ハーモニックパターンNow:USDJPYのABCDパターン、GBPUSDのディープクラブ、ゴールドの変形バット

一週間があっという間に終わりました。先週のプライスアクションは流れを継続後、大きな節目で再び手仕舞いや利確の動きが出ましたね。ドル円はFOMCの後の動きがフィボナッチのレベルと重なり、強烈なプライスアクションになりました。今のハーモニックパターンをシェアします。

変形バットという鬼パターンが出てくるとき

USDJPY’s Awsome price action vs Fibonacci

(注:この記事は2020年8月2日に投稿していたものです)

年足ピボットでのプライスアクション

EURUSD:$1.19160のレジスタンス

先週記載した緑のトライアングルからの上昇の流れが引き続き継続となり、大きな節目$1.19160の少し手前で金曜日にリバーサル。木曜日の動きからは行って来いでしたが、少々気になるのは、金曜日の下落が少し中途半端な価格帯からの下落。

1時間足のチャートの上部に見える年足ピボットR2の$1.19260を微妙にタッチせずに下落して、ホワイトスワンという相場環境。短期足では再び反発して、R2をトライする可能性も十分あります。週の前半の動きに注目です。EURUSDと反対の動きを見せるドルインデックス(DXY)には売りのホワイトスワンが居座っているので、週の前半のドル売りは想定できます。

USDJPY:伸び切りゾーンvsフラクタル

ドル円は、先週記載していた画像中のブルーの横長のボックスから縦のボックスまで下落後、さらに売りが継続したのですが、その後のプライスアクションがすさまじかったですね。先週の小さい横長のボックスから、下落後、大きなブルーのボックスのエリアをヒットして反発。

木曜日に、2.618と5という様々なフィボナッチを使ったレベルでぴったりと止まっていたことがわかります。さらに、104.600円は年足ピボットのS1。月曜日以降の売りは、リスクリワードが悪くなっていたこともわかりますね。

そして、ドル円の面白いところは、フラクタルを垣間見えること。

6月6日投稿した「円:年足ピボットポイント(Mother of All lines)をまたぐボラティリティ♪ユーロドルはもうひと上げ?」ではドル円の週足に検出されていたABCDパターンをシェアしました。画像真ん中の安値は、週足のABCDパターンのDに相当します。そのDに向かってABCと調整波を築いているような相場環境ではないでしょうか?

この日足のABCDパターンが有効であれば、ドル円は買い目線。言い換えれば、円を売るというよりも、米ドル買いの動きが出る可能性がありますよね。

その他の通貨ペアで気になるのはポンドドルの売りのディープクラブパターン。NZDUSDはすでに検出されていたブラックスワンで下落してきており、AUDUSDも、長期の移動平均線がレジスタンスになって少し下げてきています。中国元のペアについては、しばらく前に投稿した長期足で買いのハーモニックパターンが居座っています。

ゴールドの変形バット!?

先週記載したように、シルバーは$22.627を押し目に再び高値をトライしてきたのですが、売りのブラックスワンもいる相場。$25.623のレジスタンスを再度突破できるかに注目です。ゴールドは、7月の動きで、月足に売りの変形バット参上という相場。

変形バットはこのブログでもご紹介したように、高値を超えたと見せかける鬼のパターンです。変形バットについては、「ハーモニックトレード Part2(続編) 延長タイプパターンの変形バット(Alternate Bat) Goldの事例」をご参照ください。

あまり出てこない変形バットが出た時こそ、注目に値します。

まとめ:ここしばらく、似たような内容でつまらないと思われているかと思いますが、短期的な動きからいよいよ長期的な動きへとシフトする可能性が出てきましたね。先週触れたスラスト(Thrust)の可能性やまさかのユーロ売りの再開など、ニュースなどを追っていては見えてこない絵がチャートにあります。

ゴールドとシルバーは、月足を見ると、高値を更新したゴールドに比べ、シルバーは高値を更新していないダイバージェンスの相場。だとすると、ゴールドの月足にいる変形バットには注目して損はないですよね。

2週間前の新月で米ドルに動きが出るかと見ていましたが、売り継続の相場でした。そしていよいよ満月を迎えますね。オシレーターのダイバージェンスもだんだんとシビアに。。新たなサイクルが始まるか、注目です

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