今週後半はもう12月。この1年、米株式指数などは戻り高値を付ける上昇の動きを見せてきた感がありますよね。US500などは空いた窓を埋めるのを狙っているような動きですが、フィボナッチなどのテクニカルのキーレベルが効いている相場です。今の様子をサクッとシェアします。
ハーモニックパターンとキーレベル:We are waiting.
Market’s price actions, fibonacci levels and yearly pivot points
ドル円:チャネル、ブラックスワン、フィボナッチターゲット
ドル円は、居座っていたブラックスワンが効いた格好で、高値をわずかに更新した後に、一旦の下落。
キーレベルは150.863円になりますが、もう少しプルバックがある場合、145円ミドルから146円前半がターゲット。
前回の投稿と同じで、今月のマンスリーピボットのR1が153円前半にあるほか、フィボナッチから見えるターゲットレベルは152円ミドルあたり。
DXY(ドルインデックス):4つ目の窓、ブリッシュなプライスアクション
DXYは、3つの窓のうちの2つ目の窓がある$105.80あたりが意識されていたのですが、売りの5-0パターンが出た後、キーレベルの$104.172も下に抜けている状況です。
現在は、4時間足で買いのガートレーパターンが出ていますので反発するのかはわかりませんが、$102.250あたりまで落ちてきても問題ないです。
むしろ、問題は、その後です。4つ目に空いてしまった窓を埋めて、さらに$107あたりにある窓も埋めるプライスアクションになるかもしれませんよね。
クロス円:年ピボットポイント、ハーモニックパターン
他のクロス円と同じで、年ピボットポイントが形成するサポートとレジスタンスにきちんと反応して上昇継続中。
クロス円は、長期の時間足で、売りのハーモニックパターンが居座っている状況が続いていますが、これらのハーモニックパターンのPRZ(潜在的反転ゾーン)はまだ上の方にあります。
クロス円はワンモアアップもあるので、プルバックの後のプライスアクションを待ちます。
キーレベルを上に抜けてくるか?注目ですね。
クロス円のキーレベルをまとめておきます。
CHFJPY(スイスフラン円):154.249円、160.507円、166.765円。
CADJPY(カナダドル円):103.643円、108.451円、114.292円。
GBPJPY(ポンド円):176.965円、183.106円、188.605円。
EURJPY(ユーロ円):151.019円、156.363円、161.708円。
AUDJPY(豪ドル円):93.940円、98.469円。
ゴールド、シルバー:引き続き同じレジスタンスとサポート
ゴールドは、前回の投稿から上昇しているのですが、$2057.73がキーレベル。シルバーも同じで、$25.438がキーレベル。一旦プルバックがあっても問題ないです。
米国債(ZB1):ワンモアダウンあり?
前回の投稿から2週間たっていますが、買い圧力が弱いダウントレンド継続です。前回と同じで、基本は、右下がりの緑の長期チャネル。チャネルの下限を目指すシナリオはまだオンです。
下限を目指す動きが出ると、米ドル、ゴールド、原油のボラも出そうですよね。
DJI、NDQ、SPX:フィボナッチ88.6%が本命か?
DJI(ダウ)、SPX、ナスダックのプライスアクションも見事ですよね。
売り圧力が弱いので、以前投稿していた「ワン・ツー、ワン・ツー」のシナリオはすでに無効になり、ひと回り大きな大きな「ワン・ツー」を形成している可能性があります。
ナスダックUS100のレジスタンスは、$16042あたり。US30のレジスタンスは、$36000。US500のレジスタンスは、$4662あたり。
ピンクのエリアは空いている窓。その上にあるオレンジのエリアは、フィボナッチ的に結構なレジスタンスになります。
US500で気づくのは、7月に、$4611.47のキーレベルをきちんとヒットしていなかったこと。
このレベルを再びトライする可能性はかなり高そうで、時間をかけてターゲットをヒットするのであれば、プルバックから上昇して、レンジ、そして、ファイナルのワンモアアップみたいなプライスアクションになるかもですよね。
US500 の方で見えるシャークパターンは、このSPXのチャートの右側で、下がって上がってきた部分に登場しているものになります。
SPXの方は、さらにズームアウトしたものなので、US500と使用している高値と安値が異なりますが、一回り大きなシャークパターンになります。フラクタルっぽいですよね。
以前からある空いた窓を埋めると、「最後の砦」のフィボナッチ88.6%に到達。こちらが本命でしょうか?
MSFT、BA、BRK、GOOGL、META:レジスタンスとフィボナッチ
マイクロソフト株と似た動きに見え、ヘッドアンドショルダーのヘッドを形成している可能性があります。
なお、METAとGOOGLは、もう少し上昇余地があるので、テク株がすべてそろってプルバックをするまでは、ナスダックも上昇か?というシナリオです。
大局的には、11月前半の記事と同じです。直近の上昇の波は、フィボナッチ的に伸び切った場所にいるのですが、もう少し上昇しても問題ないです。
特にVIXが、下の方に開いている窓を埋めるのであれば、もう少し下がることになるので、市場の目線的には、リスクオンになるかと思います。が、問題はその後です。いずれ、弾けます。また何かあればアップデートしますね。