USDJPYはターゲット到達、ポンド円とユーロ円も節目間近、US100のガートレー、US500はディフェンスラインへ

上昇継続のドル円は夏ごろに想定していたターゲットをヒットし、さらに上抜け。クロス円の中でもポンド円とユーロ円は、再びあのレジスタンス間近。シルバーにいるハーモニックパターンなど、まだまだボラの高い相場のようです。

リターンムーブ vs ブルトラップ。きわどいプライスアクション

Does significant confluences act as a cap? Potentially continuing volatility ahead.

キーレベル再びの通貨ペア達

EURUSD:チャネルの下限を下にブレイクしてシャーク

EURUSD Bearish Shark and PRZ ユーロドルの売りのシャークとPRZ 17 Oct 2021ヘッドアンドショルダーズパターンのネックラインを割ってしまった後、描画していたチャネルの下限も下に抜けてしまった後、一旦は反発しているユーロドル。

この動きでベアリッシュなシャークパターンが出ているのですが、このパターンのPRZ(潜在的反転ゾーン)はもう少し上にあり、下落しても、赤の抜けたチャネル下限のラインがサポートになってしまう可能性もありという相場環境のようです。

キーレベルの$1.17227まで上昇するのか、$1.14295まで続落なのか?ちょうど間にいるのでまだわかりません。

DXY(ドルインデックス)とドル円:キーレベルは一応ヒット

かなり前に記載していた$94.371というキーレベルをヒットした後、頭を打たれているというプライスアクションです。この価格ラインがレジスタンスとなるなら、一定のプルバックを想定できますね。

同じく、ドル円は、これまで記載していた「ホワイトスワンからディープクラブパターンへ」というシナリオ通りに動いてくれ、さらに、長期的に見ていた113.244円をようやくヒット。この価格ラインを上抜けしてしまっているという状況でもあります。

ただし、非常に気になるのは月足と週足のボリンジャーバンドを抜けきっているあらわざ。一旦のプルバックがあってもおかしくないというシナリオもオンです。

カナダドル円のサイファーはぶっちぎられましたね

先週投稿していたカナダドル円は、サイファーパターンのPRZと90.771円という壁を上抜け。次のターゲットは93.792円となりますが、ドル円とカナダドルの動き次第では急なプルバックも想定しています。

ハーモニックパターンが検出された場合でもそのPRZをぶっちぎることはよくあります。

カナダドル円の場合、90.771円という手堅いレジスタンスも上に抜けてしまっていますが、問題はこの後です。

ぶっちぎった後、サイファーから、シャークパターンに発展する、いわゆるハーモニックパターンそのものが進化するケースと、「やっぱり戻ってきたではないか!?」という急落コースも考慮できます。ですので、週明けからのプライスアクションに注目です。

ポンド円、ユーロ円、ニュージーランドドル円

ポンド円は、金曜日に、157.543円というキーレベルの本の手前で終了。週足では大きなベアリッシュブラックスワンがいます。

もう少し上の158.490円あたりに長期移動平均線が上からかぶさる形になっているので、ここまで上昇する可能性もありそうですよね。

このレベルをヒットした後、キーレベルの下に押されれば、ベアリッシュブラックスワンのターゲットまで下落する可能性を考慮し、週明けのプライスアクションを待ちます。

ユーロ円も、再び133.106円に接近中という相場環境のほか、スイスフラン円には、鬼のネンスターパターンがいます。

ネンスターパターンは、バタフライパターンのおいとこさんで、同じようにPRZにフィボナッチプロジェクションの1.272%を使います。

また、スイスフラン円の場合、キーレベルの123.597円をヒットして上抜けようとしているところですので、このパターンが炸裂するか、注目です。

USOIL(WTI原油のキャッシュ)、GOLD、Silver

USOIL(MT4で見える原油のフューチャーズ)のキーレベルは$69.65。その後も、上昇して$80.39を上抜け。USOILは$90.24あたりまで上昇すると窓を埋める形になるので、ここまで上昇する可能も考慮します。

シルバーには、現在ベアリッシュなバタフライパターンが出ていますが、PRZはもう少し上なので、$23.751あたりまで上昇するシナリオもオンです。

株式指数: 最強レジスタンスへのリターンムーブ vs ブリッシュムーブ?

先週も見ていたUS500(SP500のキャッシュ)、US30 (ダウのキャッシュ)、US100(ナスダックのキャッシュ)のキーレベルは、US500で$4,400あたり、US30で$34,590.74、US100は$14,955.69。

先週の投稿以降、記載していたように、下落動きが今一つすっきりしない動きでしたので、これは反発するなとみていましが、結果、猛烈に上昇していますね。ですが、この動きがカウンタートレンドの動きなのか、高値更新を目指している動きなのか?まだわかりません。

なお、US100にはベアリッシュなガートレーパターンが居座っています。US100の場合、上に抜けた$14,955.69に押し目を付けるのか、それとも、少し上のPRZまではねた後としても、結果的にこのガートレーで叩き落とされるのか、プライスアクションが気になります。

まとめ:米株式指数には、明確なキーレベルがあります。この価格帯を上に抜けた後、この価格帯に押し目を付けないと、買い目線にはなりづらいです。

また、高値に対するフィボナッチリトレースメントレベルの61.8%まで反発した後、少し下げたまた上昇を継続した場合、フィボナッチリトレースメントレベルの次のレベルである78.6%を目指している可能性があります。その証拠が今のUS100。見事なガートレーパターンですよね。

仮にこのガートレーのPRZを上に突破した場合は、このブログで「最後の砦」と呼んでいるフィボナッチリトレースメントレベルの88.6%までの上昇を想定できます。

先週と同じく、テクニカル分析の基本である年足ピボットやレジスタンスの場所はしっかりとチャート上に描画しておくといいです。引き続き、米国株式指数の上昇が「ブルトラップ」となるのかを見ていきます。

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