ボラティリティに注目!ドル円、SPX、ダウ、ゴールドなどプライスアクション満載!

FOMC、日銀会合、英国の指標発表などイベントがありましたが、米株式指数などは結構シナリオ通りにフィボナッチレベルで反応して落ちてきています。全ての事象は価格にすでに織り込まれるので、短期的なノイズはやはり無視してよかったチャート達です。週明けはさらにボラティリティがアップする可能性がありますね。今の様子をシェアします。

ボラティリティ:VIX、VVIXのボラティリティ指数に注目です

Technical analysis: Volatility is up so get ready!

ドル円:8日以降の記事の内容がまだ有効です

USDJPY ドル円ターゲット 23 Sep 2023こちらは、ドル円の日足チャート。8日以降の内容に特に変更はなく、とりあえずは、150.863円にあるキーレベルをヒットしていただくとわかりやすいです。

MT4では、オートハーモニックでバットパターンが出ています。バットパターンは、直近高値に対するフィボナッチリトレースメントの88.6%に到達すると完成するパターンです。

直近高値の上にストップを置けるので、「最後の砦」的なパターンです。一旦は下落するだろうという市場の目線があるのがわかりますが、このバットパターンで下落しても、その下落の仕方や下落後のプライスアクションの方が大切です。

また時間軸という考え方を取り入れると、このバットの完成地点が今後完成するディープクラブパターンのB地点になる可能性もあります。1つのハーモニックパターンから、次のハーモニックパターンへ。フィボナッチの面白いところがドル円で学べるかもしれません。

EURUSDとDXY

DXY(ドルインデックス)には、ユーロドルと反対向きのブラックスワンが出ていたのですが、今はABCDパターンに変化。それでも、空いた窓を埋めるべく、プルバックしては上昇というプライスアクションを繰り返す可能性があります。

キーレベルは$104.172。さらに深いプルバックの場合は、$102ミドルから$103あたりまで下げてくるシナリオを引き続きオンにしてます。

GBPUSD、資源国通貨ペア、USDCHF、クロス円

ここしばらくの記事の内容に変更なしです。アップトレンドの初動にいるようにみえるUSDCHFはいい感じで上昇していますよね。

ゴールド、CL(原油)、シルバー

ゴールド、シルバー、USOILとフューチャーズのCL2についても変更なしです。特に、ゴールドは、以前から記載している$1946.97でのプライスアクションが見事ですよね。

米国債(ZB1とZT1)とJP10Y:米2年債の窓に注目!Do not fight FED.

米30年債のZB1は、続落アクションを展開中!

FOMCなどのノイズはどうでもよい感じで、するすると動いています。

一旦は反発があるかもしれませんが、緑のトレンドラインが効いているうえ、ターゲットをまだヒットしていないので、上昇継続は、難しいかもしれません。

米2年国債の方もは、前回記載したように、空いた窓を狙ってくる可能性があるので、その場合はドン下げになるか?

日本の10年債金利は、レジスタンスのトレンドラインをギャップアップした後、ようやくチャネル上限に到達。

一旦のプルバックがあってもおかしくないですが、フィボナッチから見える長期的なターゲットはまだ上の方のようです。

押し目をつけるのがどのあたりになるのか?仮に円安介入とかのニュースがあってもノイズに終わる可能性があるので、週明けのプライスアクションを待ちます。

DJI、SPX、NDQ:文句なしのボラティリティが出てもおかしくないプライスアクション

DJIは、緑の長期のトレンドラインが効いているきわどい場面でしたが、前回の投稿で指摘していたターコイズ色のラインも下に抜けてきましたね。

また、週明けに見るべきは長期のトレンドラインであるオレンジのライン

このラインまで落ちてきてもおかしくないですが、その上にある別のオレンジの水平線で一旦は反発する可能性があります。このオレンジの水平線は、今年のピボットポイントになります。

