ドル円は4のディープクラブから反発後レンジ、株式指数はブラックスワンとキーレベル

2週間ぶりの更新となります。前回投稿したハーモニックパターンで短期的な反発を想定していた通りに動いているのが、ドル円と米株式指数。11月の新月を受けて新しいサイクルに入るのか?今面白い場面にいますね。現在のハーモニックパターンなどをシェアします。

フィボナッチ78.6%コース?チャネルかトライアングル?

US500, US100, US30:Potentially still one more leg up if key levels hold

ディープクラブで反発した波から見えるドル円の次の動きは?

ドル円は、以前掲載していた1時間足のブリッシュなバタフライから軽く反発した後、移動平均線に押されて続落し、その後、前回の投稿にあるように4時間足のディープクラブパターンから反発しました。ドル円にしては4円ほどの結構な値幅です。

1時間足と似たチャートを見せていた4時間足にあるオレンジの長期移動平均線、覚えてますか?デジャブなプライスアクションが展開され、まさにフラクタルを実感できたチャートですよね。

でも、ここからが問題で、週明け、このディープクラブパターンでドル円が上昇を再開するかは、別の話になります。というのは、ディープクラブパターンが完成するまでの波の動きと今週のレンジの動きから想定できるのは、ある一定のレベルまでもう少し上昇してくる可能性と、フィボナッチから見える38.2%の最低限の戻り高値を付けたので、ここからもうひと下げする可能性の2つのシナリオではないでしょうか?

何が言いたいかというと、ディープクラブパターンが見せているフィボナッチの比率と波の形から、現在のレンジの場所は第4波ではないか?というシナリオを立てられること。ディープクラブパターンはエリオット波動と結構なつながりがあります。

だとすると、第4波に特徴的なチャネル(フラグ)か、トライアングルを形成するために、上げては下げる、下げては上げるという右上がりのオーバーラップな動きでレンジが続く可能性があります。

一方、ドル円がもうひと下げするという目線の場合でも、ある程度の上昇波想定できますが、145円あたりを上に抜けてきてはだめということになります。むしろ、ここまで反発しても、何かしら売りのハーモニックパターンが検出されれば、第4波終了というシグナルになる、そんなシナリオが描けますよね。

とはいえ、このまま、137.630円あたりの安値を下抜ければ、第4波から第5波に移っている可能性があります。132.486円はキーレベルです。ここまで下げる可能性を頭の片隅に置いておくといいかもしれませんね。

先ほども書いたように、ドル円は、動く値幅がかなり広がっているボラティリティの高い環境です。また、年足ピボットのR3(レジスタンス3)のある132.486円を超えて上昇してきた背景もあるので、上下の動きに注意したいですね。

EURUSDのキーレベルは$1.04726、ドルインデックスは$104.900あたり

ユーロは$1.0430のレジスタンスから、キーレベルの$1.04726をズブッと刺して一旦は下落。その後、反発してうろうろしていますよね。このキーレベルを抜けてきた場合、次のレジスタンスは$1.06980になり、ここでのプライスアクションに注目です。

一方、ドルインデックスは、$104.900あたりが、プルバックの最初のターゲットになりそうですが、まだこのレベルをヒットしていません。ドル円と同じように、プルバックして下げてきて下げ止まるかに注目です。

現在、フィボナッチレベルからはじき出されるハーモニックパターンはいません。ですので、エントリーにはまだエッジがない環境のようです。

GBPUSDの大きなベアリッシュホワイトスワン

GBPUSD Whiteswan ポンドドルのホワイトスワン 27 Nov 2022ポンドドルは、週足と日足にホワイトスワンがいます。ぴったりと止まっていますね。

このパターンは、フィボナッチリトレースメントの88.6%まで戻り高値を付けたシグナルになりますので、一旦は軽くプルバックする可能性がりますが、そのすぐ上のキーレベルまであともう少し。

ユーロドルと同じくプルバックなしに反発する可能性はありますので、週明けのプライスアクションに注目です。

シルバーの5-0パターンとゴールドのキーレベル

ゴールドは、$1750.89のキーレベルに押しを付けたように見えるチャートになっています。このレベルがサポートになれば、$1788あたりまで上昇するシナリオもありです。

なお、その手前の$1771.85あたりで、長期移動平均線が上からかぶさってくるので、このレベルを上抜けられるかに注目です。

シルバーは$19.744と$22.327がキーレベル。

出ていたベアリッシュな5-0パターンで下げていますが、再び上昇をトライする可能性はあります。

ゴールドと同じく、長期移動平均線が上からかぶさってきているので、ここを上に抜けた場合、その後のプライスアクションが大切になってきます。

株式指数: キーレベルとハーモニックパターンの共存

以前から居座っていたブリッシュなABCDパターンが効いているダウキャッシュ(US30)。想定していた$33497.76だけではなく、キーレベルの$34226.57も上抜け。このレベルがサポートになれば、次のターゲットは$34700から$35000あたり。

こちらは、4時間足にいるブラックスワン。このパターンのPRZ(潜在的反転ゾーン)は、$35000ちょい声の場所。

軽くプルバックせずに、今のレベルがサポートになって上昇を継続する可能性もありますが、それは週明けのお楽しみ。

このパターンはSP500 のキャッシュでも同じです。$4019.61のキーレベルを押し目にして上昇するかに注目です。

さて、今週は、数日前に新月を迎えた後の週となります。短期的に上昇してから下落に転ずるかどうか、あるいはそうなっても、また下げ止まり、高値に対するフィボナッチリトレースメントの78.6%を狙うかというきわどい場面のようです。

78.6%の手前には、MT4のディフォルト数値である76.4%があるので、このレベルで一旦プライスアクションが出ることが想定できますが、問題はその後です。78.6%をきっちりとヒットし、ガートレーなど大きなパターンが出てくれる方が、エントリーにエッジが出てきます。

米金利がドン下げしたので、米ドルやドル円が売られるという絵柄になりましたが、週明けのプライスアクションが楽しみですね。

また何かあればアップデートしますね。

フィボナッチ78.6%と76.4%について

フィボナッチ76.4%と78.6%:プライスアクション、ハーモニックパターン、エリオット波動

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