ドル指数のホワイトスワン, USDCADの3ドライブ DXY’s Whiteswan, USDCAD’s 3drive

テクニカル分析の基本としてよく使う移動平均線、ピボットポイント、ボリンジャーバンド、チャートパターンが機能している相場に見えますが、それにハーモニックパターンがプラスアルファで威力を発揮したドルインデックスもありという1週間でした。Basics of technical analysis such as moving average and pivot points are working in some currency pairs while harmonic patterns added an edge as seen in DXY.

デイトレだからこそ必見の長期の移動平均線とチャートパターン

It is important to check long term moving averages during day trading.

(注:この記事は2019年1月26日に投稿していたものです)

5.0パターン、長期MA、ホワイトスワンなど活躍

ドルインデックスの売りのホワイトスワン

長期のサポレジエリアであるピンクのボックスとチャネルを上にブレイク後、先週描画していた黄色のボックスで反転。

4時間足のチャート。

ECBのイベントがありましたが、ドルインデックスには、すでに売りの5.0パターン、そして、今月のピボットを上抜けできず、ここで売りのホワイトスワンが検出されていました。

移動平均線を見ると、先週のレビューの時点では、週足と日足の20MAがほぼ同じ位置にあり、日足の20MAで支えられて上昇という目線もありでした。

しかし、ECB以降、日足の20MAが週足の20MAよりも少し下に潜り込み、週足20MAがレジスタンスとなる可能性が出てきています。なお、オレンジの2本のラインで描画していたように、長期でウェッジの可能性もあり、方向性はまだ不確かかもしれません。

 

 

 

 

EURUSD 濃紺のチャネル下限を抜けて戻ってきました

ECBのイベント後、猛反発して濃紺のチャネル内に戻ってきたユーロドル。

反発した理由は、1月の高値からフィボナッチエクステンションが5というレベルに到達したことに加え、金曜日の売りの手じまいが重なったかもしれません。

現在日足の20MAに抑えられており、この反発の小さな波のフィボナッチエクステンションも5を超えているので、短期的には下げの動きになると想定しています。

 

ドルスイスは、$0.99815が意識されるレジスタンス

ドルスイスはドルインデックスと似ています。

0.99815あたりは直近のレジスタンスでもあり、ここを上にブレイクできずにいます。

現在買いのバタフライも検出されていますが、PRZ(潜在的反転ゾーン)は赤の点線にあるので、短期的に上昇してもこのレベルまで落ちてくる可能性も考慮。

 

In USDCHF, 0.99815 is a noticeable resistance. USDCHF is is the similar situation with DXY. It has a bullish butterfly and it is worth monitoring if the price breaks above 0.99815.

米ドル・トルコリラは年ピボットと日足20MAがレジスタンス

米ドルトルコリラは、日足20MAと年ピボットがレジスタンスとなっています。現在、日足の200MAを少し抜けそうで支えられるかという場面で、抜けたチャネルにも注目します。

なお、USDTRYは、左に見えるいろいろなパターンに描画したフィボナッチプロジェクションのレベルが伸び切っていることもあり、底値を付けている可能性があるというシナリオです。

USDJPYは年ピボットポイントS1で効いたシャークパターンがまだ有効

ドル円は、今年のピボットポイントからS1へ一気に下落した後、買いのシャークパターンで反発し、シャークパターンで表示されていたの61.8%のフィボナッチリトレースメントレベルまで上昇。その後、今週は、今年のピボットポイントの周辺でうろうろしています。売りの5-0パターンのPRZはまだ有効ですが、110.4367あたりまで上昇する可能性も考慮しています。

ポンドドルは売りのサイファーから、再度上昇

ポンドドルは売りのサイファーパターンで下げてきたものの、上昇継続。キーレベルだった1.30925も上抜けしました。現在、年ピボットをヒットして、売りのシャークパターン。

シャークのPRZは1.33025のあたりですが、月足20MA、週足50MAなど、長期の移動平均線も迫ってきているので、プライアクションに注目です。

AUDUSDでは大きなパターンは上を示唆していますが…

AUDUSDは、12月の高値へのフィボナッチリトレースメント78.6%のレベルがある0.72471が次のターゲット。0.72615は、買いのブラックスワンが表示する38.2%のリトレースメントレベル。金曜日に上昇したものの、週足20MAの下に日足20MAがあり、まだ完全に買い目線というわけにはいかないように見えます。

NZDUSDの節目は$0.68556と年ピボット

NZDUSDは、レジスタンスとなっていた先週と今月のピボットを火曜日の動きで上抜き、その後のプルバックが日足の20MAでサポートされ、再度上昇しました。現在、0.68556で年ピボットという節目が間近です。ここまで上昇すれば、プライスアクションを見ていきます。

USDCADの日足のスリードライブパターンと短期のシャークパターン

日足と週足には、今でもスリードライブパターンが検出されたままの環境です。価格は38.2%リトレースメントレベルまで下落し、1.31842にある年ピボットに支えられて反発を試みた後、再度下落してきています。

4時間足にはシャークパターン。一旦は反発する可能性がありますが大きな時間足のパターンが検出されているままなので、この年ピボットを下抜けるかどうかが鍵のようです。下落が継続する可能性があるので、このライン際のプライスアクションに注目です。

Treasury/Bonds, Interest rate: 国債・金利

米国債のチャネル、サポレジ、トレンドラインと節目

米10年債は「フィボナッチはリトレースメントだけではないんです- Making the most of fibonacci tools」を参照ください。

ガートレーで撃ち落とされてから、反発後、再度ガートレーが検出され、濃紺のチャネル内に戻ってきている環境です。

Commodities: 資源・コモディティ

GOLD・金はレジスタンスを抜けるか?

ゴールドは、$1269.03あたりの年ピボットまでテストせず、日足の25MAあたりでダブルボトムのようになり、上昇$1323.54は短期的に意識しておきたいレジスタンス。緑のチャネルの上限をブレイクして、この上限のラインに押し目を付けています。フィボナッチプロジェクションのレベルが伸びているので、レジスタンスでのプライスアクションに注目です。

Stock indexes: 株式指数

ダウ、SPX、ナスダックは、カウンタートレンドラリーの可能性もあり?

ダウ株価指数は、買いのセンチメントが強いですが、最近の上昇の波のフィボナッチエクステンション2.618と、高値への戻り78.6%のレベルが近づいてきています。

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