窓埋め、フィボナッチ、ボリンジャーバンド、チャネル:USDJPY、US30、XLK、XLF、ZB1

SPXやナスダックなどは続伸していますが、この動きで非常に興味深いレベルに到達しています。年ピボットポイントなどキーレベルを挟んだプライスアクションが明確になっているチャートが多いです。今の様子をシェアしたいと思います。

窓埋め、フィボナッチ、ボリンジャーバンド、チャネル

Technical analysis basics: All in play.

ドル円のフィボナッチ、ボリンジャーバンド、チャネル

USDJPY fibonacci levels ドル円キーレベル 21 Jan 2023ドル円は、148円半ばがレジスタンスになっています。その理由の一つは、直近の上昇の波を使ったフィボナッチエクステンションが5%に達しているからかもしれません。このレベルまでくると、一旦のプルバックを想定できますよね。

ですが、チャネルの上限をヒットしていないのと、プルバックの後、さらに大きなフィボナッチのキーレベルまで上昇する可能性もあります。

MT4で見えるUSDJPYも、フィボナッチエクステンションの5%でぴったりと止められています。プルバックした場合のキーレベルは146.442円。この辺りで支えられるかどうかに注目です。

DXY、EUSUSD:年ピボットポイントがキーレベル

DXY(ドルインデックス)とEURUSDのプライスアクションは明確です。年ピボットポイントを上に抜けたのがDXY、その逆がEURUSD。DXYはまだ上値余地があるので、キーレベルで支えられるかに注目です。前回の投稿もご参照ください。

クロス円:サポートになった年ピボットポイントのミドル値 vs ボリンジャーバンド

クロス円は、前回記載していた、年ピボットポイントからはじき出すミドル値のキーレベルをサポートにしたプライスアクションを展開。このまま、キーレベルを下にブレイクせずにうろうろする場合は、上昇継続というシナリオになりそうです。

なお、クロス円は、途中で、長期足のボリンジャーバンドの2シグマがレジスタンスになる可能性があるので、ヒットした後、プルバックして、さらに伸びてくるかに注目です。前回の投稿もご参照ください。

ゴールドとシルバー:窓が開いているチャート

こちらはシルバー。以前から居座っているホワイトスワンに変わりはないのですが、窓も開いているチャートです。

短期足では、買いのシャークパターンも出ているので、一旦跳ね上がった後が問題になりそうです。

今年のピボットポイントがある$23.257あたりには、長期の移動平均線も上からかぶさっているので、このレベルを上に抜けてくるのか?

ゴールドも、年ピボットポイントがサポートになっているのですが、下の方に窓が開いているので、上がっては下がるという荒い動きになるのかに注目です。

米国債:ZB1のチャネル

こちらは、米国長期債のフューチャーズのチャート。

緑のチャネルは、これまで記載している長期のチャネルで、これに対して押し目をつけるのか?という場面ですが、右上がりの濃紺のチャネルを下にブレイクした感もあり。

また、画像上部の水色のボックスは、フィボナッチエクステンションの5%とフィボナッチリトレースメントの61.8%が重なるエリアですので、かなりのレジスタンスであったことがわかります。

IXIC(ナスダック総合指数):フィボナッチレベル

こちらは、前回投稿したナスダック総合指数(IXIC:US Composit)のその後の様子。

IXICは、フィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」のマックスレベルの$15078.56をすでにヒットしています。

ズームアウトした波のフィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」の$14734.86もとっくに超えてきている状況です。

チャネルの上限をヒットすれば、フィボナッチの別のレベルの1.618%も超えてくることになるので、何らかのプライスアクションは出そうですよね。$14736.86を下に抜けてくると話が変わりますので、下落の動きがあっても驚かないことです。

なお、お気づきだと思いますが、IXICは、高値を更新しておらず、フィボナッチリトレースメントの最後の砦である88.6%を目の前にしている場面。高値更新してくるかにも注目ですが、テク株の勢い次第では、それがお預けになる可能性も。。。

US30は、フィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」5%で、ぴったりと止められています。この後、US30にワンモアアップがある場合、ターゲットは、$38440あたり。このあたりまでくると、US500と合わせて、ボリンジャーバンドの2シグマが役割を果たすか?ということになりそうです。

BA(ボーイング)、APPL、MSFT:窓埋めとフィボナッチ

前回投稿したボーイングを始め、反発しているAPPLなどは窓埋めを行っている様子。

こちらはAPPLのチャート。下落の勢いが5つの波から構成される推進波にも見えるきわどい場面ですよね。

異なるフィボナッチがはじき出す$193.17と$199.84が形成する価格帯は、結構なレジスタンスになっていることがわかります。

アップルが高値更新を目指すか、それとも窓埋めを完了して、戻り高値を付けた格好で終わるのか?

何れにしても、フィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」にどう反応するかを見ていきます。

XLK、XLF:フィボナッチとチャネル

こちらはXLK(テクノロジー セレクト セクターSPDRファンド)。

Magnificent 7に注目が行っているのですが、昔からあるXLKを見てみると、こちらもかなりいい感じの「ザ・伸び切りゾーン」突破、そして、チャネル上抜けというプライスアクションになっています。

とはいえ、伸び切っているのであれば、チャネル内に戻る可能性もありますよね。

さらに、以前よく投稿していたXLF(金融セレクト セクターSPDRファンド)も見てみます。

直近のダイアゴナルなトラインアングルからの下落が、怪獣がパンチを食らって吐いたような絵柄に見える典型的なパターン。

ここから逆走し、チャネルの上限を狙っているような感じです。

$38.20は、フィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」になりますので、このあたりで一旦食い止められる可能性もあります。

いずれにしても、週明けのプライスアクション待ちです。

このほか、MSFTとNVDAも、重要なフィボナッチレベルでうろうろしていたのですが、上昇してきました。

こちらはMSFT。

ブルーのラインで示したフィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」を形成するフィボナッチレベルを超えてきているので、ワンモアアップがあっても、すぐに下落してくる可能性も考慮。

テク株主導で、ナスダックやSPXなどが上がってきているように見えますが、おそらく、キープレーヤーはNVDA。もうひと上げがあるか?問題は、やはりその後ですよね。

窓埋め、フィボナッチ、ボリンジャーバンド、チャネル

先週の動きから、ハーモニックパターンだけではなく、ボリバン、チャネル、窓埋めなど、テクニカル分析の基本を復習しておきたい場面になっているようです。

特にボリンジャーバンドについては、日足と週足のボリバンの2シグマが近づいてきているチャートが多いです。日足のボリバン2シグマを超えた後、週足のボリバン2シグマまでくると、フィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」も超えてきてしまっていることになるので、プライスアクションが活発になると想定できますよね。

今はまだブリッシュというか、Euphoric(有頂天)気味な相場。もしかしたら、26日の満月までは、上昇を試みる可能性があるので、慌てず慌てずです。笑

また何かあれば、アップデートしますね。

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