先週までの投稿で触れていたチャートで、最強ラインが見事に機能しているのがドル円とDXY。最強ラインとハーモニックパターンで、この後のプライスアクションが気になりますよね。現在のチャート達の様子をシェアします。
最強ラインでのプライスアクション
Key levels and Harmonic Patterns
ドル円:152.852円の最強ライン、ネンスター!
このレベルに押し目をつけて、再び上昇かという場面。
現在、バタフライパターンの親戚のネンスターパターンで反発を試みています。
日銀介入とかニュースはどうでもよいかなぁ。再び下げてきても、もう一段上の157円後半を目指すシナリオもオンです。
EUSUSDとDXY:テクニカル分析のキーレベルに注目
EURUSDは、$1.07406を下に抜けてきています。一方、キーレベルの$104.035で踏ん張っていたDXY(ドルインデックス)は、$105.649の最強ラインも突破中。
これまでの投稿と同じく、2022年と2023年から空いたままになっている2つの窓を埋めに来る可能性がありそう。
クロス円:カナダドル円、ユーロ円、ポン円は、まだターゲットの手前
先週と変わらないのがカナダドル円。売りのブラックスワンが居座る環境で、PRZ(潜在的反転ゾーン)はまだ上の方です。ポンド円、ユーロ円も、買いのハーモニックパターンがいるので、ターゲットまで上昇してきてもおかしくないです。
ポンド円のレジスタンスは193.614円、サポートは184.047円。月足にバタフライパターンがいるユーロ円のターゲットは、167.469円。
その他のクロス円のキーレベルにも変更はないです。
CHFJPYのサポートが169.059円、レジスタンスが179.606円。AUDJPYのサポートは97.318円、レジスタンスは101.075円。CADJPYのサポートは108.743円、レジスタンスは113.639円。
USDCADの$1.34113と$1.35712、USDCHFの$0.89253
引き続き、ドルスイスとUSDCADも、次のターゲットであった$0.91231と$1.37312に到着。ドルスイスは、一旦押されていますが、USDCADは上にぶっちぎっているので、来週のプライスに注目です。
シルバーの$29.488、ゴールドの$2443.70:シナリオ通りのプライスアクション
シルバー、ゴールドともに上昇中。次のターゲットだった$28.059と$2344.01をそれぞれクリア。シルバーには週足でABCDパターンが出ています。
ゴールドは、$2460あたりが2つのフィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」のマックスレベルが重なる場所なので、もう少し上げてくるなら、その後のプライスアクションに注目したいところです。
伸び切ってくると、ゴールド、シルバー、原油などコモディティに手仕舞いの動きが出るか?も気になるところです。
米国債:ありゃ。これは何かのシグナルだった。
米2年債、米10年債、米長期債ともに、いい感じで落ちてきて反発中。年ピボットポイントがレジスタンスとして機能し続けるのであれば、さらに下落というシナリオはオンです。
また、米2年金利は、ターゲットだった5.009%をヒット。
ここはフィボナッチリトレースメントの50%の場所。軽くプルバックした後、フィボナッチリトレースメントの61.8%を目指す可能性があるので、週明けのプライスアクションは見逃せませんね。
NDQ、US30、US500:ラウンドナンバーヒットとFNGの$10282.80
上げては下げ、上げては下げの荒れたプライスアクションを見せてくれているのですが、US10、US30、US500ともに、下落に転換した可能性も否定できない環境。US500は、キーレベルの$5283.88をヒットし損ねている感ありですが、下げたいのなら、高値更新鳴く、戻り高値を付けた後、再び下げるというシナリオになります。
なので、このピボットポイントに押し目をつけると、またドカーンと上がる可能性=株式指数のドン下げ?というシナリオになります。
懐かしのFNGも$10282.80がキーレベルで、このレベルが、レジスタンスになると、さらに下げてくる可能性あり。
また、窓が開いていたMSFTも、今週埋めてくれましたよね?キーレベルの$415.46を下に抜けてくると、結構な値幅で下げる可能性あり。
なので、AI関連のチャートでもあれた動きになるかもです。
その他、CPIなどの経済指標と米国の利下げのニュースが、ここしばらく延々と続いているのですが、フィナンシャル系がやっぱりブラックスワンなのかも。。。
先週シェアしたXLF(金融セレクトセクターSPDRファンド)は、いい感じで、落ちてきていますよね。
また、バークシャーハサウェイは、$418.08あたりがレジスタンスになると、再び下げに転じるというシナリオです。
UK100、GER40、JP225:もう少しアップしたいところ?
先週シェアしたドイツ株式指数のキャッシュは、年ピボットポイントから見えるキーレベルの18464.10がふたになった後、17896.03を下に抜けて、さて?という場面。
日経225の最強ラインは、39370円。このラインを再び下に抜けてきています。
UK100は、ABCDパターンがいたので、反発しましたが、8000のラウンドナンバーをヒットして、軽くプルバック中。再び、上昇するのであれば、8121.09がターゲットになります。
が、米ドルと金利の動き次第では、来週もボラティリティが出るというシナリオになります。
JPモルガンなどのフィナンシャル系のチャート達も、フィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」のマックスレベルからギャップダウンしているので、テク株とフィナンシャル系が同期するのか?
VVIXやVIX、そしてフィナンシャルの動きを見ていると、金曜日の閉場後、週末、そして月曜日まで、ポジションを持っていたくないような少し嫌な雰囲気のチャートに見えなくもないです。週明けに大きくギャップダウンするかは別としても、「ザ・伸び切りゾーン」のマックスレベルからの下げが素早くなる可能性もあるので、注意したいところですね。
4月8日。この日は皆既日食でした。新しいサイクルに突入しているのかもですね。今回は短いですが、これまでの記事の内容にそれほど変更はないので、過去記事もぜひご参照ください。
何かあればアップデートしますね。