今週のプライスアクションから見えてきたのは、トレンドラインやフィボナッチのキーレベルが機能していること。トレンドが出ているチャートもあるのですが、週明けにどうなるのか?ちょっと気になりますね。
長期足と短期足のフィボナッチがサポレジ
Fibonacci levels of short- and long-term charts in play
ドル円:シャークパターンが効く。それってフラクタル?
ドル円は、ここしばらくシェアしているように、長期足にブリッシュなシャークーパターンがいる環境継続中です。
今週は、
長期足のシャークパターンが居座る以上、147-148円あたりのターゲットまで上昇するというシナリオはオン。なお、短期的には、直近の波がすでに伸び切って「ザ・伸び切りゾーン」にいるので、145円から144円半ばあたりまでプルバックしてくる可能性あり。
以前シェアしたトレンドラインを上に抜けてきているので、このトレンドラインにプルバックして、押し目をつけ、チャネルの上限まで上昇となるのであれば、道のりは、少し長い感あり。逆に、このトレンドラインとチャネルを下にブレイクすれば、大きなシャークパターンのPRZ(潜在的反転ゾーン)がある136円台まで下げる可能性も十分あります。
DXY:まだ、ブラックスワン
前回と同じく、ブラックスワンが居座るのですが、今回は、チャネルを追加してみました。
このチャネルの上限で結構抑えられていたのですが、上にブレイクしかけているのか?微妙ですよね。逆に、チャネルの下限まで落ちてくるとなれば、ターゲットは、$95半ばあたりになります。ここまで来ると、ひっくり返りそうですので、やはり、注意したいところです。
USDCAD:ホワイトスワン居座る
USDCADは、前回と同じで、日足に居座る超長期の移動平均線とブリッシュなホワイトスワンが機能しています。
GBPUSDとEURUSD、そしてEURGBP:ブラックスワンですが。
が、上のほうにあるPRZ(潜在的反転ゾーン)は、フィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」のマックスレベルと重なってます。ここまで上昇すると、深いプルバックがありそうです。
ポンドドルで見ると、$1.3464はレジスタンス。ここで反転しかけているので、ちょっと注意ですよね。そして、EURGBP。こちらも0.8557あたりにある最強レジスタンスで、ブラックスワン。短期足ではベアリッシュなシャークーパターンが居座っていますので、EURの動きに注目です。
ゴールド:やっぱり、フィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」が効く
ゴールドは、$3,444あたりの「ザ・伸び切りゾーン」がレジスタンスになっています。「なんだかねぇ。」って感じなりますが、やはり、$3200あたりまでプルバックしてくるのでしょうか?
ZB: 米国債にも注目
前回シェアしていたT-bond(米長期国債先物)のZBは、日足で出ていたシャークーパターンで、買いあがってきていましたよね。その後、シェアしていた薄い水色のA・サイファーパターンにつかまってレンジになってしまいました。
ただし、金利の方を見ると、短期足と長期足で、方向性が異なるハーモニックパターンが出ているものもあり、ちょっと厄介な状況です。ですが、いずれ、どちらかに弾けるので、もう少し様子見です。
米株式指数:単なるプルバック?
以前からシェアしているトレンドラインや、フィボナッチから見えるレジスタンスが、とても重要な役割を果たしてくれているのが明確です。
NDQの方も、年足ピボットポイントR1がレジスタンスになっていて、ブラックスワンが出ている環境、かつ怪獣の頭のようなダイアゴナルな形になってます。ワンモアアップがある場合、ターゲットは、NDQが$22,269.07あたり。
そして、US500のレジスタンス。ベアにとって、重要になるのは、US500が、$6057、ES1のフューチャーズでは、$6,070あたり。すでにこちらもベアリッシュな3ドライブパターンが出ていますので、どうなることやら。
YM1は、キーレベルの$42,975で、何度も跳ね返されているのがわかります。再びワンモアアップで、$43,404を狙ってくるのか?金曜日は、一旦、短期足で、ベアリッシュなホワイトスワンに止められていますが、週明けどうなるか?
なお、UK100のキーレベルは、£8,756.62。UK100にはブリッシュな3ドライブパターンがいます。DAXは、£23,652.64で、こちらもブリッシュなネンスターパターンが居座っています。
そして、JP225にもブリッシュなバットパターンがいるので、39,990円あたりまで、上昇してくる可能性があります。
ワンモアアップしてくれて問題ないですが、気になりますよね。
短期的にナスダックやダウが上昇してきても、上ひげの長いひげが出て、逆走しそうな不気味な様相です。ユーロ、ゴールド、そして、年足ピボットに引っかかっている原油の高値掴みのリスクも気になるところ。
米国株式指数、ドル円、テク株や金融株など個別銘柄は、長期足の波ではじき出した値幅の広いフィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」の中にいて、その中で形成している短期足の波を使ったフィボナッチのキーレベルをこなしているようなプライスアクションになっています。
移動平均線やボリンジャーバンドなど、他のテクニカル分析ツールと同じく、長期足のフィボナッチの方に優位性があるとすれば、株式指数は、もう伸び切っていて、行き詰った場所で、上下しているという目線にもなります。
言い換えると、長期のフィボナッチのキーレベルと、短期足のフィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」が重なる場所まで来ると、逆走しやすくなります。この動きが、明確に出ているがナスダックかもです。
引き続き、ハーモニックパターンが「米ドルの動きに注意せよ」というメッセージを出したままなので、週明けのプライスアクションに注目です。何かあればアップデートしますね。