週末にアップデートできませんでしたが、前回投稿の内容からそれほど大きく目線が変わったわけではなく、「また、このキーレベルを試しているのかよ?」といった感じの忍耐相場のようです。ドル円が見事にヒットしたフィボナッチのレベルなど、今の様子をシェアします。
ダークホース再び
GER 40 at the key level
「行き過ぎもまた相場」vs フィボナッチエクスパンション
ドル円:メジャーなターゲットは132.486円ですが、フィボが邪魔しています
5月3日から5日にかけて、130円前半からミドルの辺りがふたになり、その後、上に抜けましたが、押し戻されている状況です。週足チャートでは、今週のローソク足が陰線になるかといったきわどい環境ですよね。
なぜここでピタッと止められているのか、わかりますか?
理由の一つとして考えられるのが、画像右側に表示されているFE2.618%の存在。これは、以前記載したように直近安値、高値、押し安値からなるひと山を使って描画したフィボナッチエクスパンションの値です。
仮に、このフィボナッチエクスパンションの2.618%が機能してしまうと、ドル円のディープなプルバックが開始するというシナリオがオンになり、132.486円のヒットは一旦お預けということになりそうです。
ドル円のキーレベルは、隠れキーレベルの128.243円、その下は、以前記載していたフィボナッチエクスパンション1.272%がある126.230円となりますが、123.999円にあるキーレベルの存在も忘れたくないですね。
そういえば、前回投稿したブラックスワンのターゲットは深いリトレースメントレベルだと、125円前半でしたので、円の売り解消が進むかどうかに注目です。先週の投稿もご参照ください。
EURUSDはバット三昧で、まだ変形バット
ユーロドルは$1.04726の方まできっちり落ちてくれた方がわかりやすいと記載しておりましたが、落ちてきましたね。ズブッと刺して反転を試みていますが、以前投稿した変形バットもまだ居座っています。PRZ(潜在的反転ゾーン)の下限は$1.03189。足が伸びすぎているので、ここまで落ちなくとも、注意したいですね。先週の投稿もご参照ください。
ポンドドルはEURUSDのデジャヴからバタフライで逆三尊?
次のターゲットの$1.22570を少しズブッと刺した後、バタフライパターンが登場しています。
ユードルと合わせて反転するのかに注目したいですね。
クロス円:キーレベルとハーモニックパターン
クロス円は、これまでに掲載した記事にあるキーレベルがサポレジの役割を果たしています。キーレベルをヒットしながら、かなりのプルバックを展開しているようです。
4月3日投稿の「テクニカル分析の基本とハーモニックパターン:ドル円の123.999円、クロス円のベアリッシュパターンとローソク足」などでクロス円のキーレベルをお確かめください。
コモディティ:Goldはブリッシュガートレーからホワイトスワンへ
ゴールドはシルバーと同じで、日足と週足に買いのガートレーが登場していたのですが、$1892.25がふたになって下落し、$18820.38まで下落。
ここで買いのホワイトスワンが登場しておりますので、ある程度の反発を想定することができますね。ただし、月足には売りの変形バットが居座っている環境であることをわすれたくはないです。
株式指数: もぐらたたき継続のようなプライスアクション!
US100、US500、US30:キーレベルがふた。ダウントレンド再び炸裂!?
FOMC後の下落の動きに勢いがあったことから、戻り高値を付けての売りというシナリオが進んでいる相場です。
US30、US100、US500のキャッシュのチャートを見ると、5月9日にギャップダウンでスタートし、この窓を埋められないままに1週間が過ぎてしまいました。
この窓を埋めるかは別の話ですが、SP500キャッシュの場合、$4019.61のキーレベルを上に抜けては、下抜けという買い圧力が弱い相場環境になっています。SP500キャッシュには、現在、売りのシャークパターンがいますが、この$4019.61をどうしたいのかに注目。
キーレベルの13977.12にいるのがGER40。以前、ダークホースと呼んだこの指数がこのラインをサポートに変えられず、下げてくれば、窓埋めトライか?と思わせているUS30やSP500なども下げてくる可能性があるので、明日以降のプライスアクションを見ていきます。
今日は少し短いですが、買いあがっては叩かれるもぐらたたき状態がまた繰り返されているデジャヴ相場のようです。
また何かあればアップデートしますね。