レジサポでのプライスアクション:ふたを開けると2週間行ったり来たりのEURUSDやGBPUSD

先々週の投稿から2週間の間、EURUSDやGBPUSDなどは、ふたを開ければ行ったり来たりの相場環境。先週の時点でプライスアクションがいまひとつでしたので、先週はブログを更新しませんでした。忍耐が試される相場ですね。この2週間の間に出ていたハーモニックパターンなど週明けにチェックしておきたい通貨ペアをサクッとシェアします。

あっという間の2週間。で、今いる場所は?

Price action over 2 weeks did not make any significant changes.

(注:この記事は2020年11月22日に投稿していたものです)

ハーモニックパターンがいる相場

ポンドドルのガートレー

こちらは10日にキャプチャ―したポンドドルのガートレーパターン。

このパターンから一度下落し、再度上昇してきていますね。

ガートレーパターンが検出されてからのプライスアクションは、4時間足を見るとわかりやすいです。

5つの波からなる推進波ではなく、3つの波からなる動きでしたので、調整波か?という目線になり、それなら、再度レジスタンスをトライする可能性もあるのではというシナリオになり様子見でした。

こちらは20日金曜の時点でのポンドドルのガートレー。

同じガートレーパターンで、再びPRZ(潜在的反転ゾーン)まで上昇してきていますね。

ポンドドルでは、$1.133932の価格帯が意識されているレジスタンスです。

 

ドル円の連続ハーモニックパターン

先々週の投稿では、ドル円が検出されていたガートレーから、じりじりと下げてABCDパターンを形成した様子を投稿しました。11月9日に大きな陽線が出たプライスアクションから、一定の買い圧力が存在しているのがわかりますよね。

こちらは今のドル円。

A・ネンスターという新種のハーモニックパターンも参上する相場環境になっています。同じ価格帯に価格が到達するたびに、ガートレー、ABCDパターン、そしてこのA・ネンスターというように次々とハーモニックパターンが参上する相場。

何を示唆しているの?

どのパターンもドル円の買いを示唆しているだけでなく、この価格帯が強固なサポートになる可能性を示唆しています。

日足を見るとわかりやすいのですが、今年2月の急激な円高でつけた安値と、急反発した時につけた高値を使ってフィボナッチを引くと、現在いる価格帯はフィボナッチリトレースメントレベルの78.6%のあたり。このレベルを一度下に抜けたのが9日。そして急反発。

また、画像中、103.675円あたりに水色で引いたラインは週足のチャートに潜む超長期の移動平均線。この価格ラインとピンクのボックスの価格帯は非常に強固なサポートです。さらに、2月の急上昇からの下落の動きはジグザグとした動き。調整波に見えますよね。ドル円の買いというシナリオはまだ維持できそうですね。

そしてなにより、週足チャートには巨大な買いのAB=CDパターンが3月から居座っている相場環境であることは何度も記載したので、いつ動き出すか、後はタイミングを待つのみです。

その他の通貨ペアのキーレベル

EURUSD:$1.19160。ユーロドルはこのレベルをヒットして下げたものの、再び上昇しているのですが、うだうだした動きですね。また以前の投稿で記載していたトレンドラインがレジスタンスになっています。反発するのであれば次のターゲットは$1.1897あたりになりそうですが、ユーロドルの場合は何度も記載した$1.18500あたりがかなり強力なレジスタンスです。

AUDUSD:豪ドル/米ドルのペアのキーレベルは$0.73258

NZDUSD:現在はバタフライパターンですが、もう少し上にある$0.70559がキーレベル。

ここまで上昇してもおかしくない相場ですね。

 

USDCHF:このペアはドル円と同じで、週足チャートに巨大な買いのハーモニックパターンが潜んでいます。居座るネンスターパターンがきのうするのであれば、USDCHFのキーレベルは$0.90715と$0.88801。まずは、$0.90715のレベルで下げ止まり安値を切り上げるかを見ていきます。

コモディティ:ゴールド&シルバー

ゴールドも、この2週間、ふたを開ければレンジです。4時間足のチャートを見ると長期移動平均線に支えられて反発したにもかかわらず、うろうろ状態ですね。9日につけた高値までリトレースしてもおかしくない相場ですが、その場合のキーレベルは、やはり何度も記載している$1921.19。

このレベルを勢いあるローソク足で上に抜けた後、この価格に対して押し目を付けて、レジスタンスをサポートに転換するぞ!という市場の一致した目線が出来上がらない限りは長期の買い目線にはなりづらい相場環境です。

一方、シルバーは、先々週投稿していたバタフライから下落し、反発後、現在は売りのホワイトスワンで、また下落しています。このまま売りが継続すれば、次のターゲットは$22.627あたりです。ゴールドが上昇、シルバーが下落となった場合は、コモディティ間のダイバージェンスも思い出したいですね。

まとめ:今回も短いですが、2週間という間、ふたを開ければほぼ同じ場所にいる忍耐を試される相場になっています。このような行ったり来たりの相場では短期足でトレードをすることもできますが、中長期のチャートでスイングを狙う場合はまだ待ちの状態だと思います。

なお、SP500とUS30(ダウキャッシュ)には買いのハーモニックパターンが検出されて金曜日を終了。米株式はまだ下落目線になりづらい鬼相場ですね。2週間たっても、基本は相場全体を見渡し、トレンドライン、レジスタンスやサポート、フィボナッチなどのテクニカルの基本をしっかりとみて、それにハーモニックパターンで根拠や優位性をつけ足してシナリオ作りをするということになります。

中長期的には米ドルを買うことを示唆したハーモニックパターンが居座っていますので、週明けのプライスアクションをしっかりと見ていきましょう!

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