テクニカル分析のおさらい:ピボットポイント, ハーモニックパターン, フィボナッチ

6月更新できなかったですが、ドル円や株式指数は、テクニカル的に、「やっぱり、そうくるよね?」というプライスアクションになっているようです。1カ月ぶりの更新となりますが、今月、特に来週からの動きがめちゃ気になります。ボラが出そうな気配もあるのですが、今の様子をシェアします。

テクニカル分析のおさらい:今一度ご確認を!

Technical analysis: Back to the basics!

ドル円:162.500円あたりがターゲット?

5 July 2024 USDJPY フィボナッチターゲットドル円は、特に変わりないです。赤のチャネルの下限と紫のチャネルの上限の間にいて、どっちつかずの状態。

短期的に、160円あたりまで下げてくる可能性もありますが、もう少し長い目で見ると、フィボナッチから見えるターゲットの162.500円あたりまで上昇する可能性も考慮。

そして、現時点では、164.717円まで上昇するというシナリオを引き続きオンにしています。つまり、円安継続ではないでしょうか?

EURUSDとDXY:ユーロドルの直近ターゲットは$1.08600あたり

1ヵ月のプライスアクションを見ていると、結局のところ行って来い。キーレベルの$1.07406が効いている格好ですが、直近では$1.08586あたりがターゲットになりそう。この辺りには今月のピボットポイントR1や、長期の移動平均線などが控えているので、結構なレジスタンスになりそうです。

DXY(ドルインデックス)は、引き続き、$104.035がキーレベル。1カ月経っても結局まだすべての窓を埋め切れてないので、反転上昇してきてもおかしくはないです。

クロス円:どれも、次のターゲットまでもう少し上昇?

前回シェアしたポン円は、長期足にいる買いのホワイトスワンで上昇し、キーレベルの207.779円が視野に入ってきています。

豪ドル円、ユーロ円、スイスフラン円、カナドル円ともに、結局は上昇。どれも、次のキーレベルを前にうろうろしている状態です。カナダドル円にはバタフライパターンが出ているのですが、おそらく、ターゲットの120.943円まで上昇しそうです。

クロス円のキーレベルをアップデートしておきますね。

ポンド円(GBPJPY):207.779円、200.697円、193.614円、184.047円。ユーロ円(EURJPY):167.469円、173.402円、179.335円。

スイスフラン円(CHFJPY):169.059円、179.606円。豪ドル円(AUDJPY):101.075円、103.580円、106.084円、109.841円。

カナダドル円(CADJPY):113.639円、117.291円、120.943円。

USDCADの$1.37312と$1.35712、USDCHFの$0.89253と$0.91231、AUDUSDの$0.67448

ドルスイスとUSDCADは、キーレベルの間でうろうろしている状態が続いているので、今後、どちらかをブレイクしてくれた方がわかりやすそうです。なお、AUDUSDは、キーレベルの$0.67448が迫っているので一旦プルバックするかに注目です。

シルバーの$29.488と$31.174、ゴールドの$2344.01と$2443.70

ゴールドは、前回と変わらず、濃紺のチャネルの上限をヒットして、下落後、再び上昇し、また抑えられている状況。

直近では、売りのバタフライがいますので、$2374あたりがレジスタンスになる可能性も。下は$2344.01がキーレベルで、このレベルがサポートになるかに注目です。

シルバーは、前回シェアした日足のブラックスワンが効いた格好なのですが、このパターンのPRZ(潜在的反転ゾーン)は、$32.861あたりでしたので、再度トライする可能性もあり。その前に$31.174がかなりのレジスタンスになるかもですね。

米国債・金利:ZB1とZT1

ZB1(長期債フューチャーズの価格チャート)では、引き続き、117.18あたりのキーレベルが効いている格好です。118.13、さらには118.24を超えてくるかに注目です。

ZT1(2年債フューチャーズ)の場合、現在居座るガートレーで上昇しています。

年ピボットポイントと、102.302がキーレベルですので、ここまで上昇してくるかに注目したいところです。

もし、このまま上昇継続であれば、ドル円がプルバックす可能性がありそうですので、プライスアクションに注目です。

US30とDAX:ガートレー、US500:ディープクラブ、NQ1の$20825.25

6月、ターゲットまでは上昇するというプライスアクションになった感じがあります。

特に、UK100は、月足と日足のチャートに売りのバタフライがいるので、5月から下げてきていたのですが、その動きが、どうもすんなりしない動きなのは確か。

やはり、再び上昇することを示唆していた感ありです。バタフライのPRZ(潜在的反転ゾーン)は8600あたりですが、以前シェアした8312あたりと8503が結構なレジスタンスになりそうです。7900台には窓も開いているので、転換した際の下落のスピードには注意したいところです。

そして、米国の株式指数で今気になるのは、ガートレーがいるDJI。6月24日にこのパターンが成立し、その後レンジになっています。

このまま高値更新失敗になるかどうかはわかりませんが、以前からシェアしていた$39818.26はかなりのレジスタンス。これを抜けた場合、$40120が次のレジスタンスになります。

いずれにしても、5月に高値圏で短期足のチャートで形成していたヘッドアンドショルダーズパターンは、効果を発揮した格好ですよね。その後、結構な勢いで下落し、現在の上昇には、あまり勢いがないというか、微妙なプライスアクションになっているようです。

仮にガートレーパターンが効いてしまうと、日足レベルでのヘッドアンドショルダーズパターントなることも考えられますね。

そのほか、US100のナスダックキャッシュの週足には売りのABCDパターンが居座っています。直近のレジスタンスは、$20388あたりになりそうです。フューチャーズのNQ1だと$20825.25が結構なレジスタンスになります。

US500は、確か以前シェアした$5560がキーレベル。売りのディープクラブが居座る環境が継続しているのですが、最低でも$5565あたりまで上昇してくれた方がわかりやすいです。

いずれにしても、今の時点では、売り目線の環境ではなさそうですよね。また、ディープクラブのPRZ(潜在的反転ゾーン)の上限は$5745。ここまでくると、フィボナッチから見えるターゲットも「ザ・伸び切りゾーン」に突入するので、目線の切り替えなどが必要そうです。

そして、もう1つ気になるのが、DAX。

DJIと同じく、ガートレーパターンが出ています。あと少しで、18654あたりに空いている窓を埋める格好になるので、ここまで来たら、一旦のプルバックがあるかもです。欧州からのニュースが何であれです。笑

テク株は、もう少し上昇してもおかしくないので、おそらくナスダックをけん引する可能性あり。NVDAが$169あたりまでぶっ飛ぶか?注目です。

6月は更新できませんでしたが、ふたを開けると、円安が継続したまま、かつ、米株式指数はターゲットを狙わずにはいられないので今狙っているという感じの環境です。

いずれにしても、6月のプライスアクションから見えてくるのは、以前シェアしていたテクニカル分析が効いていること。フィボナッチレベル、ピボットポイント、ボリバン、移動平均線がいい感じで仕事をしているようです。そして、キーレベルで、フィボナッチの集合体であるハーモニックパターンが出てきています。

なので、今週もう一度、マンスリーピボット、年ピボット、フィボナッチのレベルなどを見直しておくといいですね。

英国の総選挙も終わり、1つのメジャーイベント通過。今日はNFP。そして、明日6日には、新月を迎えます。週末と新月が重なっています。どちらかというと、NFPの短期の動きよりも、来週のプライスアクションの方が楽しみです。

また何かあったらアップデートしますね。

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