フィボナッチ88.6%と1.128%:US100、US30、EURUSD、JP225

今週のプライスアクションから見えてきたのは、トレンドラインやフィボナッチのキーレベルが機能していること。トレンドが出ているチャートもあるのですが、週明けにどうなるのか?ちょっと気になりますね。

フィボナッチ88.6%と1.128%はわかりやすい?

Fibonacci 88.6%, 1.128% in play

ドル円:シャークパターンとチャネル、そしてトライアングル?

USDJPY shark pattern Triangle 28 June 2025しばらくシェアしているように、ブリッシュなシャークパターンが居座る環境。チャネル、トレンドライン、超長期の移動平均線があるあたりでうろうろしてます。

今回は、直近高値2つをつないだトレンドラインをブルーで示していますが、これ、トライアングルになるのか?

だとすると、146.320円あたりまで、上昇してきてもおかしくないですよね。来週、ワンモアアップがあるかどうかを見た後のプライスアクションに注目です。このチャネルとトライアングルを下にブレイクすれば、シャークパターンのPRZ(潜在的反転ゾーン)がある136円台まで下げる可能性も十分あります。

DXY:$96.9820は、結構なキーレベルなので。

ドルインデックスは、先週と同じく、ブリッシュなブラックスワンが出してくれている「注意せよ」のメッセージが有効です。$95.067まで、落ちてくると、さらにわかりやすいですが、いずれにしても、値幅は、あとちょっと。先週と同じで、ここまで落ちてくると、ひっくり返りそうですので、注意したいところです。

USDCAD:まだ、ホワイトスワン居座っているんですよ

前々回の投稿と同じで、USDCADは、日足に居座る超長期の移動平均線とブリッシュなホワイトスワンが機能しています。これ、反転の初動の動きを形成している可能性がありますので、引き続き注目です。

GBPUSDとEURUSD:「ザ・伸び切りゾーン」三昧

前回と同じく、EURUSDとGBPUSDには、ベアリッシュなブラックスワンが居座っています。

DXYと同じで、もう少し動いた後、反転してもおかしくない「ザ・伸び切りゾーン」の中でのプライアクション継続中です。

画像中の濃いピンクのライン達は、フィボナッチから見える「ザ・伸び切りゾーン」のキーレベル。以前触れていた$1.17000あたりもクリアしてくれたので、さて、どうなるか?

ゴールド:フィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」に勝てず

ゴールドは、$3,299あたりの「ザ・伸び切りゾーン」が、機能していますよね。火曜日に、ここまで落ちて来て、金曜日には、これが、レジスタンスになるという、ロールリバーサルを展開しています。

現在、フューチャーズ、キャッシュなどのチャートには、ブリッシュなバタフライが出ていますが、短期的な反発に終わるかもです。PRZ(潜在的反転ゾーン)があるのは、$3,242。

どちらかというと、レジスタンスとして機能している強力な「ザ・伸び切りゾーン」をはじき出しているこのフィボナッチのキーレベルに従って、$3,200あたり、あるいは$3,134あたりまでプルバックしてもらえるとありがたいです。

ZB: 米国債と金利のプライアクション

こちらは、前回もシェアしていたT-bond(米長期国債先物)のZB。日足で出ていたシャークーパターンで、買いあがってきたあと、結構なレジスタンで、今度は、薄い水色のスリードライブパターン

金利の方を見ると、2年金利、10年金利ともに、ブリッシュなハーモニックパターン(バタフライとディープクラブ)が出ています。おそらく、これが、ドル円の下落を阻止している1つの要因かなという感じに見えますよね。ただし、国債は、ほんのちょっとだけ上に行ける可能性があるので、もう少し様子見です。

株式指数達:単なるプルバック?でしたね。

US500、US100、US30、UK100、DAX、JP225ともに、トレンドラインや、フィボナッチから見えるレジスタンスが、重要な役割を果たしてくれているのが明確です。実は、4月の時点で、唯一、踏ん張って、5月と6月のプライアクションを示唆していたハーモニックパターンがあります。

こちらは、UK100。このブリッシュなホワイトスワンで、上昇。DAXも、結果的に高値更新となっています。

つまり、米株式指数の方が出遅れていた感じですよね。で、結局、UK100やDAXに追いついて、高値更新してきたナスダックなどですが、今週の動きは、結構、際どいフィボナッチレベルでの動きになっています。

特に、DJIとフューチャーズのYM1は、高値更新できておらずという環境ですが、$44,107あたりまで来てもらえるとわかりやすいです。ここは、フィボナッチリトレースメント88.6%のレベルになります。

そして、同じように、フィボナッチの88.6%を狙っているように見えるのがJP225。すでに、フィボナッチリトレースメントの78.6%をヒットして、長期のボリンジャーバンドに抑えられて、金曜日を終えているのですが、フィボナッチの88.6%がある41,100円あたりまで、上昇してきてもおかしくないです。

ナスダックキャッシュやフューチャーズ、SP500キャッシュやフューチャーズのES1などには、3ドライブやブラックスワンなど、ベアリッシュなハーモニックパターンが連続して出てきています。特に、日足のボリンジャーバンドを上に超えている有様で、長期のボリンジャーバンドの2シグマも絡んできている様子を見ると、大丈夫?っていう感じになります。笑

GER30にも、ベアリッシュなブラックスワンがいるのですが、フィボナッチの88.6%まで上昇してもらってOKです。

前回シェアしたNVDAは、高値を更新してくれましたが、そのエリアが、フィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」。$168あたりまで上昇してもらって問題ないですが、すでに、「ザ・伸び切りゾーン」にいるので、気をつけたいところです。MSFTは、ラウンドナンバーの$500をヒットしてもらって構わないです。

フィボナッチの88.6%は、最後の砦にもなるんですが、フィボナッチの88.6%をクリアして、高値を更新してくる場合、まず最初の次のターゲットは、フィボナッチの1.128%になります。シャークパターンで使うフィボナッチレベルですが、結構、気をつけたい数値です。

つまり、高値あるいは安値を更新したように見せかけて、結果的に逆走するというプライアクションを見せる鬼のフィボナッチレベルです。例えば、ナスダックだと、$23,000あたりが、フィボナッチの1.128%がある場所になります。シャークパターンが出てきてもおかしくはないです。

ということで、米株式指数は、5月あたりからのレンジを上に抜けてくれて、爆走しているような感じです。あともう少し上げてくるシナリオはオンになります。センチメントがブリッシュなので、もう少し上昇してもらいましょう。

でも、逆に言うと、出遅れているJP225やDJIが一定のレジスタンスをヒットした時に、どうなるか?ドル円がトライアングルを形成するか?気になりますね。

前回と同じく、長期足の移動平均線、ボリンジャーバンド、フィボナッチが機能している環境で、「米ドルの動きに注意せよ」というメッセージが出たままなので、週明けのプライスアクションを待ちます。何かあればアップデートしますね。

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