10月11日投稿していた記事の後のプライスアクションが興味深かったEURUSD。ブルーの太いラインを覚えていますか?今日明日にでもプライスアクションが出そうなエキサイティングな相場環境です。Goldも、最強ラインに到達!アップデートをサクッとシェアします。
フィボナッチとトレンドライン:続くドラマはいよいよ最終編?
EURUSD and Gold may make a move.
(注:この記事は2020年10月21日に投稿していたものです)
AB=CDとフィボナッチライン
窓が開いていたEURUSD
10月11日に投稿していたユーロドルの5-0パターンの復習記事からのプライスアクションが興味深かったですね。
5-0パターンの検出直後に価格が反応し、本来のPRZであった$1.18207までタッチせずに下落しました。その後の下落のプライスアクションを見ると、ジグザグとした動きになり、この動きから、再度上昇かなという目線で見ていました。
そして、さらに気になっていたのが、自分が見ているMT4では、ユーロドルに窓が開いていたこと。これを埋めずに下げるだろうか?という目線がありましたが、その後の上昇kじゃら、20日の値動きで窓を埋めた格好になりましたね。
EURUSDで根拠が揃う最強レジスタンス
その窓埋めを完了した20日に登場した売りのシャークパターン。ただし、このシャークパターンでは、まだ下げに転じないと判断していた理由もあります。
まず、当初記載していた斜めに引いたブルーの太い2本のラインを思い出してください。これは、AB=CDというように、同じ値幅になる場所を指しており、当初のシャークパターンの2つ目の成立条件でした。
また、横に引いた細いブルーのラインは、同じく11日の記事で記載していた直近の高値と安値を使ったフィボナッチリトレースメントレベルの61.8%(画像中は38.2%)と、このAB=CDが重なる価格帯です。
また、直近の記事を見てくださった方は気が付いているかもしれませんが、このブルーのラインは、すでに出現していた売りのバタフライパターンのPRZとも重なっていたんですね。
色んな根拠があるのでまとめますね。
- AB=CDの成立する場所(シャークパターンの2つ目の成立条件)
- 直近の高値と安値を使ったフィボナッチリトレースメントレベルの61.8%
- 黄土色のトレンドラインが重なる価格帯
- 以前出現していた売りのバタフライ
21日のロンドン時間午前の環境では、窓が開いていました。今朝のロンドン時間のプライスアクションを見ると、フィボナッチリトレースメントレベルの61.8%(38.2%)を超えて、さらに買い上げようとしている動きもうかがえますが、こういう場所で買いポジションを追加するのはリスクありの相場かもしれません。
なぜなら、もう1つ根拠を追加できるからです。先ほどの根拠から少し目線を変えて、15日から猛チャージで上げてきた上昇の波の方を見てみます。
画像には描画していませんが、この波を使ったフィボナッチエクスパンションを見てみると、根拠が揃うキーレベルの$1.18500あたりには、フィボナッチエクスパンションの2.618%も重なっているんですね。つまり15日からの上昇の波は、「ザ・伸び切りゾーン」に突入してきているのがわかります。
これだけ根拠うが揃う相場も珍しいですよね。でも、非常に勉強になる相場です。これらの根拠からみえてくるのは、市場(ビッグボーイズ)が売りを仕掛けるのに手ぐすねを引いて待っている優位性のある価格帯が$1.18500あたりに存在するということになります。
逆に言うと、この$1.18500あたりの価格帯を上に抜けていき、上昇を維持するには、相当の買い圧力が必要になるということになりませんか?
もちろん、このままユーロドルがこの最強レジスタンスを突破していくことはあり得ます。ユーロ買いのセンチメントが強く、5分足などの短期足チャートを見ていると移動平均線が上向きなので買い目線になってお不思議ではないですよね。
この$1.1850あたりを上に抜けた場合は、抜けたからすぐについていかず、この抜けた価格帯に押し目を付けるかのプライスアクションを見ていきます。一時的な上昇につられて、レジスタンスで高値掴みにならないよう気を付けなければならない重要な場面にいるようです。
大きな節目が明確な場合、例えば今のユーロドルのレジスタンスで言うと、これを先に立って突破してくれる人が必要になります。以前、「節目を突破する大口や機関投資家は除雪車のようなもの」と教わったことがあります。自分の目線で、自分が先に立って買っていくのではなく、買ってもらって、動いた後を待つという方が賢明というスタンスですね。
ゴールドも同じです。以前に記載した$1921.19で押さえられています。ユーロドルとゴールドが、NY時間で、仮に短期的に上昇しても、つられてポジションを持たないよう気を付けたいですね。そして、フィボナッチリトレースメントレベル78.6%辺りの104.60円あたりに大きな節目があるドル円も注目に値します。