartley in January 2016. Since then, it has dropped, followed by a corrective wave spending most of 2016.
月足の超巨大ガートレーが示すのはスイングでの長期戦
USDCAD’s super massive bearish gartley in monthly chart and 5-0 pattern
(注:この記事は2018年2月18日に投稿していたものです)
USDCADは5.0と78.6がテーマ
2016年1月に検出された月足のガートレーパターン
この時期からドルはカナダドルに対して売りとなり、2016年にはジグザグと調整しているような波が続き、2017年6月に大きな陰線で下にブレイクしました。
週足では売りの5-0パターンとサポレジエリアで抑えられいますが、1.20後半あたりのサポートで反発しています。フィボナッチエクスパンションがぴったりと1になるAB=CDパターンは、1.1524で完成します。
チャネルの下限に近い1.188のエリアは、2001年の高値に対する61.8%戻しと2007年の安値に対する50%戻しのレベルがほぼ重なってくるエリアです。
USDCADの週足に検出されている5.0パターン
青のフィボナッチエクスパンションがぴったりと1になるAB=CDパターンは、1.1524で完成します。
USDCADの日足に見える5.0パターン
USDCADの4時間足に見える5-0パターン
4時間足でも、金曜日に小さな青い5.0パターン、つまり50%戻しで止められているのが見えます。画像中の61.8と50は、上記に記載した大きな下落と上昇に対するフィボナッチのリトレースメントレベルで、この節目で攻防していることになります。
紫のラインは、日足の200MAで、ここまで反発してきても、また頭を押さえられる可能性もあります。金曜日に撃ち落とされたサポレジのラインの青いラインがレジスタンスとして強く機能するかどうかを見極めたい場面です。
現在の日足で見えるレンジは2014年から15年にかけてもめたエリアですので、しばらくレンジになる可能性もあります。USDCADが上に行くには、CAD、または原油に売り圧力が出るといった要因が必要かもしれませんが、正直、私には今のところ、行ったり来たりのレンジになるのか今一つわかりません。。。
1時間足だと、一目の雲を抜けてきているように見えるのですが、1時間の200MAにぶつかっています。
USDCADの1時間足に見えるレジスタンス
先週の大きなヒゲのついた陰線が50%の半値戻しのエリアで、水曜日にこのひげを超えられず下落してきています。この水曜日の足までの戻り高値の0.786のエリアに紫のボックスを描画しています。
安値をいったん更新してから、0.786の戻り高値を付けた場合、ガートレーの親戚であるサイファーというパターンになる可能性もあります。
また、紫のラインあたりまで上昇してきた場合、1.272というエクステンションを使って、ネンスターというガートレーの別の親戚のようなパターンになる可能性もあります。USDCADの大きなパターンはガートレー。78.6%を使う強烈なハーモニックパターンです。
そして週足と日足での5-0パターン。4時間と1時間足でも、5-0パターンか、78.6がまた活躍するかもしれません。キーは日足の200MA。ここで抑えられるか、これを大きく抜けてくるのかで、判断が変わってきますが、月足、週足ではレジスタンスが強力なのが明確ですので、もうひと下げを期待しています。
「ドルキャドの2つの5-0パターンがお宝埋蔵? USDCAD vs mini 5.0 – Hidden treasure?」