水曜日のドン下げから再び上昇している米株式指数のほか、ユーロやポンドも上昇していますが、興味深いレベルにいます。キーレベルとピボットポイントが効いているチャート達の今の様子をサクッとシェアします。
キーレベルとピボットポイントが効いているチャート達
VIX’s spike is interesting. Keep watching BOTZ and Magnificent 7!
ドル円:141.513円を少し下抜けてもやはり問題なし
ドル円は、141.513円がキーレベル。140円を少し下に抜けて139円あたりをつけても問題ないです。
引き続き、今のドル円で見えているのは、11月13日につけた高値からの下落の動きを使ったフィボナッチエクステンションの「ザ・伸び切りゾーン」のレベルにいること。
この「ザ・伸び切りゾーン」と合わせて、139円半ばあたりには、安値に対するフィボナッチリトル50%も重なっています。先週と同じく、下側のブルーのボックスがターゲットになるというシナリオになります。
DXY(ドルインデックス):ワンモアダウンを待ってます。
DXYは、FOMCでワンモアダウンしてからうろうろしていましたが、ターゲットにあげていた$101あたりに到達。ですが、$100.230あたりまでスパッと落ちてくれた方がわかりやすいです。
このレベルを突き抜けると、$98.903のキーレベルが視野に入ってきますが、その後は、続落とはならない可能性があるので、週明けのプライスアクションを見ていきます。
USDCHFとUSDCAD:バタフライパターンとサポート
先週、シェアしていた USDCHFとUSDCADには、買いのバタフライパターンが登場していましたが、現在でも居座っているのはUSDCHFの方になります。
USDCADの方は、バタフライパターンのPRZ(潜在的反転ゾーン)と、キーレベルの$1.33074を下に突き抜けていますが、問題なし。キーレベルの上に戻ってきて押し目をつけたら、話が変わってブリッシュなプライスアクションになるというシナリオになります。
特にUSDCHFのチャートできれいに見えているのは、ABC調整波の可能性。3-3-5という波で形成する調整波であれば、サポートやフィボナッチのキーレベルで止まった後は、反転して来る可能性があります。言い換えれば、米ドル買いという動きになります。
AUDUSD:キーレベルとブラックスワン
USDCHFとUSDCADと似たような局面にいるのがAUDUSD。キーレベルの手前でブラックスワンが出ています。
このキーレベルは、今年、2回ヒットして落とされた結構なレベルですが、安値を更新してくる下落トレンドになるかというよりは、現時点では、ジグザグという形で、落ちてくるシナリオを優先中。
いずれにしても、USDCHFとUSDCADと同じく、中期的には米ドルが買われることを示唆しているので、気をつけたいですよね。
クロス円:キーレベルとピボットポイントが効いているチャート達
クロス円は、今年の年ピボットポイントからなるキーレベルが効いているチャートですので、価格帯に必ずラインを引いておくとよいです。
クロス円の2023年の年ピボットポイントレベルで見えるキーレベル。
CHFJPY(スイスフラン円):154.249円、160.507円、166.765円、174.443円。
CADJPY(カナダドル円):103.643円、108.451円、114.292円、120.133円。
GBPJPY(ポンド円):176.965円、183.106円、188.605円、194.105円。
EURJPY(ユーロ円):151.019円、156.363円、161.708円、168.368円。
AUDJPY(豪ドル円):93.940円、98.469円、103.019円。
ゴールド、シルバー:$2057.73と$22.806
ゴールドは、$2057.73がキーレベル。上に突き抜けたのですが、一旦抑えられていますね。$2100まで上昇しても問題ないです。プルバックがあれば、まずは、$2057.73がキーレベルで、サポートとして機能するか?
次のメジャーなキーレベルは、$1946.97と$1836.22になります。
シルバーは、プルバックのターゲット候補であった$22.806に到達後、結局、どっちつかずの場所にいるので、もう少し様子見。下は、$18.680か、$20.742、上は$25.438がキーレベル。
米国債(ZB1、ZN1):Here we are? キーレベル到達でうろうろ
右下がりの緑の長期チャネルを上に突っ切った後、次のメジャーなキーレベルに到達したT-BOND。
すでに、フィボナッチエクステンションの「ザ・伸び切りゾーン」にいたのと、現在いる場所は、高値に対するフィボナッチリトレースメントの61.8%の地点。
この微妙なレベルで日足で上ひげの長いDOJIのローソク足になっていますね。先週と同じく、シャークパターンがいたので、無理に買い上げるのはリスクありという警告は出ている感あり。半値戻しと緑の長期チャネルの下にもぐれば、また、話は変わります。
DJI、NDQ、SPX:窓埋め完了。SPXはトライアングルからのスラスト?
DJI(ダウ)、SPX、NDQ全てのインデックスが窓を埋めて上昇。今週は、水曜日にドン下げしたのですが、金曜日にかけてじりじりと上昇。まだ、ブリッシュなセンチメントが強いです。
US100では、キーレベルの$16832.12がレジスタンスとして効いているほか、US30では、$37213.27がサポートになるかならないかという場面で週末を迎えました。
まだまだブリッシュなセンチメントなのであれば、ダウは$37900あたり、SP500のキャッシュUS500は$4790、ナスダックキャッシュのUS100は$16900までワンモアアップがあっても問題ないです。
なお、SPXは、コントラクティングトライアングルを形成しているシナリオをシェアしていましたが、トライアングルにならずに上に吹き上げた後、また戻ってきてうろうろです。週明けのプライスアクションを見ていきます。
AAPL、MSFT、GOOGLなどの’Magnificent 7’:フィボレベルのヒット待ち
週明け、引き続き注目したいのは、アップルやマイクロソフトなどのテクの大御所7株からなる「Magnificent 7(マグニフィセント7」のチャート達。
特に、APPLは、今出ているガートレーでどこまで反発するかを見ていきますが、14日のDOJIのローソク足が終焉を示唆しているのであれば、反発して止まった後の動きに注目です。
GOOGLのキーレベルは、$131.17ですが、$143.77をヒットしてくれた方がわかりやすいかもです。
MSFTは、$376.32がレジスタンス。同じく、$386.23まで吹き上げるかどうかに注目ですが、ここまでくるとファイナルムーブになる可能性も出てきそうです。NVDAのキーレベルは$484.05ですが、吹き上げてくるのであれば、$506.98がターゲット。
こちらはMETA。ブラックスワンが出たところで、週末を迎えています。
Magnifit 7がプルバックを始めるとSPXやNDQも下げてくるのですが、ワンモアアップがあってもおかしくないセンチメントですので、この後のプライスアクションに注目していきましょう。
なお、VIXは、$10.13あたりに空いている窓をまだ埋めてない状況。。。。埋めた後は、Snap Back (突然の跳ね返り)というシナリオです。
そして、GER40、DAX、UK100はフィボナッチや年ピボットポイントできちんと反応していたのですが、また上昇中。
GER40にはブリッシュなガートレーとブラックスワンが出ているので、高値まで再びトライの動きがあるというシナリオになります。
今週末はクリスマス休暇のため、市場参加者が少ないのかもしれませんが、Something is odd.(何かがおかしい)という感じの環境に見えます。年末まで、ブリッシュなセンチメントが続く可能性ももちろんあります。
なお、年が変わる前に、今年のピボットポイントをしっかりと引いておきましょう。年が明けると年ピボットポイントのレベルは変わりますが、今年のピボットポイントは、今後、市場が意識する重要なサポレジになります。
また何かあればアップデートしますね。