DXYは下げてきており、ゴールドとシルバーは反発するのか?あるいはどのペアも、「もうひと下げ、もうひと上げ」かというニュートラルでいる目線も重要そうです。DXY has been sliding towards the end of the week so Gold and Silver appear to be ready to bounce. However, there is still a chance of one more up or one more down in all currency pairs. EUR may have a surprise.
ハーモニックパターンでサプライズな動きを先読み
(注:この記事は2018年6月30日に投稿していたものです)
ユーロドルとドルインデックスは、年ピボットをヒットする前に息切れですが、EURGBPとEURJPYに売りのガートレーが検出されているため、サプライズな動きをする可能性があります。EURAUDとEURNZDにも売りのハーモニックパターンが検出されています。
EURに共通するハーモニックパターン
GBPUSDの年ピボットでのプライスアクション
GBPUSDは年ピボットポイントをヒットし、反転。これは市場が見ている大きな節目でしたので、売りの利確や手じまいが確実に入ったポイントですね。この後、反転が継続するか見ていきます。
EURGBPには売りのガートレー
テクニカル分析に律儀な野獣のGBPですが、対ドルではきちんと年ピボットをヒットしてくれています。
その結果、EURGBPに売りのガートレーが登場しています。なお、EURUSDと同じく短期足では売りのブラックスワンが出ているので、目先はプルバックも想定中。
DXY(ドルインデックス)のトレンドライン
DXY はブラックスワンで反発して赤の矢印のように上昇した後、下落。94あたりを見ていきます。薄い紫のようなパターンになって切り替える可能性もある相場のよう。フィボナッチエクステンションのレベルも結構伸びてきているので、注意してみていきましょう。
EURUSDはガートレーの可能性
EURUSDは、DXYの反対の向きでのプライスアクションで、ガートレーも可能性あり。現在4時間200MAが間近で、売りのブラックスワンが出ています。
USDCHFのディープクラブからの反発と下落
USDCHFは、先週1時間足で検出されていた売りのディープクラブから反発しましたが、DXYと同じく下落。現在は、買いのシャークが検出されています。シャークパターンのPRZ(潜在的反転ゾーン)はもう少し下ですが、サポートエリアに近づいており、フィボナッチエクステンションも2.618%はヒットしています。
AUDUSDのディープクラブ、NZDUSDの買いのブラックスワン
AUDUSDは検出されていたディープクラブから続落。AUDUSDは、短期の上昇波が4.236まで伸び切っているので目先の動き出はプルバックも考慮します。NZDUSDの週足チャートには年ピボットS1で買いのブラックスワンが検知されています。
クロス円ではユーロ円のガートレーに注目
GBPJPY (ポンド円)GBPJPYは「DXYはシャーク、USDJPYはネンスターで上昇 – DXY’s shark, USDJPY’s Nenstar」をご参照ください。ホワイトスワンパターンが検出されている環境で、147.03円を攻防中です。
AUDJPY(オージー円)上から日足と週足の20MAがかぶさってきているため上値が重い状況となりそうですが、サポートが硬いので方向性は不明確に見えます。
WTI原油はバタフライからシャークというシークエンス
シャークで反発したWTI。日足のシャークと4時間バタフライで一旦軽く止められた後は、また買いが参入しています。週足のバタフライのPRZのマックスラインは年ピボットミドル値の78.74と重なっておりますが、現在、月足100MAに抑えられているのと、ドルの動き次第では、プルバックする可能性もあります。
米国債 vs 週足レベルの買いのハーモニックパターン
10年債の買いのブラックスワン、30年債のガートレーが週足に存在したままです。価格がこれらのパターン通りに上がってくると金利が下がるのでドルには不利となります。アップダウンと買いと売りが交錯しており、ドル円の値動きにもそれが影響しているように見えます。引き続き金利とDXYがキープレーヤーのようです。
5月の記事「原油、EURCHFなど長期足に潜むハーモニックパターン! EURCHF, WTI HARMONIC PATTERNS」
6月の記事「Bullish US stocks, Gartley in US Bond 株式はまだブル強し, 米30年債はガートレー」
トレンドラインから落ちたダウなど株式指数
ダウ(DJI)の長期のトレンドラインとサイファーの可能性
DJIはおなじみのチャネルラインからずいぶん遠ざかってきました。来週は、先に下落して反発か、あるいはギャップアップするエネルギーがあるのかを見ていきます。
SPXは、濃紺のチャネルのラインの下に価格が潜り込んでおり、このまま下がるのか、あるいは一旦反発するのか注目です。
NDXは、緑のチャネル内に戻ってきましたが、このまま下がるのか反発するのか?
ダウのフューチャーズDow futures YM1は、紫のガートレーから下落して、赤のチャネル下限でピンクのサイファーの可能性を考慮。
SPXのフューチャーズのSPX’s futures ES1 とナスダックのフューチャーズNDX’s futures NQ1はチャネルのミドルラインが効いています。
ダウ30キャッシュUS30が、赤チャネルブレイク後、下落を継続すれば、緑のパターンのようにフィボナッチのレベルが揃うのは、オレンジのチャネル下限。