SPXのチャートで、目に留まっていたのは、濃紺のトレンドラインターコイズのラインが重なるエリア。

このエリアを下に抜けようとしているのが見えますよね。

週足には売りのサイファーパターンが居座る環境ですが、キャッシュのUS500には短期足で、ブリッシュなバタフライパターンが出ています。短期的に反発しても、再び下げに転ずるかに注目です。

なお、US500の方では、以前も記載した$4331.20というキーレベルが、今いる価格帯にあります。このキーレベルを下にブレイクするのか?週明け、ギャップダウンする可能性もありますよね。

こちらはナスダック。

際どいところでバットパターンですが、すでにキャッシュのUS100で見える$14873.67のキーレベルをギャップダウンしているので、続落するシナリオもオンです。

US500とUS100が揃ってダウントレンドを継続すると、ボラが一気に吹っ飛びそうです。

前回掲載していたIWM(Russell 2000)、KRE(SPDR S&PリージョナルバンキングETF)も、前回の投稿をご参照ください。金融系がぶっ飛ぶとSPXは引きづられるので、プライスアクションに注目です。

また、ガートレーパターンが出ていたXLF(金融セレクトセクターSPDRファンド)は、ガートレーが効いてダウンという状況です。

こちらは、AI関連のETF、BOT。以前も投稿していたと思いますが、画像にあるオレンジの年ピボットを下に抜けて、さて?という場面です。

一旦反発してもおかしくないですが、ここしばらく投稿しているXLK(テクノロジーセレクターセクターSPDR)と合わせて見てみると面白いと思います。

BA(ボーイング株):トレンドラインブレイクからの続落

11日の記事に投稿したボーイングは、トレンドラインが重なるエリアがレジスタンスになって、結果的に続落。今年のピボットポイントまで、続落するシナリオを引き続きオンにしています。

BRK(バークシャーハサウェイ)のトレンドライン

バークシャーハサウェイ株も、緑のトレンドライン長い濃紺のトレンドラインを描画していましたが、いよいよブレイクかという場面ですね。

その他、マイクロソフト株もトレンドラインとフィボナッチレベルが意識されたプライスアクションを展開。次はおそらくMETAが、マイクロソフト株のようなプライスアクションを展開するというシナリオをオンにしています。

VVIX、VIX:VVIXはシャークから5-0パターン?

こちらは、恐怖指数(VIX)の30日後のボラティリティ予想を示す指数のVVIX。すでにシャークパターンがいてプルバックをした後、現在、5-0パターンにつかまっています。

シャークパターンから5-0パターンへの一連のプライスアクションで見えてくるのは、上昇の初動の動きというシナリオ。

5-0パターンは、トレンド転換の初動の波に出てくるパターンとしても知られているので、このまま安値を割ってこなければ、VIXの30日後のボラティリティがアップするというシナリオになります。

トレンドラインブレイク、フィボナッチ  >  FED、BOE、日銀というノイズ

イベントの多い週でしたね。でも、イベントで出る短期のノイズをどう解釈するかよりも、長期的な目線を持っていた方に優位性があるのが明確になったのがわかります。フィボナッチのレベル、過去から意識されているキーレベルやトレンドラインがシンプルに機能しているチャート達です。

週明けは、テク株のほか、国債と金利に引き続き注目です。原油はワンモアアップすれば、最強のキーレベルのターゲットをヒットします。

前回と同じく、国債や金利の動きに加え、テク株の動きも加わってくるので、ボラティリティがそれなりにアップする可能性がありそうです。

9月8日、11日、12日関連記事:キーレベルとハーモニックパターン

11日の「プライスアクションが出るキーレベルのまとめ:ドル円、EURUSD、ゴールド、原油、JP10Yなど

12日の「日足、週足、月足にいるハーモニックパターン:ドル円、AUDJPY、原油、MSFT、US500、DAXなど

1年前の記事「ムーンサイクルと「ザ・伸び切りゾーン」のキーレベル:ドル円、EURUSDなどのプライスアクション

何かあれば、アップデートしますね。

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