ドル円は1のバタフライから4のディープクラブへ、米株式指数はブリッシュなハーモニックパターンで上昇中

米中間選挙などイベントのあった週が終わりましたが、米株式指数は居座っていたブリッシュなハーモニックパターンから短期的に継続して反発するというシナリオを示唆していました。ドル円の下落もフィボナッチレベルを見れば、想定できたシナリオですが、登場していたバタフライで軽く跳ねてからのドン下げは結構な値幅でしたね。今のハーモニックパターンなどシェアします。

1と4:異なる時間足はデジャヴ?フラクタル?なんだか似てますな

US500, US100, US30:Potentially one more leg up

テクニカル分析:「ザ・伸び切りゾーン」からの見事な続落

ドル円は、先週掲載した1時間足のブリッシュなバタフライから軽く反発したものの、移動平均線に押されて、火曜日に下げ継続。水曜日に反発しましたが、翌日にはドン下げでした。

11月に入り、マンスリーピボットの場所も変わっているのですが、先週はウィークリーピボットを上に抜けられないままの状態でした。特に、ドル円については、以前探索したフィボナッチエクスパンションとフィボナッチエクステンションのターゲットエリアに到達していたので、ニュースに関係なく下げを想定できた環境だったかもしれません。

USDJPY Bullish Deepcrab ドル円のブリッシュディープクラブ 13 Nov 2022こちらは4時間足のチャート。先週投稿した1時間足のチャートとどこか似ています。肝はオレンジの長期移動平均線。バタフライのいた1時間足の画像にも、数値は異なれ、長期移動平均線は出てきてました。デジャブに、フラクタル?異なる時間足のチャートの様子が似ていることはよくありますよね。

今の価格帯は、ボリンジャーバンドからもはみ出している場所。ここで買いのディープクラブパターンと重なり自律反発で軽く上昇するシナリオが描けます。

なお、チャートをぱっと見ただけではなかなか気づかないのですが、ドル円は、動く値幅がかなり広がっているボラティリティの高い環境です。このディープクラブパターンで反発する場合の最初のターゲットは143.60円のエリア。今の場所からだと約5円ほどの上昇になります。

また、忘れていけないのは、ドル円は、年足ピボットのR3(レジスタンス3)のある132.486円を超えて上昇してきたこと。軽く反発後、ここまで再び下落するかにも注目です。

EURUSDのキーレベルは$1.04726、AUDUSDはA-ネンスターが効く♪

しばらく前のバタフライパターンから、$0.97601のキーレベルまで下がってきたユーロドルですが、この価格ラインがサポートになっているようです。日足に居座ったままになっていたベアリッシュなホワイトスワンで少し下げたものの、10月27日の高値を超えてきました。$1.0430あたりにレジスタンスがありますが、ここからプルバックがある場合は、$1.01163がサポートになるかに注目。

先週投稿していたAUDUSDは、A-ネンスターでの反発上昇を継続。途中、キーレベルの$0.64087までプルバックしましたが、勢いよく上昇しています。直近のレジスタンスは$0.67865、そして$0.68390あたり。ここまで上昇してくれば、一旦手じまいが入り、プルバックする可能性もあります。

金利&コモディティ:キーレベルでぴったりと止まったゴールド

シルバーは$19.744と$22.327、ゴールドは$1681.39と$1820.38がキーレベル。米ドルのプルバックに合わせて上昇しておりますが、深いプルバックの可能性もあり。

シルバーの場合、これまでと同じく$20ドル前半、$22.327はレジスタンスになりますので、長期的に上昇を継続するかは、プライスアクションを見てから判断します。

株式指数: キーレベルとハーモニックパターンで見事なプライスアクション

以前から居座っていたブリッシュなABCDパターンが効いているダウキャッシュ(US30)。想定していた$33497.76を少し超えています。次のターゲットは$35000あたりですが、月足のMA20がレジスタンスになっている様相。

SP500キャッシュも買いの5-0パターンで上昇し、直近のターゲットをヒット。ナスダックは買いのブラックスワンから上昇し、現在売りのバタフライパターンがいる状況です。

さらに上昇した場合$12241あたりがレジスタンスですが、現在バタフライパターンも登場。

$12019.48のラインには、長期移動平均線も上からかぶさっているので、ここまで来たらプルバックに注意です。

米金利がドン下げしたので、米ドルやドル円が売られるという絵柄になりましたが、ドル円は長期移動平均線、米株式指数は、長期移動平均線とキーレベルが役割を果たす可能性がありますので、週明けのプライスアクションが楽しみですね。

また何かあればアップデートしますね。

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